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メンバーをケアしないリーダーは成果を残せない

6月11日(火)に『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)を出版いたしますが、出版までに本書で取り上げている歴史上の人物について、なぜ取り上げたのかを簡単にご紹介しています。
 
第24回目は、石田三成(1560年~1600年)です。豊臣秀吉の天下統一を実務面で支え、拡大した領国の経営、特に検地や刀狩で実績を出しました。秀吉の死去後も豊臣政権を存続させようとして徳川家康と対立しますが、関ケ原の戦いで敗れ、処刑されます。
 
私が本書で石田三成を取り上げた理由は、いかに企画や段取りの能力が高くても、メンバーのケアができないリーダーは最終的には実績を残すことができないことを伝えたかったからです。
 
現代に生きていても、企画や段取りの能力が高いにも関わらず、いやむしろ高いがゆえに、「自分は正しい」という思いにとらわれて、メンバーの意見を聞かなかったり、メンバーをケアしないリーダーがいます。そのようなリーダーは組織としての実績を結局残すことはできません。
リーダー一人でやれることは限られていて、だからこそ組織で成果を出そうとするのです。そのためには、リーダーはメンバーの声に耳を傾け、ケアすることが大事なのです。
 
本書では、石田三成の関ケ原の戦いにおける対応を紹介しながら、上記のことについて考えてみました。詳細については、本書の「仕事は任せて終わりではなく、心のケアが必要だった 石田三成の反省」をぜひお読みください。

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石田三成

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