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日本沢山旅して来ました LOCAL JAPANESE FOLKLORIST 202…

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日本沢山旅して来ました LOCAL JAPANESE FOLKLORIST 2023/11/05 START "日本の道" 毎週日曜23:32〜ON AIR全50回 pursuit of Happiness and being an expression of joy

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日本の道について

今日から一年間、twitchにて、毎週日曜23:32〜、2332新番組「日本の道」を始めます。 2332は、コロナ禍に映像インスタレーションチーム、Videogramのtajifさん、DJのAra⚪︎vnさんによって毎週日曜23:32に行われた映像番組。 全51回、あらゆるメディアから多くの映像と音楽をコラージュした至極の映像作品です。 コロナ前からこのチームにミュージックセレクターとしてジョインさせて頂き、オフラインでのインスタレーションに何本か参加させて貰いました。

    • 立川1967

      代田橋にあるflotsam bookさん。 様々な写真集を取り扱うお店。 ファッションやデザイン関連が多いお店のInstagramのストーリーでご年配の3人組のお客様が来られたとアップされていた。 あまりにもおかしいミスマッチさか、いや写真好きの素敵なマダム達がこのマニアックなお店にしか在庫がなかった代物を探しにきたのか。 色々考えてみたが、どれも違った。 次のストーリーには持ち込みでの写真集の取り扱いの営業だったらしい事が記されていた。 その名も立川。 1967年、当

      • GIFT

        悪は存在しないを鑑賞後に 久しぶりに石橋英子氏のLIVEを観たくなり ジムオルーク氏とのLIVEへ過日 昨年のLIVEではブルーノートにて ジムオルーク、山本達久に加え、マーティホロベック、ermhoiをメンバーに加えてドライブマイカーのサントラ楽曲を演奏 ロケ地の広島市内、大崎下島も旅した後だったので素晴らしい余韻だった 今回はermhoi、石若駿、マーティ、小林うてなのバンド、その後に石橋英子、ジムオルーク 悪は存在しないら高まっていたGIFTの感情欲求が最大にな

        • OPUS-終う事が出来ました

          教授のOPUS を彼が監修したシステムの劇場109プレミアムで鑑賞してきました Dolbyと2Dを二つ聴き比べしましたが Dolby一択でした 懸念としてはDolbyは観客が多く 2Dは貸切状態 続けて見たのですが、 1回目はDolbyで菓子を食べたり飲んだり、またはいびきをかいて寝ている人間の音が気になってしまう 2回目は2Dで人は少なく、音が物足りない しかし静寂が非常に美しかった ジョンケージの伏線を感じました 最後に振り絞った教授の音は非常に細い 音との

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        日本の道について

          明日の自分を予測出来ないなんて

          明日の自分を予測 明日の自分の感情を予測出来ないなんて駄目ですよ 自分という客体を主体と分けて観察している人達はこんな事はないと思うが 時流に自身を自身の感情を流されている人達は少なからずいいる 猪瀬さんが次の都知事選に向けて、そしてこれまでを振り返って言った冒頭の言葉が刺さった 人は歴史上、まだ見えない先の事を知りたいという予測の欲望を持っている それは世界であり社会であり客体である 猪瀬さんは自身の予測と言った それはやはり自身の意見を持って 自分(自らを分ける

          明日の自分を予測出来ないなんて

          私の個人主義とセガレン

          主体と客体の間に生起するもの セガレンのエグゾティスム 「近頃自我とか自覚とか唱へていくら自分の勝手な真似をしても構はないといふ符徴に使ふやうですが、其中には甚だ怪しいのが沢山あります。彼等は自分の自我を飽迄尊重するやうな事を云ひながら、他人の自我に至つてはも認めてみないのです。荷しくも公平の眼を具し正義の観念を有つ以上は、自分の幸福のために自分の個性を発展して行くと同時に、共自由を他にも与へなければ済まん事だと私は肩じて疑はないのです。我々は他が自己の幸福のために、己れの

          私の個人主義とセガレン

          悪は存在しない/関心領域

          悪は存在するのかしないのか 悪は陳腐なのか 今回この二つの映画を見て揺さぶられてほしい 今期最も揺さぶる内容だった 面白い 偶然の何かをきっかけに悪は忍び寄るのかもしれない 正しいと思っていることを正当化する 疑心に怯え目を伏せているのかもしれない 俯瞰し客観し何かに気付くのかもしれない 悪とはなんなんだろう 悪のないだろうか 二つの映画には愛は語られている その愛の対象はなんなんだろうか 今回これを機にハンナアーレント著作や夜と霧 フロムの自由からの逃走を再読し

          悪は存在しない/関心領域

          対立構造/関係

          構造とは 全体を形づくっている種々の材料による各部分の組み合わせ。 作りや仕組み 関係とは 1 二つ以上の物事が互いにかかわり合うこと。また、そのかかわり合い。「前後の—から判断する」「事件に—する」 2 あるものが他に対して影響力をもっていること。また、その影響。 形や物事とは、それぞれが持つ個々の作りや個々の仕組みを関わり合わせながら成り立たせている 社会と個(人) 自然と人工 人とモノ 都市と地方 過去と現在 理想と現実 大人と子供 上流と下流 それぞれの対象

          対立構造/関係

          遺言葉

          刻々と変化する体 うっすら死期の気配に遺言を少しずつ書いていく 自宅のノートに綴っていく もう少し行きたい、という気持ち モノも想いも履歴を消してゴミを残さずに去ろう思う これまで心通じた人と 今この時期に直近で連絡を取っている人達に送る言葉を綴る  酷くだるいがこの命使い切って燃え尽きるまで メメントモリ 死の活用 宿命に生き 運命に戯れ 使命に生きる 荒川修作のように常に生きていれば死ぬ事なく 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 冷しかりけり あと何回 

          観察は謙虚に仕事は楽しく

          不思議には自身の目で脅威しなければならない 寺田寅彦の門下として、不思議に目を傾ける魅力を学び、物理だけでなく、絵画、映像、音楽、文学に触れた宇吉郎の言葉や写真、映像の記録は美しい 世界で初めて人口雪の結晶を作り、記録し、 世界を旅した宇吉郎 自然界の結晶の多くが不完全な形をしている 綺麗な六角構造のものは稀である 事実羅列の面白さの中に美を求めるものと不規則な形に愛着と価値を見出し、自然に謙虚に向き合った "科学的である、とはいったいどのようなあり方をいうのだろう

          観察は謙虚に仕事は楽しく

          奈留島へ/瞳を閉じて

          4月、五島列島福江島から奈留島へ 穀雨訪れ雨はGWの中頃まで続く 五島の時間も半分は雨だった 天候でフェリーへ出ず中々奈留島へ向かう事が出来なかったが、風がない日に行く事が出来た 小さな港が3分くらいすると見えてきた 小雨の中徒歩で奈留島まで向かった 島は日曜日の雨 乗客も人の気配も少なかった 数台すれ違う車があるくらい通りを見渡しながら歩く 途中世界遺産センターでスタッフの方とお話しする 潜伏キリシタン関連の集落天主堂は2018年に世界遺産に登録された 一際人

          奈留島へ/瞳を閉じて

          親しく愛しいモノが滅びなくなっても悲しむ筋合いは少しもないだろう

          素朴で力強い空の碧 つぎはぎだらけの花村安治の一銭五厘の旗 素晴らしい装丁と手に持った重さに惹かれた 美しい暮しを人は必要としている 国に貸しに貸しまくったその後は何もなかった戦争を経験した花村安治 暮しの手帖の初代編集長で半生全てを編集に行きた花村安治 戦後3年で暮しの手帖を創刊させ 日本の暮しに美しさとはを訴えていく 1文字1文1ページ、1枚の写真、装丁も全て力一杯の想いを込める なのでそれを犯す広告は一切載せない いいものはいい だめなものはだめ わるいものはわ

          親しく愛しいモノが滅びなくなっても悲しむ筋合いは少しもないだろう

          夜が明ける

          豪徳寺に向かう小田急の車内の事 下北から女性が多く乗って来た 目の前に乗って来た女性に視線を向けると本を開いた 今僕が手に取って立ち読みしている本、同じ西加奈子の本を向き合って開いた 二人共、豪徳寺を降りる 女性の歩く背中を見ながら本の感想を想像していた 数日後、 読み終わった後 夜の渋谷を散歩した いつもどおりなるべく人がいない道を選んだ 泣き言言っても誰も助けてはくれない 昔、友人の父が僕にそう言った その時僕はフィリピンの離島でその言葉を聞き海を見ながらどう生きる

          夜が明ける

          さびしさについて

          季節のおわりはじまり 出会い別れ 賑やかな場所静かな場所 無くしたり捨ててしまったり 拾ったり掴んだり 晴れやかな生きるかなしみ 見落としていた人生のおもろみ そんな山田太一を思い出すタイトルで手に取った 知らない物書き二人の往復書簡 かなしみの本意はわびしさやはかなさ 慈しみや愛するゆえの想いがある 琴線に触れる瞬き 冬山の静けさ寂れた寺の庭 人の営みから自然へと還る大きな流れの敬意にも似る そんな心象を生む 消えて無くなる手放し失う 死の観念は一概の喪失にはなら

          さびしさについて

          ニッポン戦後サブカルチャー史

          NHKで昔やっていた宮沢章夫の日本戦後サブカルチャー史。 サブカルチャー、オタク、マイノリティ 60.70.80.90年代と戦後日本の復興とその社会の中で生まれたムーブメント。触れた人も多いと思う。 宮沢章夫を知ったのは、ファッション、音楽経由。 そこで知った原宿のピテカントロプスエレクトス、という伝説の、クラブ。 いとうせいこうやYMO、プラスティックスなど著名人が集った場所。 そのピテカントロプスエレクトスについて早稲田で講義をしていること知り、伺ったのは最初で最後の

          ニッポン戦後サブカルチャー史

          記憶

          4年に一度の閏年の1日が過ぎ、3月が始まった 2月辺りは少しさびしいことを思い出す 2011/2/22のクライストチャーチの地震 もう13年経つ。時間は止まっていたように思っていたけど、記憶の中で変わる事ないあのころの笑顔のままに33歳になったんだなあと考えるようになった 僕も42になる。東京は10年目 今の仕事も10年 とても節目の年、2/22のコトを一週間経った閏年の2月最後の日に思い出した 年齢だけ重ねて、時間が止まっていたようにも感じていた 「お互い成長