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勉強することで、得られるもの。

つい最近、久々にスタバで勉強できるという時間が出来ました。

保育園に娘を送り、9時までのたった40分くらいでしたが、有意義な時間を過ごすことができました。今年は英語の勉強をすることにしています。どうにか高卒レベルの英語の力を取り戻したいところなのです。

そして、こういった「勉強」について、昔をふと思い出しました。


1,小中学生の「勉強」

まず、小中学生の頃。休み明けには、必ず小テストがありますよね。別に頭もよくないのですが、私は勉強して臨むタイプでした。友達とは、決まってこういう話になりませんでしたか?

「ねぇねぇ、今日のテストの勉強した?」

私と仲の良かった友人は、勉強している子とそうでない子が混ざっていました。なのでこういう話になると、勉強するタイプじゃない子に対しては、気を遣わないといけなかった覚えがあります。

「してないよ!どうしよう!!」と気を遣って言ってみれば、「いや、かっちゃん実はしてるんでしょ。」と少し怒られ気味になるし、「勉強したよ、大丈夫!」なんて言えば、「やっぱりかっちゃん、勉強してるんだね…」とその友達は少し引いてしまいます。

大人になった今考えてみると、学生なんだから勉強して当たり前だし、個人的に勉強していることを隠す必要なんてなかったんじゃないかと思っています。

でも小中学生の頃は、まわりと少しでも違うことをしていれば、イジメの対象にもなりかねませんよね。今考えると、こんな気遣いする必要なんてないのに…とも思うのですが、あの頃はそんな気遣いをして生活していたんだなぁ、子どもの世界も大変なんだなぁと思ってしまいます。

2,高校以降の「勉強」

私は親に、「自分よりレベルの高い高校は行くな」と言われた覚えがあります。頭がよくても性格とか思いやりがないとダメなんだという教えのもと、育ちました。高校も、市内で2番目の普通科に進学。ほとんどが専門学校へ進むという高校でした。

小学生の頃から、勉強が嫌いじゃなかったし、テスト直前で色々覚えられるわけがないと、自己肯定感の低かった私は、家でも毎日少ずつ勉強をしていました。そんなわけで私の成績は、大体学年で10位以内でした。

先生は褒めて下さったのですが、母はそんなに褒めてはくれませんでした。ご存知の方も多いかと思いますが、私は母に褒められた覚えはあまりないのです。

「私の子なんだから、お前がそんなに頭がいいわけがない。」

何度もそう言われました。今思うと私はどこかで、親に認めてもらいたいと思っていたのでしょう。少しでも成績がよければ親も褒めてくれるんじゃないかと思っていました。しかし、母の答えは違いました。大学受験の勉強をしている時も、「家中が暗くなるから、早く受験なんて終わってくれないかな」の一言。

けれど、私は勉強をやめることはありませんでした。そして、都内の私大に合格しました。(頭自体は良くないので、国立大学は落ちました…笑)

大学生活は、とても楽しかったです。田舎の閉鎖的な環境とは全然違い、そこで出会った友人が、私の能力や個性を認めてくれることが多かったのです。特に部活で出会った同期には、今でも感謝しています。同じ年に受験をともに乗り越えて合格したメンバーと、時には悩み、深い話し合いを真っ向からできる関係になってもらえました。

そして、学生生活終了後の就職。システムエンジニアとして常駐した先の方は、東大や慶応出身者が多かったのです(中には、慶応に入れなくて滑り止めの東大に入ったなんていう方もいて、凡人には何を言っているかわかりませんでしたが…笑)。私は担当上、年配の方と話すことが多かったのですが、どの方も私を信頼してくれたし、頼りにしていただけました。

それで、思うのです。教科書の勉強は確かにつまらないし、興味がわくばかりのものではない。でも、それをある程度我慢して勉強していた人は、人として生き抜く能力も高くなっていくのではないかと思うのです。人付き合いも心地良いです。人との距離感、付き合い方が勝手に備わっている感じがします。

3,まとめ

勉強していることを恥じるなんて、もってのほかだなぁと思います。勉強していないことを責めるのではありません。勉強が好きなら、他の人と比べないで勉強した方がいいということです。

高学歴だと高収入だ、とか言われるけど、それとはまた違います。逆に親に押さえつけられたガリ勉タイプは、世間とはうまくやれないタイプになってしまうと思います。でも自ら勉強しようと思って、嫌な教科も含めて勉強してきた人は、人付き合いも上手い人が多いような気がします。

あ、そうか。今は大学入学共通テストの時期ですね。受験生のみなさん、今日までの頑張りは、点数という結果だけではありません。いつかこうして良好な人間関係に繋がっていくと思いますよ!

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