伊藤嘉彦

Kids .Core.Academy代表。水泳コーチとして20年以上活動。現在も某名門…

伊藤嘉彦

Kids .Core.Academy代表。水泳コーチとして20年以上活動。現在も某名門スイミングスクールのコーチとして現役で活動。自らお子様の運動能力の向上を主にした、パーソナルジム(KCA)を立ち上げ。専門は、水泳、バレーボール。体幹強化で各競技に直結。 あー釣りに行きたい!

マガジン

  • 泳げない大人になりたくない

    泳げない大人になりたくない。をモットーに水泳が上手くなる為のアドバイスをまとめました。 水泳を上手にする為には、練習項目や内容の意味や考え方を知ることが重要です。 新たな見方や見解を紹介できればと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

親御さんに知って欲しい事

ご存知ですか? 子供にとって運動すること、運動できることがどれだけ大切か。 現在のお子様の運動能力の低下は、著しくなっています。 文部省の調査でも以下の事柄が指摘されています。 【指摘されているポイント】 ◇ 子どもの体力・運動能力は,昭和60年ごろから現在まで低下傾向が続いている。また,運動する子どもとしない子どもの二極化の傾向が指摘されている。 ◇ 体を思うとおりに動かす能力の低下が指摘されている。 ◇ 肥満傾向の子どもの割合が増加しており,高血圧や高脂血症,将来の

    • 水泳基本のキ11-浮き身-

      水泳で大切なことは沢山あります。 ・呼吸 ・浮き身 ・蹴伸び ・バタ脚 ・手の描き方 ・手の戻し方 ・ローリング ・飛び込み    etc 今日は、水の感覚や重心、水感覚が養われる浮き身の簡単な方法です。 大抵の人は、誰でもできるようになります。 1.水に肩まで入る 2.水底に膝をつける (深いプールや小さなお子様は、膝を曲げる) 3.手を前に伸ばし、後頭部をしっかりと水につける (耳が水面に浸かるぐらいまで) 4.大きく息を吸う (肺に沢山の空気を入れるイメージで)

      • 自転車練習会でレッスン

        先日、ロードバイクやトライアスロンなどの自転車競技をされているお子様へ 体幹レッスンを行ってきました。 私自身は、自転車とは全く縁のない生活を送っていますので、 非常にアウェイ感がありました。 時間は 1時間。 野外ということでレッスン内容も立位でできる内容で選定・抜粋し 行いました。 内容 ◆体幹とは何かについてのお話 ◆スタンディングドローイン ◆ドローインを意識しながの ・いろんな歩行 ・四股歩きなど ◆バランス(股関節運動) 自転車前の良いウォームアップになっ

        • 水泳基本のキ⑩-続・呼吸-

          鼻呼吸?口呼吸? 水泳においての最も大切な土台は、「呼吸」です。 それは、前回の【水泳基本のキ⑨-呼吸-】でも書きました。 呼吸は、バブリングとして一番最初に習う練習です。 バブリングとは、 水の中で吐き(ブクブク)、水の上で吸う(パッ)。 肺換気をしっかりと行うためには、 呼吸時に、しっかり吐いてしっかり吸うがとても重要であり基本になります。 初めバブリングを習うときには 「鼻から吐いて、口で吸う。」と習います。 なぜ鼻から吐くのでしょうか? これは、背泳や

        • 固定された記事

        親御さんに知って欲しい事

        マガジン

        • 泳げない大人になりたくない
          11本

        記事

          バランスボールの使い方

          バランスボールはお持ちですか? 「バランスボール」って体幹運動やバランス能力向上に良いと 良く言われると思います。 姿勢を作ったり、保たれたり、足に挟んで持ち上げたり。 一時期大ブームだったピラティスなどでもよく使用されていました。 一般的には、座る・膝立ち・しゃがむ・立つと色々な乗り方があり 難易度も目的もそぞれです。 本日は、効果的な乗り方について紹介したいと思います。 インスタなどではお子様がバランスボールに立つシーンが多くアップされてたりもしますね。 立て

          バランスボールの使い方

          水泳基本のキ⑨-呼吸-

          正しい呼吸動作はできていますか?水泳では呼吸動作の上手い下手で推進力に大きな影響があります。 例えば 平泳ぎだと キック→ストローク→キック→ストローク→     (呼吸)      (呼吸) となるのがスムーズな流れですが、 呼吸動作が下手だと キック→ストローク→呼吸→キック→ストローク→呼吸→ と、なります。 同じ2回のキック&ストロークですが呼吸動作が別に入ることで 推進力をストップさせてしまいます。 クロールやバタフライでも同じことが言えます。 呼吸動作

          水泳基本のキ⑨-呼吸-

          立甲(りっこう)でパフォーマンス向上

          立甲とは、 肩甲骨や頬骨の柔軟性可動域を高める運動です。 水泳選手はもとより現在では野球選手やバスケットボール選手などもトレーニングを行っている内容になります。 正しい立甲は、 肩甲骨や胸郭の可動域が広がることにより力みのない運動動作につながります。 また肩をよく使う水泳や野球など投擲種目のパワーアップ・怪我の予防にも役立ちます。 しかし、肩甲骨を動かすためには、その動きの機構や筋肉の動きをしっかりと理解した上でトレーニングをする必要があります。 あまり無理に形だけを真

          立甲(りっこう)でパフォーマンス向上

          上達するために必要な事

          物事を上達させる為に、必要な事は積み上げること。 そして、人に差をつける、人より上達する為には、 その人よりも多く積み上げること。 これに尽きます。 (練習時間+練習の質)×日数=結果 で、ある事は絶対です。 個人差は、何をやっても必ずでます。 たまに、「それは違う」をおっしゃる方がおられます。 それが、違うのであれば練習の意味は無くなります。 練習時間とは 文字通り練習の時間です。 スクール等で決められた時間だけなのでしょうか? それは違います。スクール等だけ

          上達するために必要な事

          現在地を知る

          現在地今、どんなフォームなのか? 知っていますか? スポーツで成果を出す為には 現在地を知ることはとても大切です。 現在地がわかれば あとは、どのスポーツ、競技においても正しい位置へ現在地を近づけていくことが成果への道筋となります。 しかし、それが難しい。 そこにGoogleマップはありません。 プロやアマチュアでも自分の動きのビデオを撮って確認する作業は まさにそのものだと言えるでしょう。 現在私が担当しているお子様、親御さんにもそのことは熱く伝えています。

          現在地を知る

          前転でわかること

          正しい前転できますか? いわゆる前周りですが、正しい前転って割と知られていない感じがします。 体育でかならずやったことがあると思います。 私のジュニアパーソナルジム(KCA)でも 正しい前転をできているお子様はごく一部です。 前転の手順 ・真っ直ぐたち両手を前に。 ・少し膝を曲げ体制を作る。 ・手をつき体重を支える。(①) ・地面位後頭部を付けながら、足を地面からはなす。 ・背中を丸くして(②)、前方へ転がる。 ・その時に膝は閉じたまま。膝を曲げすぎない。 ・前方へ転がっ

          前転でわかること

          小学生のトレーニングって必要?

          小学生を中心としてたジュニアアスリート達にとって、またこれから本格的に競技スポーツにのめり込もうとしようとしている子供たちにトレーニングは必要でしょうか? 必要です。しかし、トレーニングと聞くと「筋トレ」を想像してしまう方も多くいらっしゃるかと思います。そーです。筋トレです。 しかし筋トレには種類があります。 ◆ウェイトトレーニング ・マシントレーニング ・自重トレーニング ・体幹トレーニング ・チューブトレーニング etc. ◆メンタルトレーニング ・イメージトレーニ

          小学生のトレーニングって必要?

          【水泳基本のキ⑧】-続ボビングジャンプ-

          ボビングジャンプ がある程度完成し、呼吸が確実にできるようになると 水中ジャンプという呼び方に変わることが多くあります。 以前、「水泳基本のキ」シリーズでも紹介しました。 色々レッスンを継続していく中でやっぱ大切だと思いアップグレードして 紹介したいと思います。 水中ジャンプで全てがわかる と言っても過言ではありません。 では、水中ジャンプで何がわかるのか。 ①体幹の強さ ②左右のバランス ③肩の力み ④水の捉えるセンス ⑤呼吸動作 凄くないですか? これだけの

          【水泳基本のキ⑧】-続ボビングジャンプ-

          【水泳基本のキ⑦】-続バタ足-

          前回バタ足の内容でアップキックとダウンキックのお話をさせていただきました。 本日は、 バタ足が 上手な方と下手な方の姿勢の違いについてです。 最近レッスンをしていて私が上手なお子様と下手なお子様を比べてみました。 バタ足が下手(進まない)なお子様は、頭が水面に出て、腰が下がっています。 上手なお子様は頭がしっかりと入り骨盤が後傾していることがわかりました。 ここで大切なことは、色々ありますが最も重要な部位は 骨盤です。 骨盤の前傾後継が、足の付け根の向きを決め

          【水泳基本のキ⑦】-続バタ足-

          【水泳基本のキ⑥】-背泳ぎとクロール-

          背泳ぎとクロールは、体が上向きと下向きの違いがある以外に どんな違いがあるのでしょうか? 私からしてみれば「ほぼ同じ泳ぎ」です。 もちろん顔が水につかっているとか、そもそもの姿勢(上下)が反対であるなど見た目の違いはたくさんあります。 エントリーからグライドキャッチフィニッシュと言う流れは変わりませんし、 ローリングに関しても体が下を向いているか上を向いているかの違いに過ぎません。 一般的にはそれが難しいわけですが、 背泳ぎで最も重要な事は、 いかにクロールと同じ

          【水泳基本のキ⑥】-背泳ぎとクロール-

          【水泳基本のキ⑤】-ボビングジャンプ-

          私がはじめてのお子様を担当する場合、泳力の確認として最初にすることは ボンビングジャンプです。 ボンビングジャンプは、様々なスイミングスクールで必ず練習する内容になるかと思います。 その重要性を知っているコーチは少ないでしょう。 もともとボンビングと言われる呼吸を確保する動作は、水難事故の防止の為と言われています。 ボビングは呼吸確保のスキルであって、本来はジャンプをする必要はありません。 ジャンプを同時に行うことで、足のつかないプールや海でも底を蹴ってジャンプし顔

          【水泳基本のキ⑤】-ボビングジャンプ-

          【水泳基本のキ④】-ストローク-

          今日の【水泳基本のキ】はストロークについてです。 水泳において、4泳法全ての手(腕)の動きをストロークと言います。 ストロークは ・水に指先を入れるエントリー ・手(腕)を前方へ伸ばすグライド ・水をつかまえるキャッチ ・後方へ水を押すフィニッシュ ・手(腕)を水上で戻すリカバリー この5項目から成り立っています。 ※平泳ぎは若干違う面もありますが。。。 クロールがわかりやすいので大切な点を解説したいと思います。 それはズバリ 力(チカラ)を入れる場所です。 クロール

          【水泳基本のキ④】-ストローク-