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20240303_日本の道の精神について考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想21

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"騎馬が引き起こしたゲームチェンジ"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"異民族は異文化を理解できない"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 まったく異なる文化圏の文化・宗教・価値観を理解するのはほとんど不可能。異文化は尊重することはできるが、理解することは不可能に近い。
 例えば日本には"道(どう)"という日本独特の理念があり、日本で育まれたすべての文化には"道"の精神が染みわたっている。日本人にとっては空気のように当たり前になっている"道"も他国には全く存在しない概念。


道の例: 武士道、書道、華道、茶道、剣道、弓道、柔道、
   空手道、合気道、政治(御政道)、宗教(神道)
※一般的に道をつけないものにも、日本に生まれたものには道の精神がある


 人は自分が理解できない異文化に触れたとき、自分の文化圏でよく似た概念に置き換える。例えば、空手道・柔道・弓道といった"道(どう)"をボクシング・レスリング・アーチュリーといった"スポーツ"に置き換える。しかしスポーツと道は全く異なるもの。
 スポーツは"決められたルールの範囲内で勝ち負けを競う競技"で目的は"勝つこと"。道(どう)は"競技・稽古事・神事などを通じて行う精神修養"で目的は"神の御前にて威儀を正して身を清め、礼儀を弁え、心を正すこと"。競技や稽古事はそうした鍛錬をするための"手段"にすぎず勝敗はその"結果"。だからこそ道は"礼に始まり礼に終わる"ものであり、心・技・体の調和を重んじている。
 異文化を理解できないことは仕方のないこと。

感想

 最初、"異文化は理解できない"という点が受け付けられなかったのですが、日本の道とスポーツの例に関して学ぶことで納得できました。本では相撲の例も記載されていて、とても理解しやすかったです。
 スポーツと道の違いについて、とても勉強になりました。"勝ち負けよりも大事なものがある"という考え方も道の精神を知ることで納得できました。競技や稽古事も自身を鍛えるための手段、という考え方にも納得でき、大切にしていきたいと思いました。相手への敬意も忘れずに取り組むことの大切さも道の精神を知ることでより深く理解できた気がします。礼に始まり礼に終わるという考え方も大切にしたいと思いました。
 私は日本で生まれて日本で育ちましたが、道の精神に関して疎い部分があり、正直恥ずかしくなりました。そんな私でも"道(どう)"の説明を読み、その精神に対して"美しい"と感じることができた点に少し嬉しくなりました。言葉として理解できていなくても、肌で感じ取っていたものがあったのだと思います。道というものに対して、"良さ"や"美しさ"を感じ取ることができるのも当たり前ではないと知ることで、その貴重さを認識できました。道の良さを理解できることに対して、とても有難さを感じました。大切にしていきたいと思いました。

最後に

 道の精神について学ぶことで、自分の生き方を振り返る機会にもなると思います。日々、自分を高め、関わる人への敬意も忘れずに生きていけると良いと思いました。
 日々道の精神を忘れずに、様々なことを通して自分を高めていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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