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我が家にコロナがやってきた

2022.11.10【137限目】

ワクチン接種も4回打ちましたが、夫がとうとうコロナにかかってしまいました。

夫はゴルフやテニスなどで外に出る機会が多いので、日常の生活でできるだけ感染対策をしていましたが、今回はコロナや風邪症状の人との接触の覚えは全くないのに感染してしまいました。

のどが痛いので、自宅で唾液抗原検査をして、陰性だったので、近所の耳鼻科に行きますと、鼻のPCR検査でコロナの陽性でした。幸い熱もなく軽傷だったので、1週間の薬をもらってきました。

家に帰ってからが大変で、夫の部屋は、家の一番奥の和室で、隣の部屋に寝ていた私は、夫の部屋から一番遠い居間に、テーブルやいすをどけて、ベッドを置いて寝ることにしました。

それからは、隔離・分別・消毒・換気・手洗いうがいの徹底などをする毎日でした。


「私から離れて!」を合言葉に

食事は、おかゆや飲み込みやすいおかずを作り、子育てをしていた頃の離乳食を作っているような日常になりました。保健所から食事の支援を2日目に頂き、買い物に行く回数が最小限で済みました。

最初は、のどの痛みや筋肉痛が辛そうでしたが、少し良くなると、部屋から出てきてウロウロし始めました。元気になったのは良かったのですが、私に伝染してしまうと大変なので、出会うと「私から離れて!」が、合言葉になりました。

峠を越したころ、いっしょに住んでいる三男が「お父さんと同じ症状や!」と、言って、発熱外来に行きますと、検査の結果コロナ陽性で、薬をもらって帰ってきました。私も同じ日に夫と同じ病院で、PCR検査を受けましたが陰性でした。

三男の部屋は、2階の一番遠いところにあるので距離はとれました。次の日は症状がひどくなり「しんどい。」と、いうので心配しましたが、熱も出ず3~5日で症状が軽くなりました。合言葉は「俺に近づかないで!」でした。

昨日は私に「だいぶん楽になった。隔離期間は今日までだから、再検査の結果が陰性で、体調が良かったら、明日から会社に行く。」と、言っていました。夫はワクチンを4回三男は3回接種していたからか、思ったよりも悪化せずに回復してくれたのかなと思いました。

合言葉の「私から離れて!」「俺に近づかないで!」のおかげで、今のところ私はコロナに感染せずに済んでいます。やっと看病から解放されます。


本を読んで思った事(家族円満に過ごすこと)

今回のコロナ感染で、別々の時間を過ごすことになり、食事も別で、夫は奥の部屋で、絵を描いたり本を読んだり音楽を聴いたりと、一人を楽しんでいる様子でした。

私は、三度三度の食事を作り、洗濯、掃除をし、夫がいつもしてくれている庭の水撒き、ゴミ出し等の家事は増えましたが、夫との時間が無くなったので、本を読んだりnoteの原稿を書いたり服を作ったりと、それはそれで楽しい時間でした。

そんな時間の中で、和田秀樹著 「70歳の正解」を読みました。『第4章 家族円満の正解』で家族円満に過ごすことについてヒントになる言葉がたくさんありました。

「高齢になって、仕事を辞めたり減らしたりすると、否応なく、家族と顔を合わせる時間が長くなります。そのため、老後心安らかに暮らすには、現役時代以上に家族との付き合いが重要になってきます。」

「夫のリタイヤは、夫にとっては、”自由な時間の始まり“ですが、妻にとっては、”自由な時間の終わり“を意味します。妻にとって、定年後の夫は、自由を奪う『鎖』でしかないのです。」

「老後、妻が夫を嫌になる原因は、夫の衰えや、変化が原因ではなく、距離が近すぎることが主因です。」

「老後も円満な夫婦生活を送りたければ、男性は『妻が今まで通りの生活が出来る』ことを心がけるといいでしょう。」

「顔を合わせる時間を短くすれば、ほどよい心理的距離が生まれ、お互いのストレスが軽減します。それが主人在宅ストレス症候群からの熟年離婚というルートを防ぐ唯一の道です。」

「ランチは“自給自足”を心がける。夫は昼飯ぐらいは、自分で何とかしましょう。夫の昼飯を毎日作らなければならないとなると、妻は、日中出かけることもままならなくなり、それが大きなストレスになります。」

「家事を分担する。」等が書かれてありました。

(和田秀樹著 「70歳の正解」幻冬舎新書662『第4章 家族円満の正解』より一部抜粋)


コロナ感染の時を過ごして

コロナ感染で、夫と距離をとった生活をすることで、夫と離れている時間も、それぞれが、自分の時間を持ち、したいことに集中できるので、そんな時間もいいと思いました。

私たちの生活を振り返ってみると、共働きだったので、お互いの出来ることをして、やりたい事も、出来てきたように思います。

夫は、テニスを指導に行ったりゴルフに出かけたり庭仕事をします。私も服を作ったりゴルフに出かけたり庭の花の世話をしています。

また、一緒に過ごす時間では、絵を描いたりゴルフの練習にいったりする楽しみもあります。いい距離感で生活できていると思っています。

朝食も、夫が作ってくれることが多く、洗濯、ゴミ出し、庭の水撒きなど、言葉で言わなくても、それぞれが自主的にやっているので、あまりストレスは無いと思います。(私がそう思っているだけかもしれませんが・・・・。)

人生100年と、考えた時、あと25年をどう生きるかを考えさせられました。

コロナに家族が感染して、その間、今までの生活を振り返る時間になりました。しんどい思いをしましたが、お互いの時間や、やりたい事を尊重して、これからの生活の在り方を考えようと思った時間でした。



庭に咲いた菊の花を生けました


【編集担当より】
実家では、両親と三男が暮らしており、記事のように2/3で感染したようです。ワクチン接種をしていたおかげなのか、軽傷だったようでよかったです。

ワクチンの効果がどれくらいあるのかは、専門家でないのでわかりませんが、万一感染した場合に、ワクチン打っているし、感染対策しているし大丈夫だろうという気持ちになれるのは、精神衛生上よいことかと思います。"病は気から"ではないですが、大事なことかと思います。

仕事や勝負事でも、この精神衛生上良いということは、大変重要かと思っています。言い方を変えれば、心理的安全性というものでしょうか。スポーツであれば、良い心の状態で集中してプレーすることでゾーンにはいることができるとも言います。いついかなるときも平常心で挑める準備をする、このことが良い結果を導き出したり、納得した仕事やプレーができることにつながると思います。

とは言え、喜怒哀楽をコントロールするのは、なかなかに難しいものです。その上では、趣味の活動は、よいトレーニングになることかと思います。ゴルフやテニス、サッカー、将棋、テーブルゲーム、マリンスポーツ、何でも良いかと思います。

他人と関わりつつ、己の自己研鑽をしていくことができる趣味を持つと、自分の時間に集中することができ、そのことで結果的に家族円満にもつながるのかもしれません。家族が楽しんで何かに集中している姿と言うのは、ポジティブな影響を与えてくれることかと思います。

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