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【小学校】公立学校の問題を実感した1週間

こんにちは。1年間の育休から職場復帰したパパ先生です👨

1年ぶりの学校。
「声が高いね」と言われました。
もともとは低いのですが、育休中に幼児やママとばっかり話していたので声が高くなってしまったのでしょう笑
育休の成果ですね😎

また、1年間仕事をしていない不安がとてもとても大きかったのですが、始まると1週間で元に戻りました🙂

さて、今日は職場に戻って気づいたことを書こうと思います✨

僕は12年間小学校で担任として勤めていました。担任以外は経験したことがありません。しかし、今年度は担任から外れ学校全体の計画を取り仕切る立場になりました。

年度初めの4月は学校の教育計画を立てる段階。僕が忙しくなる時期です。だいたい6:00から20:00まで働いています。休日も職場に行きます。僕のデスクの隣には教頭先生がいて、同じくらい職場で一緒にいます。残業時間は・・・計算しないでおきましょう笑

僕が年度当初にしていた仕事は
・教科書
・児童の学籍
・教員や児童のパソコン
・時間割
・近隣の小中学校との連絡調整
・配布する手紙の校正
・入学式
・教員研修の計画
・会議の司会 など

つまり、「学校の全体的な計画を立て、教育委員会に報告する」ことと、「職員が働きやすい環境を整える」「子どもにとってよい環境を整える」という仕事です。

しかし、この中でも「計画を立て、教育委員会に報告する」という仕事が非常に重たい

先生たちは一生懸命仕事をしています。子どものために何をしたらよいのか、先生の個性を生かして創意工夫しようとしています。けれども、「しなければならない」「調査して報告しなければならない」という、上から降りてくる仕事があまりにも多すぎて、先生方の熱量がそがれてしまうと感じます。

例えば、運動会。本来なら運動会のねらいを見直し、本当に必要かどうかまで吟味して、よりよい在り方を模索していくべきものです。しかし、運動会はやることが前提。議論の的になるのは、どうやって効率的に運営するのかということになっています。基本は前年踏襲なのです。これは宿題についてもいえることです。

本当はもっと本質的なところまで考えたいのに、そこまでいくことができない。それはなぜかというと「忙しい」からだと思います。「運動会のねらいは何か。それは達成できているのか」とじっくり考える時間よりも、明日の授業の準備をしなければならないのです。保護者と電話をしなければならないのです。こんなことを繰り返し、学校は変わることができないため、現代的な子どもの状況に対応できなくなっています。

僕は、公立の学校が子どもたちのニーズに応え、クリエイティブになっていくためには「不必要な仕事をゆるめる」ことが必要だと思っています。子どもが喜ぶ学校にすることは、本来ならとても楽しくやりがいがあることです。でも、その余裕がない

***

学校にずっといると、学校に染まってきます。それが当たり前になります。僕も13年間働いていてそうでした。けれども1年間の育休中にnoteをはじめ色々な視点を得られたことによって、学校を外から見て批判することもできるようになってきました。組織の中にいて、その組織を批判する目をもつことは難しいことだと思います。大体は染まるからです。でも、組織の中に一人くらいはそんな人がいてもいいのではないでしょうか。

今回、批判的な記事を書いたのは、学校の現状を知ってほしいことと、やはり何かしら声を上げないと変わらないと思うからです。みんなで公立学校をよくしていきませんか。たくさんの人に届くと嬉しいな。


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