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水泳基本のキ⑨-呼吸-

正しい呼吸動作はできていますか?

水泳では呼吸動作の上手い下手で推進力に大きな影響があります。

例えば
平泳ぎだと
キック→ストローク→キック→ストローク→
    (呼吸)      (呼吸)

となるのがスムーズな流れですが、
呼吸動作が下手だと

キック→ストローク→呼吸→キック→ストローク→呼吸→

と、なります。
同じ2回のキック&ストロークですが呼吸動作が別に入ることで
推進力をストップさせてしまいます。

クロールやバタフライでも同じことが言えます。

呼吸動作が下手だと呼吸時に動きが止まり、推進力が著しく低下します。

これをなくす為には、
素早く呼吸動作を行えばよいと思いガチですが
それは、間違いです。
なぜならば、スムーズな呼吸動作は結果として出来ているのであって
ただ単に早く行えば良いと言うわけではありません。

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まずは、呼気と吸気を分けて考える必要があります。

呼気→息を吐く(ブクブク)

吸気→息を吸う(パッ)

人によって差はあると思いますが、
呼吸の時間は、1秒から3秒で泳力や泳法によって変化します。

少し長いように感じると思いますが、
これぐらいの感覚でできれば呼吸は上手になります。
ちなみに

呼気→息を吐く(ブクブク)1秒-2秒
吸気→息を吸う(パッ) 0.5秒-1秒(これでも少し遅い)

素早い呼吸動作とは、顔が水上にある時間を短くする事を指します。
水中で吐く(呼気)口が水面に出たら、パッと吸う(吸気)。

ですので、呼吸動作にかかる時間は、1秒から3秒となります。

吸気に時間が長いことで、水面上に顔が出ている時間も自ずと長くなります。
それが、
姿勢の乱れ、腰の沈み、軸のブレ、キックが止まる
といった事を引き起こし、
推進力の低下へと繋がります。

では、吸気を短くするにはどうしたらいいのか。
それは、水中でしっかりと吐く(呼気)ことです。

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肺は、常に空気で満たされています。
呼気を強く行い肺内の空気を出すことで、肺は自然と強い吸気をしようとします。これがとても重要です。
ハイパーベンチレーションをお聞きになられたことはあるでしょうか?
故意に呼気を強め、吸気を促すことで肺の中を綺麗な空気で満たす為におこないます。フリーダイビングや潜水競技でよく行われる技術です。

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毎回の呼吸動作でそこまで行わないまでも、呼気が非常に大切になることは
ご理解いただけれたかと思います。

呼気でしっかりと吐くことができれば、吸気はとても楽になり速度が上がります。
そうすることで、

呼気がしっかりとできれば
・水面上に頭が出ている時間を少なくする。
・他の動きの邪魔をしないスムーズな動作になる。
・上下左右のブレが少なくなり抵抗の少ない泳ぎの維持ができる。

さあ、明日からの泳ぎが変わります。
目標は、それぞれ。レベルもそれぞれ。
一緒に頑張っていきましょう。


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