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過ぎたるは猶及ばざるが如し

2023.7.6【171限目】

「度を超すことは、水準に達していない事と同様に良くない事。」

孔子が弟子を評して、過ぎた子張(しちょう)と、及ばない子夏(しか)は、共に十全ではないの意で、「人の言動には、中庸が大切である。」と、説いたもの
(『論語・先進』にあることば 「故事、ことわざ辞典」緒方出版より)

【170限目】で「体を動かすことの大切さ」について書きました。

その中の「年をとっても健康でいたい」というテーマで、
「高齢化社会が進む中、人は誰もが元気で過ごしたいという願いを持っています。そのためには日常の中に運動を取り入れて、それが継続する環境を作ることが大切です。年齢を重なると、体が衰えてきます。それを維持することも大切です。適度な運動をする事によって、高齢者が病気にかかる割合が減ったり、死亡率が低くなったりすることや、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果があります。」と、書きました。

ところが、シニアの中にも「運動しすぎ」で、知らない間に無理をして、痛みが出てしまうことがあります。

大切な事は、運動しながら、痛みと相談して運動をする事。無理をしたら、次は少し休みながら運動と上手く付き合っていくという考え方で、運動する方が効果的です。


夫が運動をしすぎて足を痛める

夫は普段から頑張る人で、一週間ほど前に、ユーチューブである有名な若手ゴルファーの「ドライバーの飛距離を伸ばす打ち方」を見ていました。

その打ち方が自分に合っていると言って、月例の試合も近いので、練習場へ行って実践してみたところ、うまく飛ばせたので、いつもの倍のボールを買って、その方法を練習してきました。その練習が自分に合っていたのか、帰ってからその話で盛り上がっていました。

しかし、次の日の朝、左足全体が痛くて、歩くのも大変でした。下着も靴下も履けなくて、私が手伝うという生活になりました。

湿布を貼ったり、冷やしたり、テーピングしたり、痛み止めの薬を飲んだり、自分なりに出来ることをしていましたが、痛みはとれず、土日はずっと我慢をして、月曜日にかかりつけの整形外科に行きました。

「飛距離を伸ばそうとしてやり過ぎました。」と、先生に伝えると「この年でまだ飛距離にこだわって飛ばそうと頑張ったんですね。」と、笑いながら言われました。

夫は、今よりもより高みを望む人なので、少しでも結果が出ると、もっと遠くに飛ばしたいという欲が出てきて、やりすぎてしまったのだと思いました。


シニアが運動する時に気を付けたい事

多くのシニアが、ライフスタイルの中に運動を取り入れるようになりました。運動することにより、血圧改善や認知症の予防、介護予防などさまざまな健康効果が注目され始めているからだと思います。

多くの方は、自己流で運動を始めるので自分にとって、適正な運動の強度がどれくらいかを知らない場合が多いです。

運動をするときには、やりすぎに気を付けることが大事です。

やりすぎて怪我をすると、それによって運動が出来なくなります。そうなると一気に筋力の低下が進み、以前のような状態を取り戻すのは大変です。

高齢者にとっては、健康を維持する運動は大切な事ですが、やりすぎには要注意です。


子育てでの中庸

子どもが悪いことをしたときに、子どもが悪いと決めつけて、機関銃のように頭ごなしに起こってしまうことがあります。そんなときの子どもは、悪いことをしてしまったけど、そんなに怒らなくてもいいのにと、反省よりも反感を持たせてしまい、そっぽを向けられることがあります。

子どもにいい事と悪い事の判断を教えることは大切です。

子どもの話を聞いてから、話をすればよかったと反省することもあります。子供の感情を抑えつけ過ぎたり、頭ごなしに叱ったりすることで、子どもが自信を無くしたり、自分をダメな人間だと思うような厳しい叱り方は良くない事です。

子育ての中で、叱ったり、励ましたり、話を聞いたり、褒めたりをするタイミングや失敗した時の対処の仕方も難しいですが、その場その場で、「なぜこんなことになってしまったのか。」と、自分の行動を振り返らせて導きたいです。

子どもは親に支えられ、教えられ生活に中で、生き方を学んでいくのだと思っています。親の言動が中庸で子どもと向かい合うことは、難しいですが大切だと思いました。


庭のあちらこちらにひまわりが咲いています


【今週のけい先生】*担当:夫(父)

私(夫)の事を題材にして、高齢者の運動・スポーツの教訓を書いていますので、少し追記します。

今回私が故障したのは左足のふくろはぎと太ももで、まともに歩く事や衣服の着脱が困難なため、今週は病院の付き添いや日常活動の中で、色々介護的な介助をしてもらいました。

迷惑をかけて、ゴメンナサイ!そして、ありがとう!

怪我の原因は、ゴルフクラブの競技(今の年齢より約20歳若いクラス)に参加しているので、ドラコン選手のように体全体を使う打ち方でした。

瞬間的に20ヤード以上距離が伸びたのですが、自分の身体の限界を超え
てしまったようです。

反省して、今後は身体を鍛えたうえで、飛距離upを目指します。


【編集担当より】
もういちど言いましょう。【過ぎたるは猶及ばざるが如し】です。
親父のコメントに爆笑しています。懲りないですね。

ただ、何事もやる気が大事なので、今よりも一歩先に進もうとする姿勢は、何よりも大事です。

最近、『推しの子』が流行っていて、YOASOBIの『アイドル』のOPをよく聞きました。最近、YOASOBIずっと聞いている気がします。

またガンダム世代としては、新しいガンダムシリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』も楽しく見ました。そのOPもYOASOBIの『祝福』でした。

なんとなく、この歌を親父に送ろうと思います。飛距離が伸びるとよいですね笑


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