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zine制作への道
個展の詳細を発表しました。リアクションありがとうございます!本当に励みになります。
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個展で展示販売する人形の制作はもう終えていて、現在取り掛かっている人形は個展の次のイベントに向けたものだ。
こうなってくると、今が何月何日なのかわからなくなるということがしょっちゅうある。
個展に関しては事務的なことが増えてくる。
そして今回は初めて物販用にzineを作ってみることにした。
虚構メルヘン時代に文庫サイズの作品集を作った。
iPhoneで撮りためた自分の作品をフォトブックにするというシンプルなやり方でまとめたものだ。2015年の初個展で販売。
50部刷ったのだが、売るのにめちゃくちゃ苦戦した。(昨日実家に帰ったら部屋から1冊出てきました。なんと完売してなかった。)
当時は即売イベントにもたくさん出展していたので、50部なら結構すぐ売れるのではと思っていたがとんだ見込み違いだった。お恥ずかしい…
それ以来、「作品集作りたいな」と思ってもなかなか踏み込むことができず遠巻きにしていた。
私は写真撮影があまり得意ではないので、次作るならカメラマンを雇って全て任せたいという気持ちもあった。
2018年はプロカメラマンにたくさん写真を撮ってもらった。せっかくのチャンスだったのに今度は気持ちが乗らなかった。うまくいかんなぁ。
今回の個展は一つくらい物販を作ろうかな、と考えていた。さぁ、何がいいやろ。
物販は数を売ることができて初めて利益に繋がる。売るために作るのだから売れなくてもいいという思考ではいけない。
赤字覚悟の豪華な物販も有りなのだろうが、赤字を覚悟してまで作りたい物販は今の私にはない。それならば人形を一体でも多く作りたい。メインは人形とその展示、空間だ。お土産的ポジションで購買意欲を満たせるものが好ましいだろう。ここまではまとまった。
じゃあ利益になるものって何ですか。はいどうぞ。
何それ、めっちゃむずいやん。
一瞬にして暗雲が立ち込める。
もういいや、赤字とか利益とかより自分が欲しいもの作ろ…このまま考え続けたところで多分わからへんわ…
自分が欲しい自分の物販という視点で考え直す。欲しいのは、ぱらぱらめくれる紙媒体一択だ。
あ、作品集か。このタイミングでついに。
2015年に自分が作品集を作って以降、たくさんの素敵な作品集を目にしてきた。そうするうち、「作品集」というもののハードルがぐんぐん上がっていたことにも気が付く。
ハードカバー、特装、変形、箔押し、特殊紙、特殊加工……
凝りに凝ったものや何気ないが美しい作品集は見るのも集めるのも好きだが、内心ではもうやめてくれとさえ思っていた。
しかし自分が欲しい自分の作品集となると、実際のところどうだろう。
あまり仰々しいものより気軽にぱらぱらめくれて思い返せるようなものがいい。
作品集という言葉自体も少し重いくらいだ。
ページ数は多くなくていいから自由な感じで、前のよりは大きめがいいなぁ。
やっと、考えるのがちょっと楽しくなってきた!
今はスマホがあればどこでも作品を見返すことができる。インスタはデジタル作品集のような役割にもなっていて、人に自分の作品を伝えるのにとても便利だ。
それでも、ぱらぱらしたい。私は紙媒体が好きなのだ。
いつかは凝りに凝った作品集だって出してみたくなるかもしれないが、来るかわからないいつかの話は今はいい。
遠巻きにしていた作品集が少し近づいたのだからまずは形にしてみよう。
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ということでzineを制作しています。
が、先日刷り上がってきたDMの出来があまり満足のいくものではなかったので印刷物に対する拒絶グラフが急上昇。
イヤイヤ期に入りそうでしたが、不満足なものが目の前にあるということは満足に近づくにはどうすればいいのか試行錯誤できる良い機会と切り替えました。
紙質や色の出方の実験を兼ねて、今は名刺を発注中。遠回りなやり方ですが、その方が自分には合っています。
名刺は配布物なので、出来上がったらもらって下さいね。
一応、まだ、あとひと月ありますね。たぶん。
個展です。よろしくお願いします!
大西けい人形作品展 calling
3月25日(木)~3月30日(火)
cultivate gallery : 阪急神戸線王子公園駅、JR神戸線灘駅
3年ぶりとなる個展を地元神戸で初開催。
自身が長年深い思いを抱いている「人形」と向き合い見えてきたもの。たしかな声。
※会場内の換気、消毒など感染症対策を徹底して行います。ご来場の際はお出かけの前の検温、マスクの着用を必ずお願い致します。
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