![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120860908/rectangle_large_type_2_a245944815a57a3793009f6826e2a30d.png?width=800)
日本の道について
今日から一年間、twitchにて、毎週日曜23:32〜、2332新番組「日本の道」を始めます。
2332は、コロナ禍に映像インスタレーションチーム、Videogramのtajifさん、DJのAra⚪︎vnさんによって毎週日曜23:32に行われた映像番組。
全51回、あらゆるメディアから多くの映像と音楽をコラージュした至極の映像作品です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861087/picture_pc_0ed9b3fb3b68c4d3a9c5c685220afd13.png?width=800)
コロナ前からこのチームにミュージックセレクターとしてジョインさせて頂き、オフラインでのインスタレーションに何本か参加させて貰いました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861459/picture_pc_c817644b84e5c3ef36c6730f4ac8941d.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861460/picture_pc_98ecef4964f1cbf6da523798dbeea98f.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861462/picture_pc_55021b9f02e289ee99e38a4499d33a7f.png?width=800)
※兵庫県豊岡市にある重要文化財「とど兵」でのパフォーマンス
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861660/picture_pc_da8c8e826bf8643496fd412742add05a.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861663/picture_pc_f2c376a0aa4e6b4ab5fedc2521d02544.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120861661/picture_pc_3b9f61543fcad1c689c0e10c704f42fa.png?width=800)
※関東近郊の工場内で行われたパフォーマンス
コロナ禍にインビテーションの観覧者のみに行われた作品は、先に紹介した2332の配信をコロナ禍に見た人達。
映像、動画、音楽、グラフィックに興味関心のある人達の間で一部で熱狂されたコンテンツでオフラインのリアルな場で体験したいという人達が募ってきました。
VJの枠を超えた様々なアーティストが集まり、今後、色々な場でもお披露目出来そうです。
※引き続き是非ブッキングお待ちしています。
ここで関係者としてその場に立ち合えた事は感謝です。
今回、オフラインの場でこれから作る作品と並行して、今回の新番組の「日本の道」は始まります。
コロナ禍だから成り立ったオンラインの配信、そして収録を毎週水曜日、豪徳寺のTool Bar SToveさんで行われている「JAZZ LIFE」という枠で21時から0時に並行で行います。
※エントランスフリーです。
※上記会場でのオフラインLIVEは終了
配信の形と収録現場をリアルタイムで体感できる事になります。
収録では、通常行っているフルスペックのベストな機材で行う事は出来ませんが、来場頂いた方には毎回面白がって貰えています。
日本の道のコンセプトは、ara⚪︎vnさんの続編のアイデアと、僕が今年のお盆に郡上、富山を股旅していたことをベースにしています。
旅の途中、5人でドライブしていました。
会話のない車中でスマホから目を外し、車の外の景色を見た時、ここはどこだろう、と一瞬考えました。田んぼ道を通り抜けていた時でした。
「日本の田舎道は、見る価値ないからね。住宅の建築もほぼ同じ、町の作りも大体同じ、広がる田んぼを"田舎って素敵だなー"なんてコメントには辟易するよ。日本の近代農業は自然破壊の象徴だよ。だからここがどこの町なのか、九州のどこかって言われても分からないよ。社会通念というか、全て規格化されてしまった日本の道はほとんど見る価値がないからね。」
運転をしてくれていた先輩の言葉です。
その瞬間、空に目をやると、夏晴れに青々した空と雲の面白い形は、昔から変わらずにその瞬間しか見せない景色を見せてくれる、と感じました。
江戸の古地図を見た感動や浮世絵や和歌にある五街道の一つ、東海道の昔の景色、五十三次を見た時の道と背景の面白さ、または、岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》の代々木4丁目「切通しの坂」などに見られる今は全く面影のない、見ることの出来ない景色を見た時の驚きは町には中々ない。車の通る道にすると、全くないと思います。
前(下)を見るのではなく、一定の時間、少し上向きの空の画角の下に映る対象物のループと音楽が重なりと、変わらない空雲の自然美に不思議と前向きになれる感覚がこの作品の面白さと捉えています。
今日から全50回、触れて貰いたい音楽をコラージュします。
一年後、またここに感想を綴りたいと思います。
言葉を直接届ける機会をいつか何処かで作れたら!