「職業:うつわ屋」を選んだ二人のこれから。【KIGOCOCHIさんと対談③】
褻mono店主が気になる方々にお話を伺う「店主対談」。
第1弾は当ショップと同じうつわ屋さんの「KIGOCOCHI」さんです。
①会社員を辞め、二人はうつわ屋を始めた。
②うつわオンライン販売の中のハナシ。
③「職業:うつわ屋」を選んだ二人のこれから。←イマココ!
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うつわ屋という生き方を選んで
褻mono:先ほどお二人は違う職種から転職されたというお話をお聞きしましたが、やっぱり働き方を変えるって結構なことじゃないですか。
最近は世の中的にも色々な働き方が増えてきていて、そんな中で「うつわ屋さんを始めてみたい」という方も少なからずいるんじゃないかな?とは思うんですよね。お二人的には、うつわ屋を始めてみてよかったなと思いますか?
松田陽太さん(以下、陽太さん):もちろんですね。
松田茉奈美さん(以下、茉奈美さん):100点満点です(笑)。
茉奈美さん:会社員だったら、誰かが作ってくれたシステムにのっかってやっていれば大丈夫という場面も多いと思うんですけど。
そうじゃなくて0から1を作ることで初めて「お金ってお客さんに喜んでもらった対価なんだな」ということを実感できてるし、「なんか生きてる」って感じがします(笑)。
褻mono:その感じ、わかります。
私も元は会社員だったので、その頃の働き方からは考えられないくらい作家さんとのやりとりだったり、お客様との交流の一つひとつが嬉しくて。「こんな親密につながれる世界があるんだ」という実感や体験は、お店をやっていなかったら知らないまま過ごしていたかもしれないな、と思いますね。
たた一方で、うちのお店も会計面は妻にやってもらったりと二人で営業を行っているんですけど、規模は小さくても夫婦で一つの会社なので、仕事の話ばかりになっちゃうという難しさもありますよね(笑)。
陽太さん:そうですね(笑)。
茉奈美さん:ね。四六時中仕事の話して(笑)。
陽太さん:でも僕等それが嫌じゃないので。
褻mono:確かに、普段から話し合われてらっしゃるから。それはいいことです!
KIGOCOCHIのこれから
褻mono:最後にKIGOCOCHIさんの今後の展望をお聞きしたいなと思っていたんですけど。
陽太さん:そうですね。今は九州の作家さんにフォーカスを当てたオンライン上の個展というのをやっていきたいと思っていて、いいなと思う作家さんがいればお声がけさせて頂いている状態なんですけど。
その個展を大体1ヶ月に1回くらいのペースでやっていきたいのが一つと、あとは日本各地の作家さん・窯元さんのうつわを常設作品として展示するという2本立てでやっていけたらいいなと思ってます。
それから僕等、実は実店舗を出すことにもこだわりがあって。
褻mono:おお!そうなんですね。
陽太さん:友達とか常連さんが、うつわを買わなくても気兼ねなく来れる、珈琲と焼き菓子を出せるようなうつわ屋さんにしたくって。そんなお店をいつか出せたらいいなと思ってます。
褻mono:今そのお話を聞いていて、そこで珈琲と一緒に出されるうつわを購入できたりするお店だったら、またKIGOCOCHIという名前に帰結していく感じがあるというか…。それはすごい素敵ですね。
本当にKIGOCOCHIさんのこれからが楽しみです。
今後も若手ショップ同士、もし「これってどうなんだろう」と悩むことがあったら一緒に教え合っていけたら嬉しいです…!
茉奈美さん:はい、ぜひお願いします。
褻mono:私も未だにわからないことだらけなので。今後も仲良くしてください!
陽太さん・茉奈美さん:とんでもないです、こちらこそです。
褻mono:今日はどうもありがとうございました!
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店主後記
というわけで、全3回にわたってKIGOCOCHIさんとの対談をお届けしました。
「NGはないです」と、気さくに様々な質問に答えてくださったお二人のお人柄の素敵さといったら。
ショップの方針やコンセプトをじっくりと話し合い、素早くトライするKIGOCOCHIさんのチームワークと決断力。お話を伺って改めて尊敬することばかりだなと褻mono店主は思ったのでした。
若いうつわ屋として境遇が似ていたり、共感する部分も多かったのも嬉しかった…!
今後もどんどんアップデートされていきそうな、KIGOCOCHIさんのご活動に期待です。突然のお願いにも関わらず対談を快くご承諾くださったKIGOCOCHIさん、ありがとうございました!
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