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「楽しくWORKする」をこの先も。【TANU WORKSさんと対談③】

褻mono店主が気になる方々にお話を伺う「店主対談」。
第2弾はエプロンを中心としたファブリック製品の制作・販売を行う
「TANU WORKS」さんがゲストです。

TANU WORKSさんプロフィール

繊維産業のまちとして知られる岡山県倉敷市にて、エプロンを中心としたファブリックの制作・販売を行うTANU WORKSさん。デニム生地や倉敷帆布などを使用し、オーダーメイドからオリジナル製品に至るまで、一つひとつ手づくりで制作されています。
TANU WORKSさんのInstagramはこちら

①そのファブリック屋、タヌキが目印。
②納得頂けるものを、納得いくまでつくる。
③「楽しくWORKする」をこの先も。←イマココ!

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こだわりに応えられたとき、自分自身も一歩成長してる

褻mono店主(以下、褻mono):お仕事のスタイルについてお伺いしたいのですが、現状はTANU WORKSさんとしてのお仕事一本で活動されている形ですか?
ちなみに私はうつわ屋とライターの二刀流で生活していたりするんですけれども。

TANU WORKS たぬ吉郎∞さん(以下、たぬ吉郎∞さん):ライターさんをされているんですね!どうりで…記事が凄いわけです(笑)。

褻mono:いえいえ、めっそうもございません…!

たぬ吉郎∞さん:今は別の仕事をしながらTANU WORKSの活動をしている形ですね。もう一方の仕事でも服に携わることをしています。

褻mono:おぉ、TANU WORKSさんも二刀流仲間なんですね!
お仕事を掛け持ちしている状態って、労力や活動のバランスが難しいこともあると思うんです。それでもものづくりの活動をしようと思ったのは、やはりご自身のやりたい仕事だったからですか?

たぬ吉郎∞さん:二刀流の活動バランスは僕も本当に難しいなと思ってますね…。それでもこの活動をしようと思ったのは、自分が大好きなこと・もの・人を繋ぐことができて、自分のアイデアを発信することで自分の可能性を見出したかったところが大きいと思います。

褻mono:確かに個人での仕事って、内容にもよりますが活動の反響や広がり具合がよりダイレクトにわかることもあるから、そういった意味でも挑戦しがいがあるというのは、わかる気がします。

実際に個人での仕事としてものづくりをしてみて、「想像よりもここが大変」という部分と「ここが魅力」と思う部分ってありますか?

たぬ吉郎∞さん:大変なところは、お客様のイメージを形にするところです。サンプルを作ったり様々なデザインを調べながらヒントを得て作り、一筋縄ではいきません。
こうした方が良いんだな…と製作過程でわかることがあり、オーダーメイドならではの乗り越える壁は沢山あります。

魅力で言うと、お客様と打ち合わせを繰り返して完成する世界で1枚だけの商品ができた時、仕上がるまでに自分がまだやったことのない縫製法を経験しながらレベルアップしていく自分がわかるところですね。

褻mono:先に仰っていた通り、多種多様なお仕事や趣味のシーン用にオーダーをされるお客様がいて、自分の守備範囲ではないジャンルでのご依頼を頂く場合もありますもんね…。
そんな大変さもありながら、一つひとつの経験を糧にできるのは、ニーズに応えるものづくりだからこその魅力なのかもしれないなと、お話を伺っていて思いました。

ふと気になったのですが、服飾の仕事をする際の選択肢として「自分の創作をそのままカタチにして届ける」という方法もある中で、「オーダーに応える」ということを始めようと思ったのはどうしてなんですか?

たぬ吉郎∞さん:一番初めはオリジナル商品として販売を開始していたのですが、販売を続けていく中でお客様から「こんな形で制作できないでしょうか?」というご依頼があり、それにお応えして作ったところ、こだわりのあるお客様から次々とお問い合わせを頂くようになって、オーダーの率が大きくなったという状況ですね。

褻mono:なるほど。最初はオリジナルからのスタートで、徐々にそれを見た方からの要望があって、という流れなんですね。ある意味予想していなかったカタチでありながらも、TANU WORKSさんのファブリックが求められているという証拠でもありますね。

たぬ吉郎∞さん:今は時間が空いた時だけオリジナル商品を発信している現状です。オーダー品にしても、オリジナル商品にしても、とにかく気持ちのこもったものをお届けしたいという思いが一番強いですね。

福を招くタヌキは、これからも楽しくWORKする

褻mono:では最後にTANU WORKSさんの今後の活動予定や展望について、考えていることがあれば言える範囲で教えてほしいです!

たぬ吉郎∞さん:今後の活動予定は、変わらずオーダーを受けつつオリジナル商品を増やす展開と、いつかYouTubeなどで商品紹介などできたらと思っ
ています。

TANU WORKSさんのショップページではオリジナル商品のエプロンなどが購入できます。
まずはオリジナルを買ってみてからオーダーを検討してみる、という流れもアリかもしれません。

たぬ吉郎∞さん:それから、たぬ花と車での移動販売も将来的にできたらなと思ってます!自分がいつまでも楽しみながら製作活動をしていけたら一番だなと。

褻mono:楽しむこと、大事ですよね。私もそう思います。私達のような個人での活動って、やりたい欲とかモチベーションとかが原動力になる部分も大きいと思うので。
移動販売やYouTubeもわくわくですね…。今後ともぜひチェックさせて頂きます…!この度は本当にありがとうございました!

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店主後記

というわけで、TANU WORKSさんとの対談をお届けしました。
たぬ吉郎∞さんのルーツや実際の製作についてお伺いできて、
とても興味深い内容でした。

古着が好きという気持ちが根底にあって、
それがいまの活動のデザインに反映されているということ。
そして自分の好きと、お客様のこだわりを落とし込んで
喜ばれるファブリックを手間暇かけて作られていること、とても素敵だなと思いました。褻monoで取り扱う作家さんもそうなのですが、TANU WORKSさんのように、0から1で何かを生み出すものづくりをされている方は本当に凄いな…といつも尊敬してしまいます。

いつか岡山に行って、
たぬ吉郎∞さんとたぬ花さんに実際にお会いしてみたいなぁ…!
突然のオファーを快く受けてご協力くださったTANU WORKSさん、ありがとうございました!

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