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気ままにサッカーの記事を書きます

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最近の記事

「若かったから」で済ましてはいけないアーセナルの実情

残り3試合まで4位をキープし、UCL出場権争いの主導権を握っていたアーセナルはノースロンドンダービーに敗れ、続くニューカッスル戦で連敗を喫するとライバルのトッテナムに抜かれUCL出場権を逃した。しかしクラブ全体として選手の若さやスカッドの薄さを言い訳に今シーズンを正当化しようとしている。この考えはアーセナルをビッグ6から転落させるほど危ういものだと危機感を持って来シーズンに臨むべきだろう。 若いチームは過去にもあった 今季のアーセナルは確かに若手を中心にした面白いチームで

    • 緻密に分析したコンテのシティ攻略法

      3連敗中のトッテナムが首位マンチェスター・シティのエティハドへ乗り込みシーズンダブルを達成した。少ないチャンスを確実にものにした3トップのチャンスメイク力と決定力が試合を決定づけたといえる。一方で2失点したものの決定機(xGが0.3を超えたチャンス)を創られたのは失点したシーンとPKのみとリーグ屈指の攻撃力のあるマンチェスター・シティを抑えた守備も十分に称賛されるものだ。 コンテがこの日のために準備してきた守備はマンツーマンとゾーンの併用だ。前線の3枚は基本的にマンツーマン

      • 緊急措置のRCB策

        コンテ監督になって調子を上げていたスパーズだがここ2試合で5失点と完全に不調に陥っている。 疲労によるインテンシティの低下やコンテのサッカーが対策され始めている部分はあるがRCBのサンチェスの守備の部分でかなり弱点になってしまっているのは事実だ。RWBがエメルソンでもドハーティでも連携不足を露呈して、ビルドアップではハイプレスの餌食だ。 ただスパーズのCBの台所事情も厳しいものだ。長期離脱していたロメロが復帰したものの、それと入れ替わるようにダイアーとタンガンガが負傷離脱

        • 過密日程とWBの消耗

          12/29プレミアリーグ第20節サウサンプトン対トッテナムが行われた。 退場者が出るまでのサウサンプトンを考えればもったいないドローであり退場者が出てからのトッテナムとしてももったいないドローになってしまった。 トッテナムの選択ミストッテナムはスタートのメンバーで2つ選択ミスがあっただろう。 1つ目はWBの人選。コンテが認めるように44時間の間で試合を行うことはかなり難しい。 監督の交代でインテンシティが高くなったトッテナムにとって1試合での疲労度は以前

        「若かったから」で済ましてはいけないアーセナルの実情

          コンテによるスパーズの変化

          11月にトッテナムに就任したコンテは12/5のノリッジ戦にて開幕以来のリーグ戦3連勝を記録した。 就任以降リーグ戦では負けなしで順位も1試合少ないながらもヨーロッパカップ戦圏内に浮上している。 ヌーノ監督時代のように相変わらず相手を圧倒して勝利することはないが、いくつか変化が見えている。 1.ハイプレスヌーノ監督時代は4-3-3でブロックを作り、DFラインにはプレスをかけず相手を引き込みロングカウンターを仕掛けることが主な戦い方だった。 しかし、コンテは3-4-3のシステム

          コンテによるスパーズの変化

          ヌーノからコンテへ~変化する攻撃のスタイル~

          トッテナムはプレミアリーグ第10節のマンチェスター・ユナイテッド戦の結果を見てヌーノ監督を解任した。3連勝の後3連敗、2連勝の後2連敗とジェットコースターのような好不調の波を描き、上位定着の兆しが見えなかったことが要因だろう。 この好不調の波は不安定な守備と 整理されなかった攻撃が原因だ。 3試合連続のクリーンシートの後、3試合で9失点と文字通り崩壊した。最初の3試合は自陣で守備を固め、ソンフンミンを中心に強烈なカウンターを狙った。しかし、シュートの本数はかなり少なくチャ

          ヌーノからコンテへ~変化する攻撃のスタイル~

          コンテスパーズの中盤を考える

          コンテがトッテナムの監督へ就任が伝えられている今、冬の移籍市場までには時間があるためしばらくは現有戦力で戦わなければいけない。 イタリア人監督はチェルシーでは3-4-3を採用していたが主に3-5-2を採用することが多い。トッテナムにとっては今まで3バックではないしWBになるとSBとWGの選手が争うことになり予想が難しい。2トップは基本的にケインとソンフンミンが埋めることになれば入る余地がなかなかない。一方中盤はヌーノ監督が開幕時に採用した逆三角形であれば誰がどこに起用される

          コンテスパーズの中盤を考える

          手のひらを返すメディアと日本代表の将来

          ワールドカップ予選、大事なオーストラリア戦に日本代表は勝利した。解任がかかっていた森保監督にとっては首の皮一枚繋がった状態だ。しかし、ギリギリで勝てたこの試合をメディアはまるでワールドカップ出場を決めたかのように称賛している。 この称賛されている環境はかなり危険だ。もちろんゴールという結果を残した田中碧や土壇場で勝ち越した選手のメンタリティは称賛されるべきだが、内容から見てドローが妥当な結果だろう。相手を圧倒したわけではなく、今までのかなり低いクオリティの試合から内容が少々

          手のひらを返すメディアと日本代表の将来

          JFAから心離れていくサッカーファミリー

          9/28 18:00に10月のインターナショナルマッチウィークの日本代表のメンバーが発表された。 DAZN中継があったこともあるがTVの視聴率の低下などでサッカーの人気の低迷が騒がれている中、サウジアラビアとオーストラリアの大一番が控えている。この2試合に勝ってW杯に向けて弾みをつけ、サッカー人気をあげていきたいところだ。 しかし、セルティックで驚異的な数字を残している古橋、さらに現在の日本代表で1番注目度の高い久保建英が怪我にて招集を見送られた。 アジアでも随一の戦力を有

          JFAから心離れていくサッカーファミリー

          混乱という継続路線のトッテナム

          開幕3連勝を飾り今シーズンの期待感が高まっていたトッテナムだが、その後3連敗とジェットコースターのようなシーズンをスタートさせた。 しかし、ただの3連敗ではない。 1つはスコアだ。3試合クリーンシートを記録した後に3試合とも3失点と守備が崩壊をはじめた。 もう1つは相手だ。3試合ともロンドンダービーで1つは因縁のチェルシーでもう1つは最大のライバルのアーセナルだ。この結果では今週中にヌーノ監督の解任が発表されてもおかしくはない。 結果だけを見て解任を騒ぐのはフェアではな

          混乱という継続路線のトッテナム

          森保が選ばない選択肢

          9月の代表戦が終わったものの10月代表戦もすぐそばに近づいている。さらにはオーストラリアとサウジアラビアの最終予選の最大のライバルと戦いを迎える。保守的で選手の選出は年功序列みたいな森保監督は9月のメンバーとさほど変わらないメンバーが選ばれるだろう。しかし大苦戦した9月のメンバーに大きな刺激を与えるためにも意外なメンバー選考を見てみたい。個人的に森保監督が選択しないような選手をチョイスした。 GK シュミット/シント=トロイデン 中村航輔/ポルティモネンセ 谷晃生/湘南 D

          森保が選ばない選択肢

          揺るがぬ信頼と募る不信感

          9月のインターナショナルマッチウィークで日本代表はワールドカップ最終予選1勝1敗で終えた。ホームでオマーンに敗れ、中国にも1-0と辛勝と結果で見れば悪いスタートを切った。そんな中日本サッカー協会会長はインタビューで全幅の信頼を語った。 森保監督への信頼は「全く揺るぎない」サッカー協会の田嶋会長が断言https://www.daily.co.jp/soccer/2021/09/08/0014661940.shtml 今まで興行重視のアジア二次予選の結果にはしゃぎ内容を度外視

          揺るがぬ信頼と募る不信感

          冨安健洋のアーセナルでのロールモデル

          冨安健洋はボローニャからアーセナルに約2000万ユーロで移籍を果たした。本人の希望していたプレミアリーグへの移籍は移籍市場終了ギリギリで決定することになった。 アルテタ監督もインタビューで高く評価していることを話しており、代表戦の後の合流でフィットネスが整ってさえいればインターナショナルマッチウィーク後の試合でスタメンもあり得るだろう。 ただ今のアーセナルは混迷している開幕してから昇格組のブレントフォードに敗れ、チェルシーとのロンドンダービーも敗れ、シティには退場者が出た

          冨安健洋のアーセナルでのロールモデル

          成長する選手と学ばない日本協会

          最終予選の初戦、日本はオマーンに敗れた。 前回大会の初戦も敗れたが今回はより深刻だ。 なぜなら監督が修正が出来ないことが 分かっているからだ今までアジアカップ、コパアメリカ、オリンピックと毎回同じ課題が出てきた。その課題を解決しないまま最終予選を迎え、同じように敗れた。今までは同等の相手や格上のように見えていたから仕方ないと擁護していたメディアも端から見れば格下相手なだけあって痛烈に批判をし始めた。 そもそも格下なのか格上なのか日本の選手のレベルはかなり上がっている。欧州

          成長する選手と学ばない日本協会

          プレミアリーグ全チーム

          欧州の移籍市場が終了したことで、全チームのスカッドが完成した。 1.マンチェスター・シティ 2.マンチェスター・ユナイテッド 3.リバプール 4.チェルシー 5.レスター 6.ウエストハム 7.トッテナム 8.アーセナル 9.リーズ 10.エバートン 11.アストンビラ 12.ニューカッスル 13.ウルヴァーハンプトン 14.クリスタルパレス 15.サウサンプトン 16.ブライトン 17.バーンリー 18.ノリッヂ 19.ワトフォード 20.ブレントフォード 1.マンチェ

          プレミアリーグ全チーム

          森保一という根本的な悪

          オリンピックが終わり、ワールドカップ予選初戦のメンバーが発表された。初招集はGKの谷のみで何の驚きもない選出だった。もちろんオリンピックで活躍した田中碧や林は移籍したばかり、旗手は直前の負傷でで招集を見送ったと思われるため必ずしも選ぶ気がなかったとは思えない。 しかし、そもそもの就任理由と在任期間を考えれば そんなものただの言い訳でしかない。 コロンビアに負けた後に「金メダルが目標なのは私だけなのか」と怒号を飛ばし、E-1の後では「金メダル」を獲得を宣言しながら、何一つ獲

          森保一という根本的な悪