詩 : 季節時計
「季節時計」
時間の動きだけは正確に刻み
動いているはずなのに
季節の移り変わる長さがおかしい
その原因を調べている
二十四節季という美意識を探し
花鳥風月と云う
自然の営みは続くものと信じ
微妙な表現を愛しんで
自然とともに暮らしを楽しんできた
海で暮らす生き物に
地で暮らす生き物に
空で暮らす生き物に
各々の季節時計の温度計は
上昇するとの予報が流れ
偏ってしまった四季の流れだけが
元の四つの等分に
情景の世界を戻したいと願っている
一体季節時計の
故障の原因は既に分かっているはず
なのに元に戻る時間が果てしなく遠く
今更ながら
はと時計の鳩の仕業の仕業とか
ネジ巻きの調子が不安定とか
自転の速度も傾きが激しくなったとか
噂話でごまかそうと
他のものにこう変化した季節のことを
擦り付けている
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