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福井県出身、東京在住の大学生。政治学・社会政策学・ジェンダー論を学んでいます。 全国ち…

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福井県出身、東京在住の大学生。政治学・社会政策学・ジェンダー論を学んでいます。 全国ちょこまか動き回っています。時々海外にも行きます。

マガジン

  • 青春18きっぷ旅

    青春18きっぷで旅した記録を残していきます

  • 2023春休みの記録

    2023年度の春休みに体験したことのおぼえがきを、つれづれなるままに書き残していきます。

  • ドイツ短期留学記

    ドイツ短期留学中のおぼえがき

最近の記事

青春18きっぷ旅②沼津・伊豆

春休みの駆け込み青春18きっぷ旅、 2回目の目的地は【沼津・伊豆】です。 今回は沼津出身の友人がいたので、沼津駅に車で迎えにきてもらい、観光地やおすすめスポットを巡るドライブをしてきました(友人に大感謝🙏)。 行きの電車はこんな感じ。 実際には10分程度遅延が発生していました。また、平日旅行だったので朝は通勤ラッシュに当たってしまい、川崎までの電車は満員でした。 東海道本線の下り電車は幸い空いていたので、ゆったり座ることができました。 沼津駅で友人と合流し、まずは沼津

    • 青春18きっぷ旅①高崎(群馬)

      とある友人から「20代後半になると鈍行に長時間座っていられなくなる」との悲しい忠告を受け、今更ながら青春18きっぷの旅にチャレンジしてみることにしました。(そして文章を書くリハビリとして旅行記をnoteに綴っていくことにしました) 本当は東北縦断の旅をしたいのですが、初心者にはハードルが高いだろうということでまずは関東近郊から攻めてみることに。 今回の主な行き先は【群馬県高崎市】 高崎は旅の通過点にはなれど、あまり目的地にはならない印象があるかもしれません。今回高崎に行

      • 原子力と「外部化」の連鎖

        原子力発電所をめぐった地域・都心の関係性は、資源を巡った途上国と先進国の「外部化」の関係性に似ている。 ちょうどウクライナのザポリージャ原発がロシア軍によって占拠された頃、斎藤幸平先生の『「人新生」の資本論』を読んで、こう思い至りました。 そして、その構図は震災から10年以上がたった今も、続いているのかもしれません。 *** 今年の2月中ば、大学の研修で訪れた福島県。そこで、双葉町・大熊町の帰宅困難区域や中間貯蔵施設、遠くからですが福島第一原子力発電所を視察させていた

        • 坂勘の滞在期、「arrows」の言葉を借りて

          春休みを迎えて2日目、わたしは友人が拠点としているシェアハウス「宿場noie坂勘」に訪れ、3日間そこに滞在した。 ふしぎな場所だった。はじめての場所だった。 そこでの経験に、そこの雰囲気に、そこにいる人たちに、そしてこの3日間に、どのような言葉をあてはめるべきなのかがよくわからなかった。「坂勘はどうだった?」という住人の問いにも、「楽しかったです」というありきたりな言葉しか出てこなかった。 だけど、帰りのあずさの中で、ふと頭の中に BUMP OF CHICKENの「ar

        青春18きっぷ旅②沼津・伊豆

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        • 青春18きっぷ旅
          2本
        • 2023春休みの記録
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        • ドイツ短期留学記
          7本

        記事

          ベルリンの自由の風

          森鴎外は『舞姫』にてこのように記している。 この主人公は、私と同じようにフンボルト大学ベルリン(当時ベルリン大学)に留学を経験し、ベルリンでの学生生活を謳歌していた。 この文章からもわかるとおり、ベルリンには「自由の風」が吹いていると私は思う。 「自分の好きな格好をすればいい」ベルリンに来て驚いたことは、タトゥーを入れている人が日本よりも圧倒的に多いということである。 日本ではタトゥーに対してマイナスイメージがどうしてもつきまとうが、ドイツではファッションの一つとして捉えら

          ベルリンの自由の風

          誰もが「弱者」になりえるこの世界で

          人が私を紹介するときに、真っ先に出てくる肩書きが「東大生」だ。 日本社会でくらす人間を「弱者」と「強者」に分類したら、東大生は間違いなく「強者」の方に分類されるだろう。 「東大生」は、将来人を動かす立場につくことが期待される。それだけに、社会的責任も、社会的地位も高い。 私は、東大生であることただそれだけをひけらかすのは嫌いだが、 それでも、その自分の肩書きによって他人から一目置かれること、他の人よりも尊敬されることに、(ある種の悲しさと同時に)喜びのようなものを感じていた。

          誰もが「弱者」になりえるこの世界で

          「フェミニスト・シティ」から考える、住みやすい?まちベルリン

          ドイツの都市と日本の都市は比較されることが多い。 ベルリンと東京の都市の構造はどう違うのだろうか。本記事では、『フェミニスト・シティ』に倣って、「誰もが住みやすい都市」という視点からベルリンの街を眺めてみたいと思う。 (※『フェミニスト・シティ』とは) 今年の9月にレスリー・カーン『フェミニスト・シティ』の邦訳が出版される。その紹介文はこうだ。 この紹介文に興味をそそられ(たのはいいものの邦訳出版前だったので)本書の要約記事などをざっと読んで、ベルリンのまちを普段とは違う

          「フェミニスト・シティ」から考える、住みやすい?まちベルリン

          【ベルリン留学記】日本の労働量が今の4分の3になっても社会は回るんじゃないか、という話

          留学中に出会ったペルー出身の学生が日本語を学んでいるというので、教材を見せてもらった。すると、その中にこんな例文があった。 私はこの例文を見て思わず吹き出してしまった。 例文になっているからには、これが「よく使う言葉」として認識されているのだろう。他の留学生にも、日本人は労働時間が長いと考えられていたので、日本はやはり長時間労働のイメージがついているのかと苦笑した。 労働環境について語るときに、ドイツは比較対象としてあげられることが多い。労働時間の短さや、長時間労働をさせ

          【ベルリン留学記】日本の労働量が今の4分の3になっても社会は回るんじゃないか、という話

          【ベルリン留学記】「ウチ」と「ソト」のグラデーション

          朝5時。 うっすらと白んでくる空と、カーテンの隙間から差し込んでくる光を感じながら、また夢の中に潜り込むように二度寝をする。 ベルリンに来て1週間。 早すぎる日の出にも、 遅すぎる夕暮れにも、 首都であるにもかかわらず圧倒的に少ない人出にも、 そろそろ慣れてきた。 そこで、この1週間での気づきを備忘録的にまとめておこうと思う。 *** ベルリンを一言でまとめるなら、「『ウチ』と『ソト』が混ざり合う空間」だと思う。 場所も、人間も、中と外の境界が明確になっておらず、

          【ベルリン留学記】「ウチ」と「ソト」のグラデーション

          【ベルリン留学記】一人で大学に行ったのに、なぜか知らない人とたくさん話をした1日の話

          「きみ、ここの大学の学生?」 日本の道端で見知らぬ人にこう声をかけられたら、誰しも怪訝な顔をするのではないだろうか。というか、そもそも声をかけられることすらないかもしれない。 しかし、ここベルリンではそんなことは日常茶飯事。 今日は一人で大学に行ったのに、2人もの知らない人に声をかけられた。そして、ナンパされるでもなく宗教に勧誘されるわけでもなく、道を聞かれるわけでもなく、ただただ世間話と雑談をしていたのだ。 「一期一会」という言葉は今日のためにあったのかもしれない、と

          【ベルリン留学記】一人で大学に行ったのに、なぜか知らない人とたくさん話をした1日の話

          ベルリンへの第一印象②社会問題と学びに対する姿勢

          社会学や政治学を普段から勉強しているものとして、やはり気になってしまうのはベルリンで見られる社会問題とベルリンでの「学び」。 そこで、滞在2日で目にしたベルリンの社会問題と、大学や本屋を訪れてわかったドイツの人々の学びに対する姿勢について備忘録的に残しておこうと思う。 社会問題ベルリンの貧困 初めてベルリンの地下鉄に乗った時、ヒジャブを被った女性が、カップを手に座り込んでいるのを目にした。 ベルリンの地下鉄は、東京のものよりも人通りが少なく、薄暗い。 その空気を空気を身

          ベルリンへの第一印象②社会問題と学びに対する姿勢

          ベルリンへの第一印象①まちとひと

          ベルリンについてからはや2日。 大学の友人と2日間で3万歩以上歩き通し、ベルリンの主要観光地の3分の一くらいは回ることができた。そこで、この2日間の滞在で感じたこと、いわゆるベルリンの「第一印象」のようなものをここに備忘録程度にまとめておこうと思う。もしかしたら、この中で気になったところを調べて記事にまとめるかも。 ベルリンのまちドイツは都市計画分野での優等生として知られている。政府主導でトップダウン的に都市計画を推し進め、厳しい規制で開発を制限している。 一方、日本の都市

          ベルリンへの第一印象①まちとひと

          忙しない東京と、日常の「余白」

          「ああ、私の生活には『余白』が必要なんだな」 今日はそんなことを実感した1日でした。 *** 以前どこかで「東京の生活が嫌い」だと書いたことがあります。今日はいい意味でその考えがちょっと変わり、もう少し的確な表現ができるようになりました。 地元、農村での生活私は、福井県の小さな農村出身です。 最寄り駅まで歩いて30分以上。(もはや最寄りではない) 小学校の全校児童は70人程度。 3階以上の建物なんてほとんどなくて、小学校の屋上からまち全体が見渡せるような場所。 私

          忙しない東京と、日常の「余白」