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〜政府が掲げる一体的支援とは⁈〜新制度

岸田総理が、以前から発信をされてきた「リスキリング」というキーワード。
既に浸透してきた言葉でもあるが、ここ数日で支援・助成というニュースを目にしました。

このニュースを見た矢先、ある偶然な出来事があったので先に紹介します。

それは、打ち合わせの隙間時間を使って、大手家電量販店内をぶらぶらと歩いていたところ、以前、不動産業界で一緒に働いていた人と偶然会いました。※家電量販店のスタッフとして

十数年ぶりの再会でしたが、目があった瞬間お互いに思わず笑ってしまい、、
(お互い歳を取ったねぇ〜と)

さて、前置きが長くなってしまったが、、
少し立ち話をしていたところ、フルタイムで働いていると聞いたので、不動産業界から転職したんですねぇ〜と言ったところ、「派遣社員」として働いているとの返答。
その方の経歴は、4大卒・不動産売買(土地活用など)の営業経験あり・宅建及びFP資格保有者の50代男性である。

仕事中ということもあり、会話は少ししか出来なかったが、いわゆる非正規労働という立場をどう考えているのかの本音を聞いてみたかった気持ちはある。
なぜなら、、
私の周りではおらず、どこか他人事に捉えていたからだ。
実務経験があり資格もあって、、なぜ?と私は思ってしまい、今も気になりながら書いているのだが、皆さんはどう感じられたでしょうか。

あまり、政治的な話しを書くつもりはないので住宅業界に置き換えて、個人的な見解を書いてみたいと思う。

〜政府の方針〜
転職希望者が必要なスキルなどについて、キャリアコンサルタントに相談する費用や、スキルを身につけるための転職関連の講座に対する受講費用(一部)を負担するとのこと
→1人あたり平均24万を助成

「今後3年間で、約33万人の転職を後押しすることを目指す」

政府が掲げる看板政策「新しい資本主義」の一環とのことですが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
もちろん、税金を使う話しですよね、、


〜20〜30代の目線〜
若い世代は、様々な企業や業種で経験値を積ませてあげることが、多種多様な人材育成にも繋がるのではないかと思っている。
技術系の仕事ではない限り、一ヶ所で3〜5年ほど同じ業務をしていれば、大抵の仕事は覚えてしまうだろう。

< 判断や思考が分かれていく⁈ >
①仕事も覚えたし、大きな不満もなく上司から昇格や昇給の話しもされ始めたところなので、しばらくこの会社で頑張ろう!

②仕事も覚え、さらに視野が拡がった。
会社内の先輩や上司のスキル、または会社のビジョンも見えてきたなかで、はたして自分の未来はここにあるのだろうか、、
若いうちに、違う世界を見る経験をした方が良いのではないか

20〜30代の方々と会話していると、前述のような印象を持つことも多いが、総じて「企業としてのビジョン」を気にしているスタッフが増えていると感じる。
売り手市場という観点から、イニシアチブは常に自分が持ち、さらに会社を見定めているとも言えるでしょう。

若い世代にとっては、政府が「転職を後押し」堂々と発信されていることに、違和感を持たないだろう。

〜40〜50代の目線〜
私もこの世代なので、主観が入ってしまうことはお許しください。
若い世代と違い、現実的には転職が難しい世代ではないかと思う。経験値を活かせる仕事に就きたいと思えば、それなら転職せずにいた方がと、結局は思い止まる人も少なくないのではないでしょうか。

私自身、大学受験を控えている子を持つ親でもあるが、まだまだ子の教育費もかかるので冒険は出来ない、、しかし、黙って流れに身を任せているだけでは、生き抜いてはいけない時代。
さぁ、どうしたものか…といったところではないでしょうか。

2024年は、5年に一度の公的年金の財政検証の年です。
追い討ちをかけるように、受給額減額や受給年齢の引き上げも想定されているようです。

今やるべきことは、自身の経験値に新たな風を吹き込むことなのだと思う。
就職氷河期世代と言われているが、捉え方次第では氷河期を乗り越えた1番タフな世代でもあると思っている。

具体的な対策案としては、、
リスキリング(学び直し)も勿論大事なことだが、一般的な企業の考え方として40〜50代に求めてくるものは、資格よりも何が出来るのかではないでしょうか。

私自身が心がけていることは、閉鎖的な視点を持たない、つまり自分に無いものは他者に補ってもらうことを前提とし異業種交流を増やす。
閉鎖的な視点を持たず、異業種交流や多種多様な考えを受け入れることで、新たな発見やビジネスに発展していくと考えている。

会話のネタや各業界特有の「業界用語」を分かるといった点では、資格取得したことは有効かもしれないが、それよりも< 行動力 >が試されている世代ではないでしょうか。

社会人としてのコミュニケーションスキルが高いことも、活かしていくべきと思うし若い世代には負けない強みといえるでしょう!

もしも、他業種・他業界の方々とビジネスの会話や交渉をすることに自信がない、またはコミュニケーションスキルに自信がないという方は危機感を持たれたほうが良いかもしれない。

資格取得を考えるよりも、ビジネスを生み出す力やそれにともなう新たな人間関係の構築は、優先順位が高い気がします。
時間と労力をかけて、仮に独占業務のある資格を取得したとしても、実務に活かすことは難しいと思われるからです。

〜まとめ〜
ニュースを観たときには、若い世代へ向けた内容で書くつもりだったが、中年の戯言になってしまったかもしれない。
いや、中年頑張ろう!!とのメッセージで(笑

住宅業界も年齢層が上がってきています。
先日、知り合いの水道設備屋(25歳)さんと会話しているなか、部下のことをとても褒められていたので、私から「若くて良い子が入ったんだねぇ」と言ったところ「いや、53歳で脱サラして職人になった人です。気遣いが出来る人なので助かっています」と、、、

住宅業界でも、当たり前の話しとなってくるのだろうと思えたエピソードでした。

引き続き、さまざまな出来事を住宅業界に置き換えながら書いていきます♪

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