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雪の御坂山塊

御坂山塊にはまた雪が降ったようだ
ネットで検索すると道路に雪はないことがわかった
冬には珍しく車で御坂山塊に向かった

河口湖で朝マック
朝マックができると一日機嫌の良い、単純な俺
それも富士山見ながらだ
一日どころか明日まで機嫌がいいままだろう笑

と思っていたが、その後車を走らせ、予定の釈迦ヶ岳へ向かう
狭い林道に入り進むと、路面に積雪が現れた

まずいな…

俺の車は四駆でなければスタッドレスでもない
さらにFRの空荷ときている
雪道では何度も怖い思いをした
積雪は眼の前に見えている少しだけで、その後はドライの道路かもしれない
しかし、そこをチャレンジする気には全くなれない
断念し別の山に行くことにする

さて、どこの山にするか…
まだ歩いたことのない王岳と三方分山の間を歩くのはどうだろう
ただ歩いたあとの車への戻り方は、それなりの距離のロードとなり、総歩行時間は長くなる

ん〜

考えている間に歩いてしまおう
王岳、三方分山間の稜線を歩くことにした

西湖西の駐車場から歩き始めた
以前ここから王岳を周回したことがある
その時、何も悪いことはしていないのだけど、下山後車が警察に取り囲まれていたという驚きの出来事があった場所

その時の記事はこちら


歩き始めて古民家集落が現れる
広い駐車場もあって観光地なんだろうけど、今回もここはスルー

ドラム缶で作られた罠イノシシ用だろうクマも入るのか?
スタート直後から雪はしっかり積もっている
振り返ると木々の向こうに富士山
富士山見つけると、うわ、っと声が出てしまう
木々の間からパノラマ台方面が見えた
王岳登頂♪
眼下に西湖、遠くには山中湖、ススキで覆われた鉄砲木ノ頭も見える
もちろん富士山もドーン!

さて、ここからが本日のハイライト
途中、下山してくる方に、稜線をパノラマ台方面に行きたいのですが、人歩いてましたかと聞くと
そんな道分からなかった、誰も歩いていないんじゃないかなと
えっ、まじですか
マイナールートなのは分かっているのだが、誰も歩いていないのなら、この雪、断念しようと決めた

王岳山頂では分岐が見つからなかった
YAMAPで確認すると、少し戻った所に分岐があるらしい

標識を見つけた
これだ!
方向を示す五湖山は下に落ちて雪に埋まっている
踏み跡は数人程度
これは見逃してしまう

進むといきなり激下りが現れる
踏み跡は昨日3人、今日2人といったところ
踏み跡はあるが、だれにも出会わない
先行者さんの踏み跡が間違えてる方向に行き途切れていたり、滑ったりしたら結構下まで滑り落ちるんじゃないかという場所があったり、なかなか怖い
引き返そうとも思ったが、覚悟を決め進む

八ヶ岳と南アルプス
木々の間から見えた南アルプス
激下りの恐怖の合間に現れる絶景、素晴らしい
激下りを終え振り返ると王岳
なるほど、なかなか急斜面
誰とも出会わない雪道を進む
丸太を見つけ雪をどかし足元の雪を固め、
ここで昼食木々の向こうの南アルプスを見ながらカップ麺とおにぎり
王岳がだいぶ遠くに
このあたりを歩いている頃には、足が冷たくて仕方なかった
ローンピーク6は防水ではないので靴下まで濡れてきたのだ
流石にこれだけ雪が深いと靴下までしみるのか
勉強になった
五湖山到着
この日のおやつはチョコミニクロワッサン
眼下に精進湖が見えてきた
もう少し
三方分山
きた〜、女坂峠
私事だが、これで三方分山側のGPSログがつながった
本日の目的達成
下山開始
よだれが止まらないよ
精進湖まで下山
やりました!
がしかし、ここからロングのロードが待っている
青木ヶ原樹海沿いの道をひたすら歩く
広い歩道があるのだけど、残雪がものすごい
仕方なく反対側の路側帯を歩くしかない
行政様、道路の除雪と同時に、歩道の除雪はできないのでしょうか
無事、西湖西の駐車場到着
長かった
時間は5時を回っていて、残っている車は俺のだけだった

ロードを歩いているとき、左足の裏が刺すような痛みが出た
車に戻って靴下を脱いでみると足は濡れてふやけ、足の裏のふやけたシワが折れ、踏まれていていたいことが分かった

トレランシューズは濡れてもすぐ乾くというが、そもそも俺は濡れると問題が起きることが分かった
気を付けなければ

夕飯はほうとうも考えたが、下山後はできれば肉を食べたい
自宅近くの方まで帰ってきてからかつや
この値段でこの美味しさは神

行動時間の気温は4〜16度

登山ログ、右下の西湖から反時計回りで
最後は青木ヶ原樹海横のロードをひたすら歩いた

釈迦ヶ岳予定から急遽変更した王岳からの稜線繋ぎ
これが急遽決めたにしてはとても楽しかった
雪の激下り、人がいないということが怖かった
ロードも長い
しかしそれがとても面白く充実した気持ちになった

山の楽しさってなんなんだろう

標高が高いとか、有名な山だとか、あまり関係ない気がした山歩きだった

おわり

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