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「本は出したいけど企画が立てられない」という方への7つのアドバイス

たまに「本を出したい!」という方の中から、
企画を立てられないという声が聞かれます。

ここでは「企画を立てられない」という方に、
自分なりに助言していることを纏めてみます。

①本業で勝負したほうがいい

→例外はありますが、本業で勝負したほうが有利です。たとえば「凄腕の営業マンが書いたお金の貯め方」という本では読者が見えなくなります。本業以外のテーマが書けるケースはそれほど多くありません。

②書きたいものより書けるもの

→①についてはつまり「自分が書けるもの」を書いたほうがいいということです。自分が書きたいもの、ではありません。もちろん両者が重なっていることもあるでしょうが、厳密には両者は別物です。

③そもそも本業を作ろう

→時折り、本業というか実業がないのに「本を出したい」という方がいます。読者は著者の経験や実績を見て本を買うのですから、それがないうちに本を出そうとしても難しいでしょう。

④よく売れた類書を参考にする

→テーマが固まったら、類書を最低5冊くらいは読んでください。特によく売れた類書は企画の参考になりますし、編集者と話も通じやすいのでお勧めです。まずは書くより読むこと、読書量を増やしてください!

⑤「自分が読者だったら」と考える

→企画書が「自分だけのもの」になっていないかチェックしましょう。具体的には「もし自分が読者だったら?」の視点から確認してみてください。企画書を書いたら一晩寝かしてみることをお勧めします。

⑥読者をバカにしない

→読者を想定するのは大事ですが、その過程で読者を見下す方がいます。しかもウケると思っているのか、それを口にする場合もあります。お客様は神様だとは言いませんが、さすがにそれはダメです。

⑦自分に合ったアプローチをする

→たとえば、コンペ形式よりコンサル形式のほうが向いていそうな方もおられます。せっかくの企画も、うまく伝わらないと意味がありません。版元への紹介者も自分に合った人を選んでください。

以上です。
①②⑦の対策はすぐ取れるかもしれませんが、③は難しいでしょう。
まずは起業や就職などのほうが先かもしれません。

④⑤に関して「企画が立てられない」という方は、
例外はあるものの読書量が不足していて、
「読者としての経験値」が足りないことが多いです。
これは単純な知識や技量の不足よりも重要です。

⑥はもはや著者に不向きと言えるでしょう。
これでは"上から目線の本"ができてしまいます。
根本的に考え方を変えない限り難しいと思います。

企画を立てられないという方は、
多くが自分の中に「タネ」が眠っています。
自分のことを紙の上に書いたり人と話したりすると、
タネをつかみやすくなるなので試してみてください。

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