【初心者が読んだ哲学書('ω')】その悩み、哲学者がすでに答えを出しています（第1回目）

「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」
著者:小林 昌平
URL：https://amzn.to/3XUGNCC

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

▶この本で一番言いたいこと

仕事、健康、人間関係、お金などの人間が普遍的に持っている"悩み"は実は
大昔の哲学者が解決方法を示しています。昔の哲学者と、思想を悩み解決しながら学んでいくとても面白い本です('ω')
（※読み込むために、少し時間がかかるため、複数に分けて書きたいと思います！）

▶悩み①:将来、食べていけるか不安です。

回答者：アリストテレス
国籍：ギリシア
時代：紀元前 384-322年

◇悩みに関する回答
「快楽は本来活動（エネルゲイア）にほかならず、それ自身が目的（テロス）なのです。」

◇コメント
仕事をして食べていくために、成果を出す目的（キーネーシス的）な行為を行うことが解決策のように思われるが、実はそうではないという考えです。

理由は、将来何が起こるかは誰にもわからないからです。

将来の目的や計画をいったん忘れ、今この瞬間のやりたいこと、やるべきことに熱中せよ、そうすることによって、高いパフォーマンスを発揮し、自然と結果がついてくるということです。なるほど～('ω')

▶悩み②:忙しい、時間がない

回答者：アンリ・ベルクソン
国籍：フランス
時代：1859-1941年

◇悩みに関する回答
「私達の行為が、私達の人格全体から出てくる時、私達は自由人である」

◇コメント
人間は、時間の概念を空間的に捉えてしまうと、時間を"管理"してしまい、空白の予定を埋めるように動いてしまい、結果、"忙しい人"になってしまいます。

そうではなく、時間を主観的なものと捉え、自分にとって大事なこと、楽しいことに多く割けるように、デザイン・アレンジすることが大事だということです。

他人から支配された時間割でなく、自分にとって何が大事かをまず考え、そこに貴重な時間を割くか考えて行動しようと思いました。

▶所感
初めて哲学に関する本を読みましたが、なかなか奥深く面白いですね！
まだ前半数ページですが、頭に入りやすい哲学書だったので、引き続き読み進めたいと思います(^^)/