けもの道の狩猟ノート

狩猟の道を切り開くハンター必読の専門誌『けもの道』のnote版! 猟犬、猟銃、罠、危険…

けもの道の狩猟ノート

狩猟の道を切り開くハンター必読の専門誌『けもの道』のnote版! 猟犬、猟銃、罠、危険、知恵にジビエに獣害問題まで……未知すぎる狩猟の世界をリアル狩猟人たちの取材を通じて真剣にお届けしています!(運営会社:三才ブックス)

マガジン

  • けもの道 06[2019春]

    狩猟専門誌『けもの道』の2019春号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「単独猟師(ソロハンター)の流儀」。半世紀に渡り四国犬と猪単独猟を続けてきた老猟師らを取材してきました!

  • けもの道 05[2018秋]

    狩猟専門誌『けもの道』の2018秋号の有料記事をまとめてお得に読めるマガジンです。特集テーマは「残された日本の島犬」。幻の屋久島犬が躍動する姿、本州でモンキードッグとして活動する姿などを取材してきました!

  • 猟犬と猟師のはなし 〜 第1集

    猟犬・猪犬や猟師の世界に興味がある方におすすめ! 狩猟専門誌『けもの道』2016特別号・2017春・秋の3号に掲載された、猟犬・猟師にまつわるコラムや狩猟、競技会レポートなど計21本(+狩猟マンガ『職業? 猟師です。』5話分)を第1集としてまとめました!

  • 猟犬と猟師のはなし 〜 第2集

    猟犬・猪犬や猟師の世界に興味がある方におすすめ! 狩猟専門誌『けもの道』2018春・秋の2号に掲載された、猟犬・猟師にまつわるコラムや狩猟、競技会レポートなど計19本(+狩猟マンガ『職業? 猟師です。』5話分)を第2集としてまとめました!

  • ハンターと危険のはなし

    狩猟者が知っておくべき「危険な世界」とは? 狩猟専門誌『けもの道』に掲載された、狩猟にまつわる危険やリスクに関する記事(マダニの感染症・ジビエや猟場にひそむ寄生虫やウイルス・猟銃事故・獣害問題など)をまとめています。狩猟者の実体験から研究者による分析レポートまで、ココでしか読めない情報がいっぱいです!

最近の記事

実猟系北海道犬に会いに行く。

実猟系北海道犬を繁殖していることで知られる森田龍彦氏。その犬舎、十勝森田荘を訪ね、猟欲を繋ぐ北海道犬に会うことができた。 文・写真|佐茂規彦 消去法で辿り着いた実猟系北海道犬の犬舎誕生森田さんが狩猟犬として北海道犬を選んだ方法は、意外にも “消去法” だった。 「狩猟を始めたころにプロットハウンドを飼ったんだけど、声がデカいし、一度、鹿や熊を追っちゃうとなかなか戻って来ないんだよ。それがハウンドの特徴なんだけど、これじゃあ猟にならないってんで、やっぱり和犬かなってなっ

¥200
    • 最北の日本犬を訪ねる。

      天然記念物指定を受けている日本犬の一種、北海道犬。アイヌ犬と呼ばれることもあるとおり、もとはアイヌたちとともに古き北海道に生きた狩猟犬だ。日本だけでなく海外にも愛好家がいる日本犬であるとともに、今でも国内の狩猟シーンで活躍している獣猟犬でもある。 今回、北海道犬を取り上げるに当たり、まずは現状を最もよく知る高橋久𠮷さんを訪ねた。 文・写真|佐茂規彦 天然記念物指定の犬「北海道犬」という呼称が使われ始めたのは昭和初期までさかのぼる。昭和3年に設立された日本犬保存会は、日

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      • 巻狩りのススメ 〜 見切りの思考

        今回は、巻狩りのみならず単独猟においても大いに役立ち、狩猟の基礎的技術とも言える「見切り」について考える。見切りについては、犬を使用する場合もあるが、また別の機会に解説しよう。なお、バックナンバー『実践!見切り猟』(下記リンク参照)も非常に参考になるため、併せて一読いただきたい。 文・写真羽田健志 獲物がいなければ獲物は獲れない通常、巻き狩りは「見切り」から始まる。 「見切り」の正確な定義はないが、「見切り」とは「足跡や食み跡から獲物の種類、有無、数などを特定する作業

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        • 単発銃のロマン 〜 単身元折れ銃で標的射撃

          取材協力|茨城県狩猟者研修センター 文・写真|小堀ダイスケ 単発銃の可能性水平二連に上下二連、自動、スライド、ボルトにレバー。散弾銃の形式は数あれど、単身元折れの単発銃ほどストイックな銃はないだろう。 連続して撃つことができないわけだから、ともすれば最新式の自動銃などに比べ、捕れる獲物が限定されるようなイメージがあるかもしれない。 だが、本当にそうだろうか。 実猟において、散弾銃の最大装弾数である3発を余さず有効に使える場面というのはそう多くはない。上空をカモの大群

          ¥150

        実猟系北海道犬に会いに行く。

        ¥200

        マガジン

        • けもの道 06[2019春]
          16本
          ¥800
        • けもの道 05[2018秋]
          23本
          ¥800
        • 猟犬と猟師のはなし 〜 第1集
          26本
          ¥800
        • 猟犬と猟師のはなし 〜 第2集
          24本
          ¥800
        • ハンターと危険のはなし
          20本
          ¥1,000
        • 日本クマ事件簿
          28本
          ¥900

        記事

          宮古島のクジャク駆除を現地リポート 〜 島一番のクジャクハンターに密着

          沖縄県本島から南西に約290kmのところに位置する宮古島。この島では外来種であるクジャクが繁殖し、農業や生態系に大きな影響を与えており、有害駆除の対象になっている。そこで今回は宮古島に赴き、クジャク駆除の現状やそれを取り囲む環境など、現地を撮影取材した。 写真・文安藤 “アン” 誠起 取材協力|株式会社Noblesse Oblige(ノブレス オブリージュ) 珍しいお肉専門店 クイーンズオーストリッチ みやちゃん食堂 島一番のクジャクハンター宮古島にはふたつの空港がある

          ¥150

          宮古島のクジャク駆除を現地リポート 〜 島一番のクジャクハンターに密着

          ¥150

          安全な猟犬を育てるには? 子犬の老人ホーム訪問ボランティア活動

          文|遠藤貴壽(兵庫県/グリーンピース動物病院院長 獣医師・猪猟師) 私が銃砲の所持許可を取得し狩猟を始めて25年ほどが経ちました。元々犬が好きで、自分の育てた猟犬と一緒に獲物を追いかけて達成感を得ようということが主な目的で始めた狩猟ですから、それ以来私の手元には常に複数の猟犬がおります。 最初の頃、少しは雉猟や鴨猟もしておりましたが、いつしか猪猟がメインになりまして、ここ20年くらいはほとんどそればかりになっています。 今まで飼育し使って来た猟犬種は多種にわたります。

          安全な猟犬を育てるには? 子犬の老人ホーム訪問ボランティア活動

          狩猟のリーダーに学んで欲しいこと

          環境省主催第2回狩猟講座環境省が2018年度に続き2019年度も実施した「狩猟講座」は、狩猟分野において地域の「核」となり牽引役となる「狩猟地域リーダー」を育成しようという新たな試みだ。2回目となる2019年度では「本気の狩猟」と銘打ち、本気の講師陣が参加者たちを震え上がらせた。 文・写真|佐茂規彦 感じるんじゃない、考えろ(現地踏査〜捕獲計画立案)前回の狩猟講座のカリキュラムは、参加者たちが複数の班に分かれて実際に山中を歩いて現地を調べ(現地踏査)、その内容を踏まえて

          狩猟のリーダーに学んで欲しいこと

          空気銃の銃身を完全クリーニング 〜 グルーピングに変化はあるか

          写真・文|小堀ダイスケ 取材協力|豊和精機製作所 銃身の掃除は必要ない?『けもの道2019春号』で、豊和精機製作所の佐藤社長と対談をおこなった。テーマは「空気銃の銃身クリーニングは是か非か?」である(下記リンク参照)。 装薬ライフルの場合、いうまでもなく銃身内のクリーニングは必須だ。ライフリングの溝に銅がたまれば、弾道に悪影響をおよぼすというのは周知の事実だろう。ならば空気銃も、銃身内をしっかり掃除しなければ当たらなくなるのでは、という意見があるのは当然かもしれない。

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          空気銃の銃身を完全クリーニング 〜 グルーピングに変化はあるか

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          ボルトアクションライフルの基礎知識 〜 構造の観点から銃を考える

          ボルトアクションにはいくつかの種類があり、それぞれ違う特徴をもっている。メリットとデメリットをよく理解して自分にあった1 丁を選ぼう。 写真・文|小堀ダイスケ 取材協力|ガンルームシモン、豊和精機製作所 ※本稿写真に登場する弾はすべて模擬弾を使用しています。 アクションの基本的種類ボルトアクションライフルは、アクション(機関部)の構造的な違いによっていくつかの種類に分けることができる。そのうち、狩猟用として一般的な物をあげるとすれば、大きく4つに絞れるだろう。 まず

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          ボルトアクションライフルの基礎知識 〜 構造の観点から銃を考える

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          【大会レポート】第4回タシギ杯にチームけもの道も参戦してきた

          取材協力|ハンティングエアライフルファンクラブ: 茨城県狩猟者研修センター射撃場 ドローン撮影|サンコー塗料 写真・文|小堀ダイスケ チームけもの道参戦!ハンターによるハンターのための空気銃射撃大会、タシギ杯。『けもの道』では2018年秋号で特集レポートをお送りしたが(下記リンク参照)、今年(2019年)も7月6日に茨城県狩猟者研修センター射撃場にて第4回が開催された。今年は長梅雨で7月は気温の低い日が続いており、例年にくらべるとかなり涼しく過ごしやすい状態での進行とな

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          【大会レポート】第4回タシギ杯にチームけもの道も参戦してきた

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          【当世猪犬見聞録】古家系紀州犬を信望する単独猟人

          文・写真八木進 実猟紀州犬 ー古家系ー我が国で犬猟をする猪猟師としては優秀な|猪犬を使役して結果を出すことは大きな目標である。その数ある猪犬の中でも、昔から「紀州犬」は猪猟人にとっては格別の存在であり、優れた猟技を持った紀州犬を追い求める猟人も多い。 その猟人の草分けであり、猪犬としての紀州犬研究に生涯を捧げたのが兵庫県在住であった古家弥知夫氏(大正14~平成28年 / 1925〜2016年)である。 兵庫県下の御猟場であった「杉原谷」近くに生まれた古家氏は、猪猟で紀

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          【当世猪犬見聞録】古家系紀州犬を信望する単独猟人

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          ホンマでっか!? なカラスの話 〜 意外と知らない狩猟鳥

          みなさん「カラスなんてただの駆除対象」……なんて思っていませんか? カラスは昔から狩人との関係も深く、観察するのも面白い鳥。知れば知るほど、山歩きが楽しくなること間違いなし! 文・イラスト吉野かぁこ 01. 無邪気なブト・職人肌のボソ・旅行ツアー好きのミヤマ世界中にカラスの仲間は40種類ほどいる。日本で生息するカラスは5種類で、その中で狩猟ができるのはハシブトガラス、ハシボソガラス、ミヤマガラスの3種類……というのはハンターなら周知の事実。「どれも似たようなもんでしょ?

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          ホンマでっか!? なカラスの話 〜 意外と知らない狩猟鳥

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          狩猟王国北欧スウェーデンの猟犬事情とウェルフェア

          文・写真|藤田りか子 屈指の動物福祉国であり狩猟国スウェーデンはスイスと並ぶ世界一の動物福祉国として知られている。これは厳しい動物保護法が存在することも意味している。ペットショップでの犬猫の生態販売が禁止されているのはもちろんのこと、犬が入るケージについても、体のサイズによってその大きさが法律で定められているほどだ。 矛盾しているように聞こえるかもしれないが、同時にスウェーデンは世界的な狩猟王国でもある。 狩猟は一部の人の、ではなく万人のホビーだ。狩猟人口は30万人。

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          狩猟王国北欧スウェーデンの猟犬事情とウェルフェア

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          鹿山から猪だけを捜し、狩るーー本川系四国犬シロと髙橋忍

          写真・文佐茂規彦 第2回猟犬猟能競技大会(吉野川猪犬訓練所)で髙橋忍さんはシロ号で優勝を飾ったが(下記リンク参照)、それは猪を獲ることが簡単であるという意味を含まない。猟場の状況は千差万別。誰しもが猪だけを狩るために創意工夫を重ねている。 鹿山から猪だけを狩るための猟法「綱犬」「猟を始めた十数年前は鹿なんていなかったんで猪を狙いやすかったんですけど、最近は鹿だらけになっちゃって、大変なんス」 髙橋忍さんの普段の猟法は、|猪犬1頭だけを連れて歩く猪狙いの単独単犬猟だ。朝

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          鹿山から猪だけを捜し、狩るーー本川系四国犬シロと髙橋忍

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          【大会レポート】第2回 徳島場所 猟犬猟能競技大会 吉野川猪犬訓練所

          猟期直前の(2019年)9月下旬に吉野川猪犬訓練所(徳島県)で開催された、同訓練所では2回目となる猟犬猟能競技大会。目の肥えた猪猟師たちが囲む中、35頭の出場犬たちが様々な猟芸を繰り広げ、令和初の猪猟シーズンの到来を告げる咆哮を山中に轟かせた。 写真・文|佐茂規彦 若手の参加も目立った大会吉野川猪犬訓練所は、今では開催地も少なくなった猪犬競技会がたびたび行われている訓練所だ。 今大会では徳島県猟友会のベテラン猪猟師2名が審査を務める。準備された約15貫(編集部注:約5

          【大会レポート】第2回 徳島場所 猟犬猟能競技大会 吉野川猪犬訓練所

          巻狩りのススメ 〜 なぜ今、「巻狩り」なのか?

          文|羽田健志 狩猟の「きっかけ」から「育成」へこれまで、私や私の周りでは、狩猟者をなんとなく勝手に次のように区分してきました。 「マタギ」(東北地方を中心とする伝統狩猟集団)、「猟師」(狩猟で生計を立てている、或いは周囲から本当に凄いと思われている狩猟者)、「鉄砲撃ち」(趣味の狩猟者、最も一般的)、「ハンター」(都市部在住の富裕者、時に海外遠征も)、「マニア」(とにかく銃が好き、猟そのものより銃を撃ちたい)、「わな師」(わなのみで狩猟する者、以前はごく少数、腕は確か)と

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          巻狩りのススメ 〜 なぜ今、「巻狩り」なのか?

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