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個展について

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個展unfold直前インタビュー

個展unfold直前インタビュー

大西けいとして3回目の個展を間近に控え、心境などを乙女屋店主様がインタビューしてくださいました。お忙しい中ありがとうございます。

二年半ぶりの個展が間もなくの大西さんに、その間の変化と今回の個展について伺いました。

・二年半の間の変化として、Instagramでファッションアカウントを始められましたが、きっかけは?
「もともとファッションが好きで、仕事と家の往復のときでも可愛い洋服を着てテンシ

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calling

calling

個展最終日の終了時刻、17時ちょうどにバイト先のスタッフからLINEが連投された。
トラブルがあったのだとすぐに解る。現実への引き戻され方が半端ではない。
明日からバイトに行ってトラブルを解消しなくてはいけない。
残念だとか台無しだとかは思わなかった。そのスタッフは私がこんなことをしていると知らない。帰ってこいということだ。
見ていたかのようなタイミングに笑ってしまった。

もうずっと昔のことのよ

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魂を象った人形をもとめて

魂を象った人形をもとめて

個展を数日後に控え、思いもよらぬサプライズがありぶるぶる震えています。
今や球体関節人形を語る上で欠かせない存在の珈琲舎・書肆アラビク オーナーの森内さまから、作家大西けい並びに作品への推奨文をいただきました。

素晴らしい文章に読者として読み入ってしまい、自分の事なのかと喜びを噛みしめています。本当にありがとうございました。

以下推奨文

魂を象った人形をもとめて
森内憲(書肆アラビク)

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dear dream

dear dream

2月が終わるともなれば日差しは徐々に春の気配を帯び、外気そのものも青みが薄れているのが解る。
三寒四温は例年のことだが今年は落差が激しい気がする。
今日は生憎の冷たい雨。

あっという間に、個展まで一か月を切った。

前回の個展時に制作したオブジェたちは段ボールに入ったまま3年間静かに押し入れの中で眠っていた。
久しぶりに開封する。
そうやんな、とひとり呟く。

たかが3年!と、些細な悩みくらいな

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zine制作への道

zine制作への道

個展の詳細を発表しました。リアクションありがとうございます!本当に励みになります。



個展で展示販売する人形の制作はもう終えていて、現在取り掛かっている人形は個展の次のイベントに向けたものだ。
こうなってくると、今が何月何日なのかわからなくなるということがしょっちゅうある。
個展に関しては事務的なことが増えてくる。
そして今回は初めて物販用にzineを作ってみることにした。

虚構メルヘン時

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ネクストステージ

ネクストステージ

12月になった。
昨日、個展会場の内覧と開催日の決定をしてきた。
もう随分前からそのギャラリーで個展をやりたいという希望は持っていて、11月中には連絡をしようと思いながらもずるずると時間がたってしまっていた。

いつもnoteを更新したら、来週は何書くんやろ…と速攻で不安になるのはお決まりだ。
11月が終わりそうなことに軽く絶望しながらも、次の金曜日までに個展に関する動きがあれば次回のnoteで進

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静かな共鳴

静かな共鳴

昨日、個展のBGMにするCDが2枚届いた。

個展の日も会場もまだ決まっていないのに、BGMとタイトルはもう決まっている。

以前noteに上げたno name dollの記事の中に書かれている、とある出来事。
それが自分の中で肝になっていて、私は西日が差し込むあの部屋での出来事がどうにも忘れられない。

「言葉にできない」と思うことは数多くある。
漂う空気感や気配、色や匂い、全体を纏うもの。

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『個展』というもの

『個展』というもの

さっきまで自分が身を置いていた世界とはまるで違う、遮断された空間。
そこに漂う静謐な空気と程よい圧、緊張を味わいながら、作品と一対一で対峙する。
間に介入できるものは何もない。
瞬きも忘れるほどの時間が流れる。

そんな個展を目指したいといつも思っている。

個展は、作家としての力量の全てが試される場だ。
会場、装飾、配置、照明、音楽
告知、映像、写真、発信媒体。物珍しいことをやれば良いということ

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