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〜CM・広告でみる、不動産買取りリースバック〜

リースバックとは、自宅を売却し現金化した後も継続して住み続けられるサービスのこと。
現金を手元に残せた上で継続して住み続けられるという点では、リバースモーゲージと類似したサービスと受け止める方も多いでしょう。

〜リバースモーゲージと違う点〜
利息分ではなく「家賃を支払っていく仕組み」のため買手側と賃貸借契約を結ぶ。
所有権は買手側に移るため固定資産税などのランニングコストがかからなくなる半面、所有財産ではなくなるので自由にリフォームなどができなくなることも。
たとえば、住宅ローンの残債があり負担である、離婚や死別などにより現金化しておきたい、相続対策をしておきたいなど様々な理由に対応できることがニーズに合っているという方には良いサービスだと思う。

〜リースバックの注意点〜
ポイントは、買い取る会社によって条件や対応が異なるという点。
買い取った後の不動産活用という視点での判断となるため、以下のことを注意しておく必要があるでしょう。
●支払う家賃が賃料相場より高くなってしまう可能性もあること
●保証人(連帯保証人)が必要になってくるケースもあること 
→支払い能力などをみる
●会社によって買取り価格に差が出ること
→一般的に市場価格より低くなる傾向
●契約期間など含めた交渉内容や条件の違いがあること  
→特約条項に注意が必要
→買戻しに関する再契約の確認など
●対応している会社が限られているため、選択肢が少ないこと

〜今後の見通しについて〜
現在、限られた不動産会社やファイナンス会社が主体のサービスですが、今後対応していく会社も増えていき選択肢も増えるのではと個人的には思っている。
とはいえ、企業としてある程度の資金力が必要なサービスであることは間違いないだろう。
近年、金融機関やリフォーム会社なども不動産業界に参入してきているが、他の業種・企業の新規参入も増えていくのか…⁈🤔

コンプライアンスの問題など課題点もありそうだが、少子高齢化・単身者増・持ち家志向の低下とくれば不動産所有率が高い高齢者へのビジネスは他業種も目をつけているでしょう。
選択肢が増えることやサービス力が高まることは利用者にとって良いことですよね♪
今後どのような展開になっていくのか注意深くみていきます。


〜まとめ〜
リバースモーゲージ同様にリスクが目立ってしまうかもしれない。しかし、前回の「リバースモーゲージの盲点とは⁉︎」でも書いたが、老後資金の確保というニーズもあり今後も利用者が増えていくと思われます。

リバースモーゲージと違い「推定相続人の協力(同意)」が必要ないため、相続対策やライフプランなど自分たち中心で解決していけることはメリットといえるでしょう。

しかし、、
リースバックを利用する際、前もって家族内で相談することをオススメします!!(☆強め)

「あらっ、あなたはそんなふうに思ってくれていたんだねぇ」「それなら、〇〇の方が良いかもしれないなぁ」「その考えはなかったけど、確かにそれもありだねぇ」など、それぞれの意見を交換することで新たな選択肢が見つかることもあるためです。
子どもたちからしたら、大切な親に老後生活を快適におくってほしいわけで真剣に考えますよね(*^_^*)

たとえば…
●通常の不動産売却をして、二世帯住宅を建設→売却資金の一部を頭金として入れる。
●マンションへの住み替え
→戸建てに住み慣れると、マンションを嫌煙される高齢者も多くいます。しかし、高齢者は低体温症になりやすいといわれており、戸建てよりマンションの方が気密性も高いので暮らしやすいと思います。さらに、防災・防犯面で安心感もあるため、一選択肢として入れておく。
●子供の自宅近くの介護施設へ入所する
→不動産会社のなかでも、手伝ってくれる会社や担当者を探す。自宅売却〜施設紹介や斡旋まで相談できれば負担軽減に繋がるため。

不動産という資産の活用や処分は、とても大きな判断や決断を要するものです。
住み慣れた家で過ごしたいと思う方も多いでしょう。
しかし、少し視野を広げると「快適な生活をおくる」という点において、より良い選択ができる可能性はあります!

家族間において、お互いに心情面を想像しリスペクトし合うことやコミュニケーションをとることが重要でしょう♪

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