将棋プロジェクトについて語る②


こんにちは!あいでんです。

本日は前回書いた課題をどのように解決していこうと考えているのかについて話していこうと思います。
(前回の内容はコチラ:将棋プロジェクトについて語る①


それでは、、、いってみよっ!




解決策について

まずは、昨日挙げた課題を振り返ってみましょう。

周りに将棋を教えてくれる(教えることができる)人がいないこと
対AI ではその性質やレベルの差の関係上、理解ができていないこと


また、これら2つが密接に関わっていることもお話ししました。

それでは、これをどのように解決していくのかという本題に入りましょう。



結論から言えば、「AIを理解できる”人”から教えてもらえるアプリ」というのが私の考えているソリューションになります。

これだけでは世にある将棋を教えてくれるサービスと同じです。

どう差別化していくのかということを考えていきます。


まずアプリであることの必然性からお話していきます。

既存のネットラーニングサービスでは、サービスを受けるのに事前準備として Skype のような連絡を取ることができるアプリとネット対局が可能な将棋アプリが必要になります。

つまり、必然的にパソコンも必要とされます。

これでは制約条件が多すぎると考えました。

もっと気軽にサービスを受けることができるようにするためには、これらを一元化しスマホでも利用できるようにアプリ化することが必要だと考えました。



では続いて、具体的なサービス内容をお話しします。

ここで一つ思い出してほしい話があります。それは、将棋が強くなるために必要な力です。

3つの能力を鍛えることで実力(棋力)が上がります。


今までお話ししたのは『現状を把握する力』を鍛えるための話でした。

前述の通り、『先読みの力』と『定跡力』も鍛えなければいけません。これら2つの力を鍛える方法も一元化することでより効率的に勉強することができ、各能力への相乗効果が生まれると考えました。

そのため、”詰将棋”と”戦略を学ぶための動画”をサービス内容の1つとしました。


最後の内容が少し話にも触れた、”人”から教えてもらえるというサービスになります。ここに関しては基本的なフレームは他のサービスと大差ありません。強いてゆうならば、

・アプリ化したことで場所や時間を問わないようになっている

・教えてもらえるためのツールが通話 or チャット or 動画のどれか(ユーザーの希望によって使い分けができればベターかもしれない)


つまり、将棋が強くなるために必要な基本的な勉強法を一元化したアプリが私が考えたソリューションです。


現在はプロトタイプまで作り、実際に使ってもらったところまで進捗しているわけだが、その先のステップに全く進めずにいる状態だ。これをもっと進めていかなければいけないと感じている。

課題としては、教えてくれる側の人を確保できていないということ、教えてくれる人の負担が大きいということなど多くある。

実は半年以上、これといった進展がないので、なにかしら進展させていきたいと思います。



最後に

本編としては先ほどの話で終わりであるが、ここからは少し専門的な部分を交えて少し余談をしていきます。

内容としては少し難しくなるので、興味がある方だけお読みいただければと思います。


実は最近、実家から将棋セットを持ってきました(笑)。

かなり汚れていて、痛んでいた


これを使って自分が勉強し直すという意味もあるのですが、将棋を身近なところから普及させる、実際に教える側に立ってみるという意味を込めて持ってきました。

さっそく友人を捕まえて、完全な初心者に将棋を教えるということをやっています(笑)。



実際に教えるようになってから気づいたことがあります。

駒の動きを覚えるまでは意外と早く、そのあとに躓くところは想定と同じだったということです。

しかし、少しだけ勘違いをしていることにも気づきました。前回の記事でも少し触れていますが、躓くところは定跡や戦略を知らないことが要因だと思っていました。これが違ったのです。


躓く要因は「駒の効き」を理解(認識)できていないという点にありました。駒の効きとは、その駒自体が動ける範囲と同じなのですが、駒の動きを覚えてもこの概念的なところを理解(認識)するには至っていなかったのです。

簡単に言えば、駒がタダで取られる、取れるということを認識できていないのです。しかし、駒を取られたらいけないということは感覚的に理解しているので、何をしたらいいのか分からないという状況に陥っていたのです。

実際に、駒の効きという概念を教えてから対局をすると、戦略や定跡をしらなくてもそこそこ将棋っぽくなりました(意外と筋が良くてびっくりしました)。


この概念的なところを理解(認識)させるのに有効な方法が”詰将棋”でした。しかし、ただ解かせるだけでは大して効果がなく、手解きしながら解かせることが重要だと感じています。

また、対局に関しては形式知を実践知にできるかなり有効な場ではありますが、当然ながら手解きする必要がありました。が、やはりその人のレベルに合わせた教え方をするだけで、理解する速さもだいぶ違うなと感じています。

特に一度対局を進ませてから『待った』(指した手を戻すこと)を使わせることで、振り返り=感想戦と同じ状況を創りだすことができ、成長につながっているのではないかと感じています。



ということで、あながち自分が考えていることは間違っていないのではないかと思いつつ、初心者に完全にフォーカスしたらもっと面白いのではないかと考えつつ、ではここからどうしたらいいのかと悶々としている状態です。

そんなところで今回の将棋について語るシリーズを終えようと思います。恐らくかなりの人がわけわからなかったと思います。申し訳ないです。

もっと多くに人に伝わるように日々精進していきます。


それでは、また次回!

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