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【今が転換期!📊】各国の中央銀行の金融政策運営とそれを取り巻く経済状勢への理解:日経新聞解説🌟 2023/08/07

日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

インフレ抑制、世界で転機 政策金利が物価上昇率逆転 利上げペース43年ぶり

世界のインフレ対策の転機が近づいている。新興国では政策金利の引き下げが始まったほか、米欧では今秋の利上げ打ち止め観測が強まる。昨年からの急ピッチな利上げで平均政策金利は約3年半ぶりに物価上昇率を逆転した。インフレ抑制の兆しが見えてきた。

 ブラジル中央銀行は2日、3年ぶりの利下げを決めた。一時12%超に達していたインフレ率は足元で23年の中銀による物価目標の中心値(3.25%)を下回った。ベトナム中銀も春以降、一部の主要金利を引き下げている。インドネシアやフィリピンの中銀は金利を据え置いている。

 米国、欧州の中銀も利上げの最終段階との認識で、次回9月会合での利上げ見送りの可能性を示唆している。米国の6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は3.0%と22年6月(9.1%)から3分の1まで低下。ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)も7月に5.3%と、ピークの22年10月から半減している。

 日本も6月のCPI(生鮮食品除く)上昇率は3.3%と、4.2%に達した23年1月からは落ち着きつつある。日銀は7月に長期金利の上限を事実上1%に広げたが、マイナス金利撤廃は「まだだいぶ距離がある」(植田和男総裁)とする。

 インフレ鈍化は資源や食糧価格の高騰一服の影響が大きい。原油価格は一時、昨年6月のピークから半値、小麦価格もロシアのウクライナ侵攻直後の史上最高値と比べ半値以下まで下がった。

 そこに昨年からの急速な利上げが重なった。SMBC日興証券によると、世界の政策金利からCPIの上昇率を差し引いた数字は6月、3年8カ月ぶりにプラスに転じた。高金利が物価上昇率を上回り、経済を冷やし始めたことを示す。

 国際決済銀行(BIS)によると、米国や英国など比較可能な主要9カ国の政策金利(平均値)は23年6月までの1年半で3.38%上昇した。同じ期間でこれほど急速に金利が上がったのは1980年以来43年ぶり。80年といえば、米国では10%以上の勢いでインフレが進み、米連邦準備理事会(FRB)が急激な利上げに動いた時期だ。

 景気と金融の安定では課題を残す。国際通貨基金(IMF)は7月、長期的な金融引き締めなどによって、23年、24年の世界経済の成長率は3.0%と、00~19年平均の3.8%を大きく下回る予想を発表した。
利上げで短期の調達金利が急騰する一方、運用が長期固定のため「逆ざや」に陥った米地銀が破綻するなど金融不安も招いた。

 80年代、米国では2度の深刻な景気後退期を経てインフレが収まった。
インフレが沈静化し景気の軟着陸も可能との見方が市場では多いが、波乱の芽は残っていそうだ。

2023/08/07 日本経済新聞 朝刊 1ページ

記事に対するコメント📝

本日の日本経済新聞1面の記事は、大学で経済学を学ぶ者にとって、かなり有意義な内容であると感じました

世界経済の物価・インフレ動向を包括的に
理解できる内容
であるように思います

簡単に要点を整理いたしますと、新興国では政策金利の引き下げが始まっています

また、米欧では今秋の利上げ打ち止め観測が
強まる見込みであるとされています

その背景としてあるのが、インフレ鈍化です
これは、資源や食糧価格の高騰一服の影響が
大きいと見られています

原油価格は一時、昨年6月のピークから半値、小麦価格もロシアのウクライナ侵攻直後の史上最高値と比べ半値以下まで下がったのです

以前として、景気と金融の安定では課題が残っている状況にあります

長期的な金融引き締めなどによって
23年、24年の世界経済の成長率は3.0%と、00~19年平均の3.8%を大きく下回る予想が発表されました

利上げで短期の調達金利が急騰する一方運用が長期固定のため「逆ざや」に陥った米地銀が
破綻するなど金融不安も招いたことも事実です

これは、マクロ経済政策における動学的非整合性の問題のひとつと言えるのではないでしょうか?😅

インフレが沈静化し景気の軟着陸も可能との
見方が市場では多いとされていますが
波乱の芽は残っているという懸念を忘れてはならないのです🥺

プラスワントピック:各国の中央銀行について📚

今回の記事に登場した国家の中央銀行に
ついて、HPなどをご紹介しながら

当局の金融政策運営の動向を確認していくことにしましょう💖

まず、ブラジル中央銀行は2日、3年ぶりの利下げを決めました

南アメリカ大陸の主要国であるブラジルですが、まだまだ成長の余地があると言われつつ、経済の安定化には苦戦しているような印象が強いです

金融サイドの安定感や信憑性が高まれば、きっとより高度な発展ができるように思いますね

ベトナム中銀も春以降、一部の主要金利を引き下げています

同じアジア圏に位置する、インドネシアやフィリピンの中銀は金利を据え置いているそうです

米国、ならびに欧州の中銀も利上げの最終段階との認識されているようです👍

このような動向の中で、日本経済ならびに日本銀行、政府はどのように物価や景気の安定を図っていくのでしょうか?

世界経済の動向をより大きく受けている日本にとって、為替レートの役割は非常に大きいのではないかと個人的に考えています

金利と為替の関係、期待インフレと為替の関係など、しっかり基礎を理解して知見を深めていきたいです🌟

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まとめさせていただいてますが
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