無題のプレゼンテーション

広告代理店から戦略コンサルに転職した理由

明日転職します。自分のために転職理由を残します。
会社名出さなければnoteにまとめても良いと思い。笑

転職理由は3つです。

①日系企業を経験したから次は外資系企業を経験したかった。
錯覚資産を手に入れたかったから。
エンドユーザー同士が直接つながる時代が来ると思ったから。

抽象的に言うと下記です。

①異なる環境で仕事をしてみたかったから。
キャリアに箔をつけたかったから。
成長産業に身を置きたかったから。

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①日系企業を経験したから次は外資系企業を経験したかった(異なる環境で仕事をしてみたかったから)。

これは言葉のままの意味です。
起業やフリーランスが珍しくなくなった今、将来自分が組織を率いる側に立つこともあると思います。その際に複数の文化の企業に身を置いた経験は、自分の組織文化を形成する際に貴重だと思いました。

ただ、もちろん単に日系企業に在籍したという事実だけでは何も意味はありません。自分なりに”日系企業とは○○だ!”という答えを持っていないと将来何の役にも立たないと思っています。

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そして私は日系企業に丸4年在籍して自分なりの答えを出しました。それは

日系企業とは陰口が原動力だ!

です。
では、説明します。

まず人が仕事をするのは大きく以下の2つ目的があるからです。

①お金のため
②やりがいのため

日系企業は私が在籍していた企業以外も含め、仕事で成果を出そうと怠けようと給料は残業代次第です。
その残業も今は働き方改革で頭打ちになっています。
結論、論理的に考えてお金のために働くならば日系企業は選択すべきでは無いです。

もちろん、副業をするなら話は別です。ただ私の会社は副業禁止だったのでその域ではありませんでした。

また、やりがいを求める場合、自分の仕事内容が企業の成果と乖離していない企業ならばあり得ますが、大企業の場合乖離が激しいのでこれも成り立ちません。

具体的には、
”自動車の製造を通じて人の移動を活発にし、世界の経済を活発にしたい!”
と思いトヨタに入社したとしても、実際の仕事は部品の一つであるネジの仕入れで終わることもしばしばです。
ネジの仕入れがこの人のやりがいに直結するでしょうか?

僕の場合、
日本に流れる情報の取捨選択を自分が担いたい
と思い広告代理店に入社しましたが、結局情報の取捨選択に関わることは一度も無く、広告1つ作るにしても何十個にも分割された仕事の内の一個を任されただけで終わりました。

長くなりましたが、
結論、論理的に考えてやりがいのために働くならば日系企業は選択すべきでは無いです。
(ただし大手に限るかも)

結論以上二点により、知らずに日系企業に入社してしまうのは仕方ないにしても、この事実に気付いたら普通は会社を辞める、少なくとも窓際族を目指すと思うのです。
論理的に・・・

しかし!
僕のいた日系企業は、この転職が当たり前のご時世に平均勤続年数14年で多くの社員は長時間労働をこなしていました。

私はこの矛盾が全く理解できませんでした。

そこで私はこの矛盾に対する答えが見つかった時に会社を辞めようと決め、日々この矛盾の答えを探していました。

そしてついに、私は私なりの答えを見つけました!
その答えは、、、

みんな陰口を叩かれるのが怖いから仕事を頑張っている。

です。

日系企業は会社内の人間関係がとても密です。
私のいた会社も入社時から班員制度や新入社員富士登山など同期が強い絆で結ばれる制度がありました。
先輩は質問をすると何でも教えてくれるし、後輩はご飯に誘うと絶対に付いて来てくれます。

そして他部署から人が異動してくるとなると、異動前にどんな人が来るのかという話で部署は持ちきりになったりします。

ここまでは組織として素晴らしいのかもしれませんが、問題は社員同士の主な会話の内容です。

その主な会話内容とは”仕事の愚痴”でした。

そして仕事の愚痴とは往々にして「あの社員つかえね~」という話でした。
この「あの社員つかえね~」という話を皆がしているのです。互いに。
特に喫煙所は凄かったです。笑

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つまり日系企業の社員はもし自分が仕事が出来なかったら陰口を叩かれることを無意識の内に認識しているのです。

では何をしたら”仕事ができる”というレッテルを貼ってもらえ、周りから陰口を叩かれないのでしょうか?
先にも言った通り、日系企業の仕事は細分化されていて互いに互いが何をしているか謎、おまけに定量的に評価しにくいので成果で仕事が出来る出来ないの判断をするのが難しいのです。

となると何で仕事が出来るか判断するのか、、、それは

労働時間

です!笑

つまり陰口を叩かれたくないから長時間労働をする、長時間労働をすると転職を考える余裕が無くなるので勤続年数が長くなる。そして細分化された仕事の一部を長年やって年を取ると転職市場での価値が低くなって転職出来なくなる。

結果、みんな会社は辞めずに長時間労働をし続けるので、冒頭で言った通り

日系企業は陰口が原動力となり皆頑張り続ける

のです。

私は昔から自分が他人になんて思われようが気にならないタイプだったので、この答えに辿り着くまでに丸4年かかってしまいました。笑


②錯覚資産を手に入れたかったから(キャリアに箔をつけたかったから)。

錯覚資産とは
”人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている”

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という本で説明されている言葉なのですが、錯覚資産とは

実力以上に自分を”凄い”と思わせられれば人生はイージーモード、そのために他人に”凄い”と思わせさせられるイメージを植え付けられるもの

です。

例えば学歴や役職や資格を指します。もちろん社歴もです。

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結局、人生そこそこ成功する人の多くは
いい大学を出て、いい会社に行って、いい役職に就く人です。

逆にこの錯覚資産の獲得レースから一度でも脱落してしまうと、もう一度レースに復帰するのは至難の業なのが日本の現実です。
大成功する人はこのレースと真逆を走り抜けた人な気もしますが・・・まぁこの議論は賛否両論なので置いといて。

僕のいた広告代理店の人の転職先として最近最も多いのがベンチャー企業の広報やマーケです。
やりがいを求めてそれらに転職する人を否定はしませんが、役職持ちでも無いとキャリア的にはダウンです。
それだとその次の転職がハードモードになってしまうのが現実だと思っています。要は次の転職の選択肢が減ってしまうのです。

会社名は明かしませんが、僕は(恐らく)イメージ的にも、そして給料的にもアップしました。結論、そのレベルの会社を選んだ理由は単純で転職のその次のステップの選択肢を残しておきたかったからです。


③エンドユーザー同士が直接つながる時代が来ると思ったから(成長産業に身を置きたかったから)。

仮想通貨バブルが弾けたときにビットコインを購入した人は少ないはずです。要は全体が下り坂なのにそこにあえて乗る人はいないでしょう。
(投資の世界ではこれが出来る人が一番儲かるらしいですけど・・)

バブルの場合は下り坂が明らかなので誰も乗らないですが、一方で緩やかな下り坂には多くの人が乗ってしまっているような気がしています。

広告代理店は分かりやすいです。

例えば、
広告代理店の利益の半分はテレビCMです。実はテレビCMは今でも変わらず大きな金が流れて来ているのです。
ですが緩やかに利益率は落ちてきています。とても緩やかに。

もちろん広告代理店のトップはそれを理解していて、全社的にグローバル化やデジタル対応を進めています。
結局グローバル化はそこそこ上手く行っていますが、デジタル対応はネット専業広告代理店に先を越され続けているのが現状です。
トータルだと緩やかな下り坂と言っていいと思っています。

広告代理店は今でも人気企業です。ですが5年後が全く読めないこのご時世、私はこの緩やかな下り坂が長期的に巨大なリスクだと思いました。

そこで「じゃあ成長産業に転職しよう!」と思うわけです。
一般的には

「これからはITだ!」

とか

「これからは介護医療だ!」

とかとか言われています。
ですのでこういう業界に転職する人の気持ちは理解できます。

しかし私はこういった業界の話では無くビジネスモデルに着目しました。

分かりやすく言うと、

今後は広告代理店のビジネスモデルでは無く、戦略コンサルのビジネスモデルが来る!と思ったのです。

なぜか、それはインターネットの浸透によりこれからはエンドユーザー同士が直接つながる時代が来る!と思ったからです。

絵で説明します。

まずC to Cの領域が分かりやすいですね!
メルカリは個人間の物の売買を可能にしました。今までは間に企業が入って金銭と物の管理をしていましたが、インターネットの力でそれが不要になったのです。

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私はこの流れがB to Bの領域にも来ると思っているのです!

そしてこの流れを作るのは常に企業のトップです。末端は作業しか降ってきません。つまりこの流れを作る仕事をするためには

①企業のトップになる
②企業のトップと仕事をする

の二択しかありません。

①はC to Cなら起業をするのがベストでしょう。
C to Cの領域はスモールスタートしやすいので。
ですがC to Cの領域は既にビジネス環境が整いつつあるので今更参入してもレッドオーシャンだと思います。

そしてB to Bの場合、私みたいに大して社歴の無い人間には企業のトップとの人脈が無いので難易度が高すぎると判断しました。

そこで②が出来る業種を探したところ、戦略コンサルがまさに②に当たる仕事でした。

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もちろんこれは私の認識なので、実際に働いてみて改めて私の仮説が正しいか考え直したいと思っています。

おわりに

私は以下3つの理由で広告代理店から戦略コンサルに転職しました。

①日系企業を経験したから次は外資系企業を経験したかった。
錯覚資産を手に入れたかったから。
エンドユーザー同士が直接つながる時代が来ると思ったから。

抽象的に言うと下記です。

①異なる環境で仕事をしてみたかったから。
キャリアに箔をつけたかったから。
成長産業に身を置きたかったから。

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明日以降、戦略コンサルにて想像とは全く異なる仕事をするかもしれません。ですが考え抜いて転職先を選んだので、何かしら得るものはあると思っています。


最後に、なぜ外資系の戦略コンサル5社の中でこの会社にしたのか。それはこの会社が先月、私の家の近くに移転してきたからです。
なんと小学生以来の徒歩通学(通勤)!笑

こういう運命はこれからも大事にしていきたいですね。


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