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「オンとオフ」と言うけれど、会社のために休んでる訳じゃない

「オンとオフ」という表現がある。

私もよく使ってしまうのだけど、実はしっくり来ていない言葉だ。

たいていの場合、オンが仕事、オフがプライベート、という意味で使われる。会社員だと「オフの時間に英気を養って、休暇明けの生産性に繋げて…」みたいな表現をされがち。

でも、こういう表現をする限り、仕事が主役で、プライベートが脇役みたいに扱われていて、モヤモヤするのだ。

「仕事が本番、仕事以外は仕事に向けてチャージする時間」と捉えると、無意識のうちに仕事以外の時間の優先順位が下がってしまいそう。

私の仕事以外の時間は、仕事の時間を充実させるためのものじゃない。

24時間、全部大事な、自分の時間だ。

確かに、仕事の時間は基本的に「オン」だとは思う。

でも、「オフ」と呼んでいる時間にも、目が輝いている瞬間、本気を出している瞬間はたくさんあるはず。

世間では出勤日以外を「休日」と呼ぶけれど、思えば私は土日と有休取得日にまったり休んでいることの方が稀で、何かしら活動している。

(こういうライフスタイルになったのは、学生時代に先輩に「社会人になると1年があっという間ってよく言うけど、毎週末に何かイベントを入れると1年の長さが伸びるよ!」と言われたからだった。あれはほんとにいいアドバイスだった。)

今後もきっと、会社は世間は、仕事をオン、それ以外をオフと決めつけてくる。

だから、「何がオンで何がオフなのかは自分が決める」「仕事以外の時間にもイキイキできる時間を増やす」と強い気持ちで思っていたい。

そもそも、「オン」「オフ」と、デジタル的に2つにバチッと区切られていることにも違和感がある。

むしろ、活動量やエネルギーレベルのグラデーション、みたいなイメージを私は持っている。

仕事でも、仕事以外でも、気持ちの高ぶりや、アウトプットの質の量には、結構上下があるものだと思う。仕事中でも、緊張状態の時とゆるっと過ごしている時、どちらもあるはずで。仕事以外でも、社会とのつながりの中で何かを生み出したり、いい緊張感を持っている瞬間もある。

まずは、そういう自分のバイオリズムをしっかり観察して、「こういう状態は心地いい」「こういうストレスには弱いな」なんて、自分の気力体力・感じ方を知ることが大切かなと思う。

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