2021.10.14【81限目】
秋が深まり出しました
新型コロナウイルス感染者数も減少し、緊急事態宣言も空けました。気持ちは少し楽になりましたが、まだまだ気を許せない状況です。
秋も深まり、学校では、コロナ感染防止対策の新しい工夫が入った形ですが、運動会(小規模での開催)・遠足・修学旅行と楽しい行事が続きます。学習面でも充実し、図画展などもあり、実り多い季節です。
次男との会話で思った事 (感じる心)
先日、美容師をしている次男が、夫と私と三男の髪をカットしに来てくれました。毎月1回来てくれます。
カットをしてもらいながら、テレビを何気なく見ていました。ドラマの最後の場面でのセリフで、私は、ぼんやり聞いていましたが、次男は、私のカットをしながら、「そこは、言葉にせず、思いを感じる所やろ。」「わかるやろ。」と、つぶやくのです。私は、ぼんやり聞いていたので、内容はあまりよく分かりませんでした。
次男の言葉から、ふと考えたことがあります。私たちは、テレビなどの動画で、物語や色々な情報を見ていますが、視聴者が分かりやすくするために、こちらが考えたり、感じたりするところまで、かなり押しつけ、あるいは意図的に誘導するように、表現しすぎているのではないか?そのため、私たちは、自分自身の感性で感じ、思い巡らす、想像する、という事を、怠ってしまうのではないかと思いました。
少し前までは、小説(物語)や情報は、本や新聞から得ることが多かったように思います。今より自分の頭で、心で考えたり感じたりしていたようにも思います。スマホがあれば、色々な情報が簡単に得られる時代になっています。
最近は、コロナで、ステイホームということもあり、本の売れ行きが伸びているそうです。ちょっと嬉しいです。
読書の秋/1年生の教科書
今年から教科書が新しくなりました。変わったところの一つで、本の紹介ページが多くなっています。
小さい時から、読み聞かせをしてもらった子は、本が好きになり、本を読むことへの関心を持ち、文字を追っかけるのが好きな子が育ちます。秋の夜長に、本の読み聞かせをして楽しい時間をお子さんと共有するのも素敵ですね。図書館へ行って本を探すのも楽しいです。
1年生の教科書の中に出てくる本をご紹介します。
あたらしい こくご 一年 上 (東京書籍)
単元 『ほんが たくさん』の中で
『お話聞きたいな』の後に紹介された本
・「お月さまって どんなあじ」 マイケル・グレイニエツ (らんか社)
単元 『かいがらの おはなし』の中で
『どんなほんをよもうかな』 の後に紹介された本
・「たまごのなかで」 こわせ たまみ (あすなろ書房)
・「れんげの おきゃくさま」 七尾 純 (偕成社)
・「おだんご ぱん」 瀬田 貞二 (福音館書店)
・「さるじぞう」 鈴木 喜代春 (ほるぷ出版)
『こんなほんも よんでみよう』の中で
・「おかえし」 村山 佳子 (福音館書店)
・「おちゃのじかんに きた とら」 ジュディス・カー (童話館書店)
・「ラチと らいおん」 マレーク・ペロニカ (福音館書店)
・「とん ことり」 筒井 頼子 (福音館書店)
・「りゅうのめの なみだ」 浜田 広介 (偕成社)
「りゅうのめの なみだ」のお話は、3年生の担任をしている時に、読み聞かせをして、自分のイメージする“空を飛んでいる りゅう”を、次に、“下に見える景色”を描くという作品を図画展に向けて描きました。心の中でイメージすることは楽しいことです。
子ども達は 、りゅうのウロコ一枚一枚を箸ペンで描き、ていねいに色をぬっていました。
教科書の下巻にも沢山の本の紹介があります。また少しずつ紹介したいと思います。
お話を聞く会
秋になると図書館に“お話の会”の皆さんが来てくださって、本を見ないでされるお話(素話)や読み聞かせやパネルシアターをして下さいます。
1年生向けには、
(素話) 「あなの はなし」
(素話) 「赤ずきん」
(絵本) 「びっくり まつぼっくり」
(絵本) 「おまたせ クッキー」
パネルシアター 『やおやの おみせ』
お話を聞いて、それぞれの場面の様子や登場人物を想像しながら楽しみました。授業が終わった後も、読んでもらった本を見たり、パネルシアターを興味深く見せてもらったりした子供もいました。
子どもたちは、本の世界の扉の入り口にさしかかった頃です。これからどんな世界が広がり、どれだけの仮体験ができるか楽しみです。
秋の夜長に、気に入った本を読み返したい気持ちです。
芸術の秋
月に2回、18年ほど続けている油絵の作品展があります。1年半ごとにあるので、前回は、昨年の春でした。4点出品します。
【編集担当より】
まだまだ暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大阪もようやく来週頃から涼しくなるようです。おはよう朝日でも、今年の紅葉はきれいに色づきそうだとお話しされていました。嵐山など久しぶりに足を延ばしてみたいものです。
暑さ寒さも彼岸までといいますが、今年はちょっと夏ががんばっていましたね。まちゆく人々の装いや木々の色、朝晩の冷え込みなど、この移ろいゆく季節の変化が好きです。つられて心もすこしゆらゆらするように思います。曖昧な感覚で秋が来るのを楽しむのもよいでしょうか。
秋の夜長と言いますが、大人になると意外と普段通りの生活をしてしまっているように思います。秋を感じるようなことは、月見バーガーを食べるくらいです。好きだった本を読んだり、少し足を延ばして散歩をしてみたり、もしくは外で友人と月でも見上げたり。昨年よりも少し気が晴れているようにも思いますので、秋を存分に楽しみたいです。
食欲の秋で、確実に何キロか太るのでしょうが・・・。適切に欲求を満たすって大事ですよね。
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