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スマートフォンとカメラの違い 〜レンズとボケの部分〜

こんにちは、kazukame12 の KAZU です。


今回は、レンズの違いから見えてくる、描写の効果としての違いを書いてみます。

スマートフォンも、一眼カメラも、個性があるので良いですね。

僕もスマホ写真から始めたので、最初の頃に、思っていたのでわかるのですが…

「同じカメラでしょう?」

そんな風に思ってました。

CM の過剰なアピールも、その一つの原因かな?



スマートフォンと、カメラの大きな違いを…
「ボケ」と、思っている人が多いみたいですね。

ある意味正解と言えますが…

「レンズ交換できるか、できないか」が、大きな違いですね。

ボケは、レンズから作られるものなので、スマートフォンの小さな「ミリ数のレンズ」から出る効果が一眼カメラと、シンプルに違う。
標準レンズから望遠側になるほど、その効果は大きくなると言えば理解してもらえそうですね。

逆に…
一眼カメラで超広角レンズを使うと、スマートフォンぽい効果を得られるので、多くの人がスマートフォンを使う現代社会では、日常的な表現をしたいときは、「超広角レンズをクロップして撮影」なんて…いいかも知れないですね。

超広角レンズを使うときは、スマートフォンと、一眼カメラの違いは、少なくなるのかも知れませんよ~。

一眼カメラの持ちやすさや、スマホの AI 加工の部分を無視して考えると…

スマートフォンと一眼カメラの違いの部分は、シンプルに「レンズとセンサーサイズの関係」として、考えて良いでしょうね。

35mm換算(フルサイズ換算)なんてありますが、画角よりも、「レンズの個性」として簡単にしましょうね。笑


写真は、光を取り込んで、センサーで電気信号に変換して、画像処理して、見ることが出来ます。

その一番最初の部分にあるのが、レンズです。

そのレンズ性能が、写真の質そのモノなのです。

オートフォーカスが爆速でも…
レンズ性能が悪ければ、ピント面も歪んで正確な質感や空気感なんて出せないですよね。

そんな「効果」は、レンズの画角(〇〇mm)で、表現を変えます。

その差は、加工で埋めるより、撮影のイメージに合わせて画角を選択して写真を撮る方が、自然で簡単に撮れるのです。

ここを加工で変えるのは…
CGの領域になると思いますよ。

次の「効果」は、AIによる物では無くて、レンズによる物ですね。

スマートフォンの写真です。

レンズは、5.5mm が、付いています。

スマートフォンは
強い歪み補正がデジタル的にされていますが
そのへんも無視して「効果」を
感じてみましょう。



NIKON Z50 + Ai Nikkor 50mm F1.4S
 
(オールドレンズです。)
 
何か…感じましたか?


50mmレンズです。

画角は、75mm ですが、レンズの効果は、50mmらしさがありますね。

( 伝わったかな?笑
このカメラは、センサーが、APS-Cなので、35mm換算すると…50mmレンズは75mmの画角で写真になります。
難しいですね。 無視していいですよ。笑 )


この効果の違いは、見ればわかりますね。

単純に見える違いは「玉ボケの大きさ」が、わかりやすく変わります。
望遠レンズを使うと、もっと効果が出ます。

145mm  1/40  f5.3 
 
 Nikkor Z 50-250mm の望遠ズームレンズ
玉ボケが、大きくなりましたね。

 




レンズのミリ数で玉ボケの大きさは変わります。

(ただ、難しい事をいうと…
ピント面までの距離と、背景の距離で、必ずこの効果が同じように出るとは言いません!
中級者になると、被写体や背景の距離やレンズの焦点距離で、被写界深度のバランスを撮りたいイメージにします。)


簡単に言うと…
よく聞く「圧縮効果」というやつですね。


そう考えると、望遠ズームのほうがレンズの表現に「振り幅」があるのかな?



「綺麗に写る」と「表現力」は、同じでは無い!


スマートフォンは、綺麗に見える写真を小さなセンサーと、小さなレンズでやっています。

これは、凄いことだと思います。


ノイズや霞を除去して、アウトプットしているから、ハッキリしたの写真で気持ちいいですね。


スマートフォンで撮影
 
これも綺麗に見えて
加工がいらないのが良いですよね。

 

鮮やか色で霞は除去されています。
霞である「レア」は、光源のまわりに、ほとんど無いですね。

広角レンズなので、背景は小さく写るので…
もともと、フレアになる部分は小さくなるのですが、AIでも加工されてるので、綺麗ですね。



一眼カメラ※のレンズは、スマートフォンに比べると、光源が画角の中で大きくなるので、フレアも比例して大きくなります。

( ※ 正しくは、広角レンズに比べると、ですが、なんとなく区別するために、一眼カメラ…と、しました。)

AI Nikkor 50mm f1.4
 
わかりやすいように、オールドレンズで
撮影をしてみました。
 
1977年〜の゙8代目?だったかな?
47年前のレンズ設計です。
 
ふわっと、白くなっているのが
「フレア」といいます。


この前…
Canonは白色 Nikonは黒色で
色の三原色と光の三原色からの感じ方…
その記事のサンプル撮影したものですが…
 
レンズは、NIKKOR Z 40mm f/2 を使用。
 
撒き餌レンズといわれる価格帯のレンズです。
 
初めての単焦点レンズとして買いやすいので
初心者向けといわれるレンズです。
 
 
現代のレンズは
レンズのコーティングだけで
フレアもゴーストも、おさえてる。
 
逆に、フレアの出てしまう悪い状態を
オールドレンズで、楽しむのも
味があって良いですね。
  
今の時代のレンズでフレアが出てほしいのは
85mmの単焦点かな?
ポートレートレンズなので
フレアは出る方が都合がよい気がします。


 
もちろん
本気価格のレンズは
悪条件下でもフリンジなどが
出ないので解像度が落ちないです。
 
 
高いけど…笑

ここで使用した写真(NIKON Z50)は、CanonとNikonのサンプル的な写真です。

一眼カメラを買おうかな?
なんて考えている人は、メーカーの色の思想をイメージできた方が選びやすいので…
僕の個人的に感じたことを書いてみましたので、良ければ…笑
色の三原色と、光の三原色からの話なので、ちょっとマニアックなので、参考になるかな~?笑



あ…
話を戻しますね… 笑


もちろん、スマートフォンも、ポートレートモードや難しい機能を使えば、雰囲気は出るけど…

一眼カメラを使うと、レンズと被写体と背景の距離で、玉ボケの大きさは決まっています。

なので一眼カメラは、どのメーカーを使っても、ある程度は予想できるのです。

予想ができるので、楽にイメージが、写真で作れる。

それが、一眼カメラ。


スマートフォンは、撮るだけで、レタッチしたような綺麗に撮れる。


どちらも、使い方次第ですね。




今回は、レンズからくるボケの話をしていますが…

スマートフォンと一眼カメラ、物として違うのが…
「表現を作ろうとしたときの持ちやすさの違い。」と、いうのも…あります。

持ちやすさは、写真を撮るのには重要な部分…

なんですが…

誰も言わない部分でもあります。



この話だけでも、一つ note  が、書けるかもね。

写真の表現に、直結している部分です。

スマートフォンの撮り方の「癖」で撮影していると、感じない部分なので、違う目線の写真…

例えば、子供がただ撮った写真を見ると、「ハッ」とすると…聞きます。

どんな体制でも、ある程度の操作性を出せるグリップの持ちやすさは、表現を考えると、変なスペックより、必要だったりしますからね。

持ち方でも、写真表現は、面白いくらい変化します。

また、そんな風な話も、書いてみますね。






それでは、良い写真ライフを!









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