変えたい「思考のクセ」に気づいたら…ビジネス思考法 はじめの一歩
あなたには、変えたい「思考のクセ」ありますか?
もし、悩みごとを解決する手札を増やすことができたら、仕事や生活がもっとラクになるのに…と思ったりしませんか?
この記事は、思考の迷路とさよならしたい人のために「ビジネス思考法」の全体像・特徴・使いどころについてお伝えするものです。
僕自身がもともと「自分の考えもうまくまとめられない」「人に何をどう伝えたらよいかわからない」という状況に悩み続けていたこともあり、同じような悩みを抱える人にとって、一筋の光明になればと思い筆を執りました。
お読みいただき、宜しければnoteへの「スキ❤」やSNSシェア頂ければとても嬉しいです^^
■この記事が対象としている人
以下のような方を対象としています。
当てはまるかも…と感じる方は、ご一読ください。
■この記事が提供する価値
この記事を通して、こんな価値をお届けします。
有料記事(300円)です。コーヒー1杯分で、それ以上の価値を提供します。
なお、対話をしながら理解を深めていくための120分オンライン講座を、学びのプラットフォーム「ストアカ」にて開催させて頂いています。
この記事では、実際に120分オンライン講座でお伝えしていることを抜粋&濃縮還元してお伝えしていきます!
■この絵、何に見えますか?
本題に入る前に、まずはこちらの絵を見てみましょう。
あなたには何が見えてきますか??
パッと思い浮かんだものを、文字にしてみてください。
あぁ、あの絵か!と気づいた方もいらっしゃるかもしれません。
有名な自己啓発書『7つの習慣』冒頭にも出てくる「パラダイム」つまり「ものの見方」について意識を向けるための”だまし絵”です。
僕が2021年4月に行った研修では、約150人を対象に回答してもらったところ、以下のような結果が得られました。
(文字が大きいほど、回答数が多い)
この絵を通じてお伝えしたかったのは、何が正しいのか?ということではありません。
ということ。
そして、まずはご自身の「思考のクセ」に意識を向けてみることが、ビジネス思考法の入り口になります。
ここから先を読み進める方は、一度立ち止まって以下をぜひ言語化してみてください。
言語化ができたら、次に進んでみましょう!
■ビジネス思考法とは?
2021年5月現在、世の中は無数の「○○思考」で溢れかえっており、まさに百花繚乱の様相を呈しています。
なにがどう違うのさ?沢山ありすぎて、よく分からない…
いったい、何がどうなっているんでしょうか?
ビジネス思考法について考えるにあたり、「思考法」をGoogleで画像検索してみました。ドン!
…「○○思考」が大量に出てきます。
それもそのはず。「○○思考」は人の数だけ存在しており、既存のものに少しだけエッセンスを加えることで、新しい思考であるかのように見せることができてしまうのです。
でも、それぞれ注意深く見ると、何かの派生形だったりするのです。
まるで『鬼滅の刃』の「○○の呼吸」みたい…笑
とはいえ拠り所も必要ですので、ひとまずここでの定義を示します。書籍『思考法図鑑』から抜粋させて頂きました。
「問題解決」を目的としており、そのための考え方の筋道、方法をまとめたもの、というのがポイントです。
■ビジネス思考法は何に役立つ?
そもそも、ビジネス思考法を知ると何が嬉しいんでしょうか?
僕はこう考えています。
キモは「中長期的に」という点です。
思考法は「技術(テクニック)」と「考え方(マインドセット)」の両面で成り立っています。どちらかだけでは成り立たず、どちらも整って、はじめてその効果が最大化されます。
いきなりできるようにはならないので、ここで読んだことを実践しながら力をつけていきましょう!
■「ザラキばかりのクリフト先輩」にならないために…
なお2点だけ、留意点があります。1点目はこちら。
厳密な定義にこだわるよりも、実際に使えそうなものを選んで使っていっていただけると嬉しいです^^
2点目は、「ザラキばかりのクリフト先輩にならない」ことです。
そう。あのドラクエ4に導かれし者の1人として登場する、神官クリフト。
クリフトは回復呪文や補助呪文を覚える貴重なキャラ。一定レベルを超えると、即死呪文である「ザキ」「ザラキ」を覚えます。
そこで困るのが、即死呪文が効かない敵キャラや、呪文を跳ね返してくる敵キャラにも無思考で「ザラキ」を繰り返すという特性。
味方パーティがあっという間に全滅することがあるのです。
これじゃ危なくて、戦闘では使えませんよね。
でも、これと同じようなことが、実際のビジネスの世界でも起きうる…ということです。
ビジネス思考法も、無思考型にザラキを唱えるのではなく、使いどころをちゃんと意識しましょう!ということをここで強調しておきます。
■ビジネス思考法の全体像
ビジネス思考法の全体像を概観してみます。
問題解決のプロセスを分解すると、以下のようになっています。
思考法といってもそれぞれのシチュエーションで向き不向きがあります。箸とスプーンとフォークに適した使い方があるように、思考法も適した使いどころがあるのです。
「○○思考法がすごい」とか「これからの時代は○○思考だ」といった宣伝めいた言説をよく見かけます。でも本当に大切なのは、使いどころを意識し、適切なものを選び取ること。
時流にただ流されるのではなく、本質を見極めたいものですね。
■ビジネス思考法のポジショニングマップ
主要な思考法を分類してみると、どうなるでしょう?
あくまでひとつの解釈ですが、思考法の「ポジショニングマップ」を作成しました。
ここでぜひ考えてみてください。
あなた自身がふだん何気なくやっていること、仕事でいつも辿っているプロセスは、どこに近いでしょう?
逆に「ニガテだな~」と感じることは、どこでしょう?
得意なものを伸ばすのか、ニガテなものを克服するのか、の参考になれば嬉しいです。
■Why-What-Howを意識しよう
思考法を実際に使いこなすにあたり、意識しておきたい観点があります。それが「Why-What-How」の3要素。
なかでも特に重要なのが「Why」。なんのためにそれを使うのか、活用にあたって前提となることはあるのか、狙うメリットは何なのか?
巷に溢れている「○○思考」の書籍や研修で気をつけないといけないのが、「WhatとHowはたくさん得られるけれど、Whyがないまま、盲目的に飛びついてしまう」というパターン。
その書籍や研修が悪いのではなく、「Why」はあなた自身で考え、見つけるしかないのです。思考法やフレームワークはあくまで、目的を達成するためのツール。
ここに意識を向けられれば、各思考を学び、活用する価値は何倍にも広がります。
著者自身が考える、主なビジネス思考法のWhy-What-Howを以下にまとめています。ひとつの考えとして参考にしてみてください。
■事業づくりとビジネス思考法、どう関係するの?
僕は新規事業やスタートアップなどの「事業創造」を仕事にしていることもあり、事業づくりとビジネス思考法の関係性についてこれまで試行錯誤してきました。それをあらわしたのが下の図です。
この図を通して何を伝えたいかというと、事業づくりの各ステップにおいて、現実には多様な思考法が折り重なりながら前に進んでいくということ。
実際には図のようにきれいに進むわけではありません。ひとつの思考法やプロセスにこだわるのではなく、向いている思考法にスイッチを切り替えるよな感覚をアタマの片隅に置いていると、うまくいきやすいという感覚があります。
事業創造のプロセスの詳細や参考書籍については、こちらの記事もご覧ください。
■あらゆるビジネス思考法に共通する「キホン」とは?
個別の思考法を突き詰める前に、さまざまな思考法に共通して押さえておくべき大切なものがあります。
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