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可能性を感じたのは「飲み会のノリ」だった。

どこの国で働くのか?を考える時「天地人」が大事だ、という話を全3回にわけて書いていこうと思います。


今回は「天地人」のなかでも、最後の「人の和」について。じつは、僕がベトナムで事業をやろうと决めた、その大きな決定要因となったのは「飲み会のノリ」です。ホントの話ですよ!この話はYoutubeで動画にもしています!

実際に海外で事業をやるとなると、一人じゃありません。現地の方とチームを作らなくてはいけません。ものすごくくだけて言うと、現地の人と気が合うかどうかって話ですね。気が合うかどうか、どうやって調査するのか?簡単な話です。

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まずその国に足を運ぶことです。ちゃんと五感で、肌で感じる。だって、気が合うかどうかを知りたいわけだから。僕の場合はIT分野で起業しようと思っていたので、知り合いのツテを辿って、現地のIT会社を複数紹介してもらって、いろんな会社や大学に視察に行きました。

これが例えば、レストランをやりたいなら、レストランを視察のがいいと思います。当然いろいろと視察させてもらったわけですが、それだけじゃ足りない。肌で感じないと!というわけで、僕はその会社の社員の皆さんと飲み会に参加させてもらいました。

驚いたのは、彼らのノリです。ベトナムの方々が、あんなに熱いとは…。飲みの席でも、これから私たちは発展していくんだ、豊かになるんだって話がどんどん飛び出す。仕事が辛いとか愚痴みたいなことは出てこない。ひたすらポジティブな未来の話をする(しかもお酒が強かった!)。

僕も熱くなりました。これから、みんなはもっと豊かになる。そういうチャンスのある国に生まれて、勉強をしてきて、IT分野の仕事に就いて、ものすごく可能性があるから、がんばれよな!みたいな話をしました。そしたらみんなが「わかりました。がんばります。とりあえず乾杯しましょう!」って(笑)。そのノリで、僕もベトナムだ!ってなったわけです。

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じつは、ハノイとホーチミン両方視察しました。しかし、当時はハノイの方が自分に合っていると感じました。ベトナム最大の都市はホーチミンです。経済の中心地。欧米からの帰国子女のベトナム人もたくさんいて、優秀な人材も多い。ハノイは首都ですが、都市の規模はホーチミンより小さい。

ホーチミンの人たちはどちらかと言うと、とても洗練されていてアメリカナイズされたフラットな感覚を持っている。一方、ハノイの方々は普段静かでおとなしいけど、うちに秘めた熱いハートを持っている。そんなイメージです。ハノイの人たちは普段おとなしいのに飲み会の時の爆発力がすごかった(笑)あとハノイの人は中華圏の儒教の影響もあって、年上を敬う姿勢だったり、昭和の日本っぽいというか、そういう気質を感じました。この気質を感じ取れたのは大きな収穫でした。

ベトナムは、日本で言うと高度経済成長期です。そこで会社をやろうと思っている僕がイメージしていたのは、いい意味で昭和的な熱のある会社。いわば体育会系の組織です。日本の高度成長期の成功体験をベトナムで再現するのであれば、昭和の経営スタイルが合うと思ったんです。だから、ハノイの方々とのほうが、いいチームを作れると確信しました。中国やインドネシアよりもベトナム、そのなかでもホーチミンではなく、ハノイ。僕がそう决めた、ひとつの理由が大真面目な話、飲み会のノリだったんです。

まとめ

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お知らせ

YouTubeでもいろいろとお話しています。
・普通の会社員が海外で這い上がるには?
・なぜあなたが海外で活躍できるのか
・海外で仲間を見つける方法

などなど。
興味を持ってくれた方はぜひ!

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