【結論と今後の課題🔥】『Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework』:IMF Working Paper No.15🌟
卒業論文を書き終えて💛
何事もアウトプット前提の
インプットが大事であると
noteで毎日発信してきました📢
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
先行研究を一概に読んだとしても
記憶に残っていなかったり大切な観点を
忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞っていたでしょう💦
なお、この投稿では収益化をすることはなく
先行研究などのコンテンツを正しく引用し
適切な発信ができるように努めます📝
私の卒論執筆への軌跡を
どうぞ最後までご愛読ください📖
今回の参考文献🔥
今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
前回のお復習い📝
Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg
; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
要点整理のために、一部割愛させて
いただいた箇所がございますが
全文にご興味のある際は
ぜひ該当リンクからご確認ください📝
ここで一度、ここまで登場した
モデルの式をお復習いします✨
$$
\\Interest rate Reaction Function\\ of the Central Bank\\ \\
i^T =\bar{i}+\alpha(\pi-\pi^T)+\delta\hat{y}+\chi\Upsilon \cdots(1)\\ \\\\
\Upsilon=\eta\Delta s +(1-\eta)(s-s^T)\cdots (2)\\\therefore ρ_s = α_s = δ_s = 0 \\ \\ \\log(\frac{F}{L})=log(\frac{\bar{F}}{L})-\omega log(\frac{S^T}{S})-ϑ log(\frac{S_{-1}}{S})\cdots(3)\\ \\
i=i_t^T \cdots (4)\\ \\i^T=\rho i_{-1}^T+(1-\rho)(\bar{i}+\alpha(\pi-\pi^T)+\delta\hat{y}+\chi\Upsilon )\cdots(5)\\ \\s^T=\rho s^T_{-1}+(1-\rho)(\bar{s}-\alpha_s(\pi-\pi^T)-\delta_s\hat{y})\\ \\exp(i) = exp(i^∗) \frac{S_{+1}} {S} + Ω_O( \frac{F}{ P} ), Ω^′_ O(F/P) > 0 \cdots (6)\\ \\exp(j) = exp(i^∗) \frac{S_{+1}}{ S} + Ω_L \cdots (7) \\ = exp(i) + Ω_L − Ω_O( \frac{F}{ P} )\\ \\
P C − L = − exp(j_{−1})L_{−1} + Π − Ψ(L/P)\\ \\ Ψ^ ′ (L/P) > 0, Ψ^{′′}(L/P) > 0\cdots (8)\\ \\
\frac{λ} {λ_{+1}} (1 − ϱ (L/P)) = β exp(j) \cdots (9)\\ \\ P λ = U^ ′ (C)
$$
VII.Conclusions
IT(インフレーション・ターゲット政策)とさまざまな為替レートを組み合わせた制度のモデル化、およびそのような組み合わせを可能にするメカニズムの管理は、多くの中央銀行や機関にとって重要な問題です。
「純粋な」IT政策とは異なり、これらのハイブリッド体制(hybrid regimes)の枠組みの分析はまだ確立されておらず、標準的な分析によるアプローチは、新興国や発展途上国の政策の現実には不適切であるように思われます。
一般に、何らかの形式のITと何らかの為替レート管理が共存することは、少なくとも非公式にはですが、多くの国で共通の現象です。
たとえば、固定為替レートまたは強力に管理された為替レート(fixed or strongly managed exchange rate)を採用している国では、より柔軟な為替レート制度(more flexible exchange rate regime)への移行中であり、短期金利(short-term interest rates)を制御することによってインフレ目標の要素を導入しています。
さまざまな形の介入(例えば、流入の阻止)によって過度の為替レートの変動を制御しようとする人もいます。
また、為替レートとインフレ帯に関して2つの明確な中間目標を認識している人さえいます。
この先行研究は、そのような経済における金融政策をモデル化するための枠組みを提供しています。
このフレームワークは、非公式的な為替レートの回廊(informal exchange rate corridors,)、ペッグまたはクローリング為替レートに対するハイブリッドIT体制をモデル化し、それらを純粋な変動相場制と比較するのに役立ちます。
これは、標準金利ルールと並行して独立した手段として機能する為替介入ルール(FX intervention rule)が特徴です。
両方のルールを機能させるにはバランスシート効果が必要であり、私たちの枠組みでは、それらは単純な金融セクターと内生的な金利(endogenous interest rate)プレミアム(スプレッド)を通じて導入されます。
この先行研究の筆者は、さまざまな方向への有用な拡張の準備となると信じています。
まず、介入メカニズムをミクロな基盤(micro-foundations)に拡張することで、より多くの分析作業を行うことができ、それによって分析の学術的な厳密性を強化することができます。
私たちの付録では、注目に値すると思われる2つのそのような方法を示しています。
たとえば、金利プレミアムをポートフォリオ配分の関数にする際にポートフォリオ選択理論を使用することは、幅広い用途でポートフォリオ効果を導入する特に魅力的な方法です
もう一つの方法として、銀行のミクロな行動(the micro behavior of banks)に関する経験的文献は、特に銀行が外国為替市場の唯一または主要な参加者である場合に、内生金利プレミアムの創出における銀行の生産/コスト関数の役割を実証する可能性があります。
第2に、介入ルールと金利ルール(intervention and interest rate rules)の使用を研究するために、正式な厚生分析(formal welfare analysis)を適用できる可能性があります。
私たちの論文におけるセクション6で実施したシミュレーションは、政策とショックの特定の組み合わせによって暗示される主な変数の2次モーメントを定量化することによって、この方向への試みを示しています。
厚生効果(welfare effects)の正式な研究では、手段のルールではなくターゲットの観点から分析を再構築することもできます。
最後に、私たちのアプローチの利点は、中央銀行の行動(behavior of central banks)を経験的に研究するために使用できることです。
私たちのアプローチは、特別なケースとして、クロールペッグ、ソフト(つまり法的強制力のない)為替レートコリドー、さらには逆風介入(leaning-against-the-wind interventions)を伴う管理フロートなど、最も一般的な為替レート制度を網羅しています。
モデルを特定の国のデータに合わせて調整することで、さまざまな政策の効果を研究したり、特定のショックに対抗するために必要な各手段の強度を測定したりすることが可能になるのです。
本日の解説は、ここまでとします💛
このような歴史や先行研究をしっかり
理解した上で、卒業論文執筆に
取り組んでいけたことが、結果として
「優秀論文」に繋がりました✨
読み終えた先行研究📚
『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003
『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004
Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada (b)
『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』
Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003
私の研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって為替レートが
変化するとその影響は
私たちの生活に大きく影響します。
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています💛
そして何よりこの卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となり
良い形で書き終えることができたので
とても充実した気持ちです🔥
本日の解説は、以上とします📝
今後も経済学理論集ならびに社会課題に
対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
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あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
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