わたしと人生とうつと
このタイトルは、わたしと小鳥とすずと(金子みすず)、という詩のタイトルが頭に浮かんだので思わず文字りました。
この金子みすずさんのこの詩の内容を調べてたら
自己受容を大切にすること、を考えると
詩に共感できると綴ってる方がいました。
今の私にぴったりだな、と。
実は今年鬱病を発症した。休職して数ヶ月、あともう少しで半年くらい。
メンヘラで弱い人間だと自分で理解してたからいつものことで病んでるだけだと思ってた。だがしかし、本気で死にたい、死のうと思った。のが数ヶ月前。2週間何も食べなくても生きて行けた、食欲が全く湧かない。そして全く眠れない。寝れないのは職業病から来てるものだから仕方ないと思ってたけど、本気で眠れなくなってた。
自分何してるんだろう、って思ってた。
ある日仕事行こうとしてたら何もする気が起きなくなって死にたい、怠い、涙が止まらない、苦しい、と波寄せるように襲ってきた。何も手がつけられなくて仕事を休んだ。死にたい、疲れた、が先行してもう何も考えられなくなった。そしてこの自分も嫌いだった。
私の親はとても厳しくてメンタルヘルスに関しては偏見が強いほうである。だから精神科や心療内科を受診することが怖かった。けど、自分でどうにかしようにも出来なくて助けを求めにメンタルの病院に受診した。助けて欲しかった。
行く途中でも病院ついてからも帰る時もずっと涙が止まらなかった。なんでこんなに泣いてるんだろう、って思ってた。弱いな自分、弱すぎるだろ、って。
重度の鬱病だと診断された。一ヶ月の休職。とりあえず変なこと考えるな、死のうとはしないで、と。毎週受診と薬の調整、何も改善しなくて焦って病院を変えた。体重も1ヶ月で5キロ痩せた。
病院変えたら鬱病の治療1クールは3ヶ月で考えると言われ、そこから3ヶ月の休職になった。良ければ早く戻れる、と言われ少し安心した。確かに調べてたらうつ病の治療は1クール3ヶ月とか、時間をかけて治療をしていくものらしい。あともう1ヶ月ちょい休めば戻れるんじゃないか、って、早く戻りたかった。仕事は好きだから。2ヶ月休んだくらいでもう十分だと感じてきた、仕事したくないわけじゃないから、ブランクを作る方が自分へのストレスに変わってきていた。
がしかし、2クール目に入ってしまった。
薬が上手く調整できてなかった。中でも苦戦してるのが眠剤のコントロール。そしてメンタルが安定してないからって。そして薬の副作用で生理は止まる、そして食欲過多になり体重は元よりも増加した。それは今も尚変わらず、、。
私はもう凄く元気だと自覚してる。もう十分休ませてもらったと思う。薬飲み忘れて寝ちゃうこともある。むしろ働いてないこととブランクを作ることに対して不安で焦っている。それがストレスになってきている。医師にも復職準備に1-2ヶ月かかるって言われて、うつ病と一緒に過ごすことがとても苦痛だと感じた。
あとは傷病休暇手当も申請してもすぐには振り込まれない、そう色々考えてたら自身の生活が不安になってきた。なぜならそこまで貯金して生きてなかったから。
私は自分が嫌いで自己受容ができずだった。完璧主義で真面目すぎ、根本的ネガティヴ、そして不器用な自分。
休み始めた時は本当に何も考えられなくて、自分と向き合いたいと思ってたけどどうしたらいいか分からなかった。
毎日仕事ばっかりで、休む時とかも仕事優先にしてた。職場の上司に言われることは全部聞いてきた、急な勤務変更を勝手に決められてても文句を言わずに聞いてきた。そして自分だけ、こんなに真面目に仕事してても報われない、って気持ちも増してきてた。真面目に働かない勉強すらしてこない、志の低い後輩たちにも嫌気がさしていた。上も分かっているのに何もしない、患者死ぬぞ!って何度思ったか。
プライベートでは彼氏に何か言われてすぐ泣いていた。今思うとほんとなんでそんなことで泣いてたんだろ、って思うくらい。そしてあまりにも寝ないから、心配もされた。心療内科とかとりあえず病院行け、潰れるよ、と真面目に言ってくれてたのに、職業病だから仕方がないだろ、って当時の私は受け入れてなかった。今思うとその時彼は私に何度も言ってくれてたから私と向き合ってくれてたと思うし、ヤバい奴だと見られていたとも思う笑。だけどちゃんとはっきり言ってくれてた。素直に聞いてたら、こんな状態にはならなかったと思う。その彼とは別れちゃったけど、感謝している。きっとコップに入った水が溢れ出す直前だったんだろう、あの時は。表面張力でなんとかなってたのかもしれないし、少し漏れ始めてたのかもしれないし。
治療2クール目に入って焦りがやばかったんだけど、
天気で左右もすごくされてたけど、
なんだかもう仕方がないのかな、ってこんな日もあるよね、こんな状況の時もあるよね、って
ふと、ある日思うようになったんだよね。今まで自己否定から入ってたんだが、なんかそれやってても意味ないよなって。
最初は言い聞かせたところもあった、だけど自然に流れに身を任せられるようになった。自然と色んなことを消化できるように(そこまで外界と関わってないからなんとも言えないが。)なった気がする。
自分を受け入れるまでの時間はかかるし、休まなければこんなに考えたりすることもできなかったと思う。
職場もそうだけど世の中なんていろんな人がいるから仕方がないよね、とか、こんな日もあるな、とかそう思ったりできるようになったのは本当最近。カウンセリングしてるけど、正直なんかよくわからない、話すことで整理したりプラスに考えられるようにできていたのかな。
うつ病になってしまう人はたくさんいる。自分を責める人も多い。正直自分はエセうつ病だと思ってた。だからすぐ回復も復職もできると思ってた。だけど違かった。
治療過程ってすっごく苦しくて辛い。私は動けない、ってところまではなってないからその気持ちはわかってあげられないけれど、みんなそれぞれの症状があって苦痛を感じたり落ち込んだり、いろんなことを抱えてる。
休んでてもただ日が過ぎていくこともあれば、人に会ってストレス発散して元気になることもある、それを外から見てる人は理解してくれない。なぜ休んでるのか、ただの逃げ、遊んでるなら元気じゃん、っていう人たちも世の中沢山いる。メンタルってまだ偏見が強い。
今まで、患者さんにも人にも、苦しんでもがいてる状態に寄り添ったつもりになってただけで何にも理解してなかったな、って今回思った。
人のことは完璧に分かってあげられることはないけど、辛い思いしてる時ならその人自身が、癒され、リラックスできることをすればいいと思う。
他人の目なんてどうでもいい。
まずは自分のことを受け入れてあげることが大事。
自分の人生だから、大事にしたいと今は思う。前はほんと早く死にたいって思ってたけど、今はそんなに思わない。
うつ病になったのは人生の一片だと思って、プラスに考えようと思ってる。
こうなったおかげでもっと人のこと理解しようと思ったし。そんな時もあるよねーと少し楽観的に考えられるようにもなったし。
そんな私はトラベルナースというドラマを見始め、早く仕事に戻りたいな、とそわそわしています。
私のぼやき。
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