慶野英里名Keino Erina|パラレルキャリア研究所

パラレルキャリア研究所 代表、(一社)パラレルキャリアマネジメント協会 理事。複業につ…

慶野英里名Keino Erina|パラレルキャリア研究所

パラレルキャリア研究所 代表、(一社)パラレルキャリアマネジメント協会 理事。複業についてお酒を片手にトークする「パラキャリ酒場」開催、働き方に関する執筆・講演を実施▼編集した「馬上の旅人」Amazon海外旅行部門1位▼早大政経2013年卒▼東京都Startup Hubで月1講演

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  • 読むパラキャリ酒場

    副業解禁時代の働き方について考える「パラキャリ酒場」が、マガジンになりました! 「パラキャリ酒場」はパラレルキャリア研究所が主催するトークショー。2018年の立ち上げ以降、シリーズ累計70回開催し、雑誌・WEBメディアなどにも50回以上取材された人気イベントです。 その中でも特に反響が大きかったテーマについて、パラレルキャリア研究所代表の慶野英里名が執筆します。

最近の記事

渡航歴まとめ 〜旅するように働きたい〜

※こちらのnoteはいつもの読み物ではなく、渡航歴などをまとめたプロフィールです! 「旅するように働き、暮らす」。 これは、私が将来的に目指すライフスタイルです。 近々に出産を控えていて、しばらくは家にいる時間が長くなる見込みですが、なるべく早いタイミングで「東京に拠点を置きつつ、他の地域でも仕事を持つ・過ごす」という生き方をしたいと思っています。 まだ地方に二拠点目を持つには至っていませんが、会社員として東京の出版社で働きながら、個人で立ち上げたパラレルキャリア研究

    • 妊娠中、無料でいただいたモノがこんなに!

      妊娠期間も残りわずかとなりました。 思えば、自治体や民間のサービスから、無料でいろいろなモノや特典をいただいたので、備忘録も兼ねてまとめます。 💛自治体(区) 住んでいる区で、助産師さんの面談を受けて産後ケアのプランを立てると、1万円分の子ども商品券をいただけました。産後には、5万円相当の出産応援ギフトの電子チケットをお送りいただけるそうです。 💛自治体(都) 「赤ちゃんファースト」というサイトで使える5万円相当のポイントをいただきました。我が家はこのポイントでベビーベ

      • 「つわりの辛さ」は、なぜ透明化するのだろう

        つわりがはじまり、人生最悪の3カ月に 実は秋に出産を予定しており、現在妊娠後期です。 今回が初めての妊娠なのですが、妊娠前までは「つわりの辛さ」を全く知りませんでした。 私はつわりが重い方で、妊娠悪阻(おそ)という日常生活がままらない状態になってしまい、1~5月まではほぼ外出もできず、自室で苦しみながら寝込むしかない生活が続きました。 普通の食事はほぼ取れず、特に2~4月くらいの時期は、ヨーグルトやパウチ型のゼリー、たまにおにぎりくらいを数口ずつしか食べられず、それす

        • キャリアを「品詞」で考える

          仕事=名詞? 自分の仕事や、これからやりたい仕事について言及するとき、だいたいは「職業名」を言うことが多いと思います。 広報、消防士、ハンドメイド作家…など、これらはいずれも「名詞」です。 ですが、職業やキャリアを考えるときに、「名詞=職業名」だけでは見えないものもあるのではないでしょうか。 かつて「政治は、美しいとか、キラリと光るとか、形容詞でやるのでなく、動詞でやるものだ」と中曽根康弘も言いましたが、より重要性が高いのはまず「動詞」だと思います。 職業や肩書を言

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          「成長実感」と成長が比例するとは限らない

          意外と多い、資格の持ち腐れ 2018年から、数千人にキャリアについてお話してきました。その中で、気になっていたことがあります。 それが、資格を活かせていない人の多さ。 「〇〇の資格を取りましたが、マネタイズできません」 「〇〇の資格を活かすにはどうすればいいですか」 という相談は、講演の質疑応答でも、個別の相談でもよくいただきます。 印象値ではありますが、「独学で目指せる国家資格」と「趣味と実益を兼ねる資格」が人気のように思います。 資格勉強は、頑張り屋さんと相性

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          「ロールモデルがいない」はピンチではなくチャンス

          諦めるより、挑戦する最初の世代になりたい 自分らしいキャリアをデザインしたい、と考えたときに「ロールモデル」や「ベンチマーク」を探すことは効果的な第一歩です。 完全な手探りで進む道を探すより、先人の成功や失敗から学んだ方が、無駄が少ないはずです。 「こんな風になりたい」と思った人の仕事や経歴を調べたり、可能であれば会って話したりするうちに、真似したくなる具体的な一手が見つかりやすくなります。 一方で、「ロールモデルが少ない」という悩みを持つ人も多いですよね。 ロール

          「ロールモデルがいない」はピンチではなくチャンス

          「0→1」で心が折れない人は、目盛りを刻む力がある

          スモールビジネスやプロジェクトを立ち上げる時に、「0」を「1」にすることが必要になります。 似たような前例や成功体験がない限り、最初から成功への道筋が見えていることの方が少ないでしょう。 方向性が合っているのか分からないまま、成果が出るのか見えないまま、リソースを使い、人を巻き込み、努力を続けるのは大変なことです。 早々に諦める人も多いですが、挫折を乗り越えて、「1」にたどり着く人もいます。 諦める人と、うまくいくまで続けられる人に、どんな違いがあるのだろう?と考えて

          「0→1」で心が折れない人は、目盛りを刻む力がある

          上昇志向より、「可動性志向」

          仕事をがんばる=上昇志向? キャリアデザインの仕事をしていて、正社員×フリーランスの掛け持ちをしているせいか、「仕事に人生を捧げてる」「上昇志向が強い」なんて思われがちだったりする。「バリキャリ」と呼ばれることもある。 たしかに、仕事は好きだし、仕事をしている時間も日本全体の平均よりは多いかもしれない。 でも、「上昇志向とはちょっと違うんだよな」とも感じる。 社会的ステータスが何より大事とは思えないし、仕事のために他の全てのことを犠牲にしてもかまわない、とも思っていな

          「予測不能な未来」に備える2つの視点

          未来はいつだって予測不能です。 人生には思いもよらない出来事が起こります。 でも、だからといって刹那的に生きるのが最適だとも思えません。 今のためだけに生きていたら、ほんの少し先の未来に「あの時ああしていれば」という後悔が生まれるかもしれません。後悔してからでは遅いのです。 とは言え、起こり得る未来の不安をつぶすことばかりを優先していたら、キリがないし、現在のために使うリソースが減るばかりつまらなくなるでしょう。 漠然とした未来は、あまりに掴みどころがなくて、私たちを呆然

          「予測不能な未来」に備える2つの視点

          「プロボノは搾取されている!」と嘆いて怒るor消える前にしたいこと

          プロボノで揉めるのは、実はあるある 私は複業を推進する仕事をしていますが、お金が稼げない「プロボノ」「ボランティア」をすることにも大いに意義があると考えています。 まず、活動の報酬は金銭だけとは限りません。人から感謝される喜び、やりがいや生きがいを感じることに、金銭的なリターン以上の価値を感じるなら、無償の活動をどんどんした方が人生が豊かになると思います。 それに、現時点で無報酬だとしても、活動の中でスキルや知識などの人的資本や、ネットワークなどの社会関係資本が溜まること

          「プロボノは搾取されている!」と嘆いて怒るor消える前にしたいこと

          「自分らしく」をマジメに考える

          私はパラレルキャリアを推進する講演や研修をしています。パラレルキャリアの魅力の一つは、「自分らしい働き方」を実現しやすくなることにあると思います。 会社員は、自分で仕事や働く仲間を選びにくい場合がほとんどです。会社以外に自分で選んだ軸足を持つことで、自分らしい働き方を実現したいと、パラレルキャリアをはじめる方は多くいらっしゃいます。 だから、質疑応答の時間などに「自分らしく働きたい」「自分らしく暮らしたい」「自分らしく在りたい」という言葉を頻繁に耳にします。 ただ、この

          「自分らしく」をマジメに考える

          目標が見つかったら「最初の曲がり角」を探そう

          複業を諦める人にありがちなパターン 最近、考えさせられることがありました。 以前、何度も講演に来てくださった方に「最近どう?」と声をかけたら、「複業、やめることにしました」とのこと。 理由を聞くと、「儲からないから」。テーマを決めて、必要な道具もそろえて、案件マッチングのサイトにも登録して…と行動はしていたのですが、その後、スキルアップや営業の大変さの壁にぶち当たり、「忙しいばかりで稼げない」という理由で諦めてしまったそうです。 複業に挑戦してみて、「忙しいのは性に合

          目標が見つかったら「最初の曲がり角」を探そう

          「オンとオフ」と言うけれど、会社のために休んでる訳じゃない

          「オンとオフ」という表現がある。 私もよく使ってしまうのだけど、実はしっくり来ていない言葉だ。 たいていの場合、オンが仕事、オフがプライベート、という意味で使われる。会社員だと「オフの時間に英気を養って、休暇明けの生産性に繋げて…」みたいな表現をされがち。 でも、こういう表現をする限り、仕事が主役で、プライベートが脇役みたいに扱われていて、モヤモヤするのだ。 「仕事が本番、仕事以外は仕事に向けてチャージする時間」と捉えると、無意識のうちに仕事以外の時間の優先順位が下が

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          「プロボノばかりで稼げない」を解消するには

          パラレルキャリアをしている人、したい人の相談に乗っていると、「プロボノ案件ばかりで稼げない」なんて悩みや、「私の周りは、無償や低予算で搾取しようとしてくる人ばかり!」なんて憤りを耳にすることがあります。 どうも、プロボノと言う言葉が人口に膾炙したことで、「無償の案件=プロボノ」と雑にくくっているような印象があります。 「無償の活動」を、耳障りがいい「プロボノ」という言葉でまとめるまえに、しっかり「なぜ無償なのか」「なんのために無償なのか」を検証するとよいと思います。 今

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          道後温泉でワーケーションをしてみたら

          このシルバーウィークに、香川、愛媛を旅しています。 まず、こんぴらさんで有名な琴平へ。お参りと「うどん教室」を楽しみました。続いて、松山で大街道や松山城を散策。 そのあと、路面電車で15分ほどの道後温泉に来て、3泊4日。いまは3日目の夜です。 今回は、道後温泉で「ワーケーション」も取り入れてみました。 私は、昨日の午後と今日の午後は、複業の打ち合わせなどのテレワークをしました。一緒に来た夫は、昨日と今日が1日テレワークです。 仕事と余暇を組み合わせた「ワーケーション」を

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          「何か面白いことしましょう」を社交辞令で終わらせないテクニック

          「何か面白いことをしましょう」と、いいご縁を感じたときにいう人は多いですよね。 よく飛び交う言葉ですが、これが成就する確率って、1割くらいだと思うのです。 あまりに成就の確率が薄いので、「面白いことをしましょうは一律で社交辞令」「面白いことをしましょう、とか言うのは口先だけの軽薄な奴だ」くらいに思っている人もいるのではないでしょうか。 手前味噌ですが、私は「面白いことをしましょう」の実現率が高い方だと思います。そして、私の周りにも実現率の高い人はたくさんいます。 「面

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