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子どもが小学生になったら親子で読みたい”学問のすすめ”(0)

前書き

 この度はこの”note”をご覧いただきありがとうございます。
 この”note”は、小学生のお子様を持つ保護者の皆様とお子様が、「名著を素材として文字を楽しむ」ことで社会についての知識や理解を深めるとともに、親子で同じ読書の時間を共有することでお子様とのキズナを強くしていただきたいと執筆したものです。

 かの文豪であり教育家でもある”福沢諭吉”の「学問のすすめ」を、小学生でも読みやすい表現で書き直しています。
 「学問のすすめ-子供たち向け訳-」とでもいいましょうか、そういったたぐいの”note”です。

 今回表現をやわらかく改めた”学問のすすめ”は、日本人であればおよそ知らない人はいないほどの名著です。
 しかし、それほどの傑作であるにも関わらず、決して読みやすい本とはいえないのも事実。
 時代の流れで仕方がないこととはいえ、原書には現代の表現とはかけ離れた、現在ではあまり使われていない表現が多用されています。
 そのため、一度は読もうと手を伸ばしてみたものの、結局は本棚の飾りになってしまったという経験をなさった方も少なくないことでしょう。

 これではあまりにももったいない。

 そこで「”学問のすすめ”をやわらかく」したい、と思うようになりました。
 それも、学問の重要性を理解した時にはもう学生ではなく社会人になってしまっていたという苦い体験を”今の子供たち”がしないよう、ただ”学問のすすめ”をやわらかくするのではなく、「小学生の子供でも親と一緒なら読めるレベル」の徹底したやわらかさにしたいと思いました。
 それが、この”note”のはじまりです。 

 ところで、教育コンサルタントなどという大それた肩書のお仕事をさせてもらっていると、ときどき『子供の好奇心の爆発』の瞬間に立ち会わせていただくことがあります。ついさっきまで無気力な目をしていた子供が、好奇心の対象と出会った瞬間、目の色を変えて、文字通り目を輝かせながら質問を矢継ぎ早に浴びせかけてくるのです。

 正直驚かされます。
 その瞬間は何度も見ていますが、まだまだ慣れません。
 一度火のついた子供を止めようとしてはいけませんし、実際できません。
 それがどんな分野のどんなモノに対する興味関心であれ、私たち大人はそれを見ているか、サポートしてあげるかしか選択肢がないのです。

 それほどまでに子供の”学ぶ力”は強力です。
 よく「子供はスポンジ」といわれますが、ほんとうにその通りだと実感しています。
 いや、スポンジはスポンジでも子供の吸収力は「並みのスポンジ」レベルではありません。
 「NASAが開発したTVショップで売ってる高級スポンジ」のようなものです。
 触れるものはなんでも吸収していく。
 そんなスポンジです。

 このシリーズの”note”はそんな好奇心旺盛なお子様と保護者様が、一緒に時間を過ごすうえで力になれるよう工夫されています。
 ぜひ、お子様と一緒に「文字を楽しむ」最高のひとときをお過ごしください。



編集履歴
2020年
01/12 公開
01/16 加筆修正/「まとめ」の項目を削除

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