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【重要マクロ経済変数🌟】今週の為替レート、長期金利、株価向の考察📊:日経新聞解説📰 2023/09/05

日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

〈為替〉円、対ドルで下値模索(This Week)

 今週の外国為替市場で、円は対ドルで下値を模索する展開か。日米金利差は拡大した状態が続いており、円売り・ドル買いを手がける投資家が多い。
政府の口先介入のレベルも高まっておらず、じりじりと円安が進む展開となる可能性がある。

 前週の円相場は米雇用統計を受け、一時144円40銭台まで円高が進んだ。しかしこの流れは続かず、結局146円台で取引を終えた。

 米連邦準備理事会(FRB)が当面高い政策金利を維持する一方、日銀がさらなる政策修正に踏み切るのは来春以降との見方が市場では多い。
「円を売ってドルを買う取引の魅力は変わっていない」(クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司シニア・アドバイザー)
 鈴木俊一財務相は1日、為替相場について「急激な変動は望ましくない」と言及した。
従来の発言を踏襲する範囲にとどめており、市場では円買い介入への警戒は高まっていない。

2023/09/04 日本経済新聞 朝刊13ページ


〈金利〉米10年物、上昇余地は限定(This Week)

 今週の米債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは4%台前半でもみ合う展開か。利上げ下でも米経済が堅調で長期金利は高水準を維持している。一方、米雇用情勢は軟化の兆しを見せており、長期金利の上昇余地は限られるとの見方が多い。

 前週の長期金利は4.18%前後で取引を終えた。一時は4.1%未満まで下がる場面があったものの、製造業の景況感の改善などを受けて上昇に転じた。

 1日発表の8月の米雇用統計では失業率が上がるなど、雇用の逼迫は解消に向かいつつある。
みずほ証券の上家秀裕シニア債券ストラテジストは「米連邦準備理事会(FRB)が引き締めを長期化する可能性は下がり、長期金利が上昇を続ける展開は想定しにくい」と指摘する。

 日本の長期金利は0.6%台での推移か。5日に10年物国債の入札があり、値動きが大きくなる可能性がある。

2023/09/04 日本経済新聞 朝刊 13ページ

〈株式〉日米の相場、強含みか(This Week)

 今週の日米の株式相場は強含みか。8月の米雇用統計は労働市場の過熱感緩和を示唆し、米利上げ停止への期待感が高まった。堅調な地合いが続くとみられる。

 9月19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、9日から参加者が対外発信を控えるブラックアウト期間に入る。
7日のニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁など連銀総裁の講演予定が多く注目が集まる。みずほ証券の小林俊介氏は「インフレ加速を示す経済指標も少なく、追加利上げを示唆する発言は控えられる」とみる。

 経済指標では6日に8月米ISM非製造業景況感指数の発表があり、市場予想は前月比0.3ポイント低下の52.4。非製造業でも景気の軟化がみられるかが焦点だ。

 東京市場では8日に株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)の算出がある。日経平均株価の3万3000円近辺ではSQをにらんだ売買も増えそうだ。

2023/09/04 日本経済新聞 朝刊13ページ

〈商品〉原油、需給逼迫感を意識(This Week)

 今週の原油相場は堅調か。産油国の減産を背景に原油需給の逼迫感が意識されている。

 前週はニューヨーク原油先物が1バレル86ドル台まで上昇し昨年11月以来の高値を付けた。
ロシアが8月31日、石油輸出国機構(OPEC)プラスと、さらなる原油輸出削減で合意したと伝わった。ロシアは9月の原油輸出量の削減の方針を既に決めており、10月以降も輸出減少が続くとの見方が買いを誘った。

 ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「ロシアと足並みをそろえるサウジアラビアも日量100万バレルの自主減産を10月も延長する見込み」とし、強い地合いが続くとの見通しを示す。

 今週は原油の主要消費国である中国の景気指標も相次ぐ。5日公表の8月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)や7日の8月の貿易収支で中国景気の低調さが確認されると、相場の上値を抑える可能性がある。

2023/09/04 日本経済新聞 朝刊 13ページ

景気・物価・為替と金利の関係🌟

金利は、主に貸付資金市場における需要と供給のバランスをもとに決まっています

もし供給されるお金の量(M)が一定であれば、資金を借りたい人、すなわち資金需要者が多いときには、金利(i)は上がり、その反対のケースであれば、金利は下がります

また貸付資金市場における資金需要/供給が変化する要因には主として景気・物価・為替相場があげられます📝

金利と密接な3つの要因

私たちがお金を預けたり、お金を借りたりする際の金利は、各銀行が自由に決めています

その決定のもとになる「需給バランス」が変化する要因が3つ挙げられますので、解説していきたいと思います

①「景気動向」による金利変化

景気がよくなるとき(好況時)は、消費者の購買意欲が増します👍
景気とともに個人消費(C)が増大すれば、企業はよりものを多く生産し設備に投資(I)する意欲が増加することが見込まれます👏

これらによって、一般的に投資のための資金調達として資金需要が高まることが見込まれますね
したがって、貸付資金市場において資金需要が資金供給を上回るため、金利が上がると考えられます🆙

反対のケースとして、不景気とともに個人消費が減退すれば、企業はものの生産を控え、このため資金需要が低下します
この結果、貸付資金市場において需要が供給を下回りますので、金利は下がると考えられます

②「物価」による金利変化

一般的に物価の上昇によって、金利の上昇が見込まれると経済学の理論では考えられます
すなわち、物価の上昇が起こるとき(=インフレーション)は、お金の価値が下がっている状態であると言えます📝

このようなインフレ期において、消費者はお金を持つよりも物を持つほうが価値を見いだせるため、購買意欲が高まると考えられます

このような経済学的行動から貸付資金市場において資金需要が高まる一方で、貯蓄など資金の供給は減少してしまいます
この結果、金利が上がると考えられるのです👍

金融政策も一般に物価上昇時には、引き締め(=金利上昇)に動きます

反対のケースを想定すれば、景気後退期になり、消費者が購買行動を控え、物価がデフレ状態になると、金利は下がると考えられますね

③「為替相場」による金利変化

為替相場の変動により金利にも影響がでるという波及経路があります

例えば、将来的に円安ドル高が予想される場合、ドルで預金したり資産運用をしたりする人が増加します💵

その一方で、円建ての預金の解約や金融商品の売却が増加すれば、円の資金供給は減少するので、円金利は上昇すると考えられるのです👍

本日の解説はここまでといたします

経済学部を卒業する以上、周囲よりも
金利や為替レートといった
経済のファンダメンタルズについて正しく
理解しておかなくては、経済学部での
知識習得は意味がありません🥲

経済の仕組みや重要な変数の動向を
正しく理解することができれば
きっとビジネスでも活用できる
チャンスが増えると思います

何より金融リテラシーが求められる
時代ですから、このような取り組みは
将来に繋がると信じています

本日の解説は、以上とします📝
このような経済のファンダメンタルズの動きを理解できれば、もっと世の中への知見を深めることができるのでしょう

ぜひ、これらの知見をベースとして
実際の世の中の経済動向に当てはめて考えていくという応用を効かせ経済の仕組みを基礎的モデルからご理解されることを推奨いたします💗

一緒に毎日インプットする習慣を身につけて、アウトプットの機会をたくさん創出できるように取り組んでいきましょう

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付録:私の卒論研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

こちらのマガジンにて
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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考え方の引き出しが増えた!
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大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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