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我こそ「人生エンジョイ勢」なり。


「人生エンジョイ勢」

ある日、こんな言葉に出会った。


というのも、最近友達に「パッキパキ北京」という小説を貸してもらっていた。

その帯に書いていた言葉。

それが「人生エンジョイ勢」だ。

読む前は
「ふ〜ん。人生エンジョイ勢ね」
ぐらいにしか感じていなかった。

だが、小説の中に出てくる菖蒲アヤメは、「人生エンジョイ勢」としか表しようがないほど、自由に毎日を楽しんでいた。

「パッキパキ北京」は、夫が中国にいるということで、妻の菖蒲がコロナ真っ只中に中国へいく物語だ。

このまままだと、普通の小説だな。って感じだが、菖蒲の性格で、全く新しい小説へと生まれかわる。

その彼女が「楽観的」で「自由」で「パッキパキ」な性格の持ち主だということ。

「まあなんとかなるでしょ」
と中国語がわからないのに中華料理店に入り
「コロナでガラガラだからラッキー」
と満喫でき、
「自分の人生と他人の人生」
と割り切れる価値観を持っている。

彼女は、ついてからの隔離期間もなんなく乗りこなし、楽しんだ。

ルームサービスで提供されるお酒を選んだり。

それを隔離されてるホテルの窓から海を見ながら飲んだり。

愛犬のペイペイと戯れたり。

隔離期間をものともせずに楽しんでいた。

隔離期間を開け、夫の元へ行ったあとも彼女の「人生エンジョイ勢」は続く。

筆者自身の経験を活かしていることもあり、妙にリアルな小説に仕上がっている。

まあ何が言いたいかというと「クッソおもろい」ということ。


人生エンジョイ勢

このまま話していると、これだけで終わっちまいそうだから、ちょっと落ち着こう。

今回話そうとしてたのは、「人生エンジョイ勢になるためには?」ってことだ。

私は普段から「ドラマ化されるような人生を送りたい」と思っている。

なんなら「賭けの対象になる人生を送りたい」とも思っている。

だって、ドラマ化されるほどドラマチックに。
賭けられるほど、急展開&超展開な人生を送れたなら、もはや死んでもいいと思う。

これも小説がもとになっている。

「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」という小説だ。

この小説の成瀬というJKはとにかく面白い。

「予想以上」「奇想天外」「自由自在」「最高」がこれ以上にあうJKはいないと断言できるほどだ。

私が成瀬と同じ正解に生きていたなら「成瀬の人生に1000万!」って言うだろう。

それくらい、成瀬が面白い人生を送る自信がある。

だから、私は「ドラマ化」か「賭けられる」人生を送りたいと思っている。


それで今回読んだ「パッキパキ北京」の主人公である菖蒲は、成瀬と同じ匂いがした。

「予想以上」「奇想天外」「自由自在」「最高」

これらの言葉が似合う人物だ。

そして、彼女らは限りなく「人生エンジョイ勢」だろう。

人生の端から端まで、しゃぶり尽くすように人生を楽しんでいる。

私も、人生をしゃぶり尽くしたい。

だから、彼女らの「人生エンジョイ勢」の共通点を探してみることにした。

私も明日から「人生エンジョイ勢」と名乗るために。



共通点

共通点を探してみるとだいたいこんな感じだろう。

  1. 『失敗』ではなく『経験』

  2. 『成功』ではなく『道のり』

  3. 他人に人生の主導権を渡さない

  4. 自分の幸せを持っている

  5. 目標を持っている

  6. ハプニングさえ、楽しむ。

  7. 毎日楽しいことを見つけている

  8. 即行動

  9. やるなら大胆と

  10. 周りは気にしない

意外とハッとすることが多いのではないだろうか。

実際私もハッとさせられている。

こうやって文字にするといろんなことが見えてくる。

もう全部、記事にしてやりたい。

でも、今回は気になったやつだけ簡単に解説したいと思う。



失敗は経験。成功は道のり。

まず、1の「『失敗』ではなく『経験』」について。

この二人はどちらも「失敗」を「失敗」だと思っていない。

「経験」だと思っている。

失敗しても「まあいっか」で流し、「次は成功するさ」と成功へ活かす。

失敗さえも、成功への階段にしているんだ。


さらにいうなら「成功」も「道のり」だと思っている。

成功したら全力で喜ぶ。

そして、「またやってみようか」となる。

つまり、成功はゴールではなく、さらに延長線上に続いていく。

その先で、新しい「楽しい」に出会う。

その道のりは、とても煌々と輝いているんだ。



ハプニングさえ、楽しむ

もう一つ注目したのが「ハプニングさえ、楽しむ」ということ。

「人生エンジョイ勢」は当然ながら「ハプニング」が起きる。

まあ、毎度のごとく大ジャンプして幸せに飛びついてるんだから、ハプニングは日常茶飯事なんだけどね。

大体の人は「ハプニング=トラブル」につなげ、躓いたり失敗したりする。

そして「挑戦しなきゃ傷つかなかった」とか言い出すわけだ。

でも、「人生エンジョイ勢」は違う。

「ハプニング=アトラクション」にしている。

サーフィンのように大波を乗りこなし、楽しんでいるんだ。

彼女らは、ハプニングが訪れるたびに、嬉しそうに、楽しそうにしていた。

まいどまいど、楽しんでいた。

もはや、「いいスパイスだ」と思っているようだった。


確かに、ハプニングというのは起こせるもんじゃない。

故に、そのハプニングを乗り越えることは、めずらしい経験を手に入れることになる。

言うならば、「ゲーム内での激レアイベント」みたいなもんだ。

スタンピードとか、普通よりは死ぬほどきつい。

でも代わりに、その報酬がぶっ壊れ武器だったりする。


まあ、つまり、「ハプニングを楽しむ」
というのも「人生エンジョイ勢」に必要なことらしい。

乗り越えれば、誰も知らない経験値が手に入るからね。





ここまでかいて、表を見返してみた。

  1. 『失敗』ではなく『経験』

  2. 『成功』ではなく『道のり』

  3. 他人に人生の主導権を渡さない

  4. 自分の幸せを持っている

  5. 目標を持っている

  6. ハプニングさえ、楽しむ。

  7. 毎日楽しいことを見つけている

  8. 即行動

  9. やるなら大胆と

  10. 周りは気にしない


これを見るたび、どこからともなく希望が湧いてくる。

私も「人生エンジョイ勢」になれるかもしれないからだ。

人生エンジョイ勢の条件。

それは「幸せに生きる」ための条件なのかもしれない。


人生エンジョイ勢とは、人生丸ごと楽しみ尽くす人。

人生エンジョイ勢とは、人生を端から端までしゃぶり尽くす人。

人生エンジョイ勢とは、私の幸せを持っている人。


人生エンジョイ勢に一歩近づくために、まずは表をスクショしよう。

「即行動」

もし道のりが厳しくても、それすらも楽しもう。
だって人生なんだから。

「ハプニングさえ、楽しむ。」

私の幸せは、他人に与えられるものでも、他人に変えられるものでもない。

「自分の幸せを持っている」
「他人に人生の主導権を渡さない」




人生を楽しみ尽くす方法は、

ある自由で爽快なJKと、

あるパッキパキで楽観的な北京攻略者が、

教えてくれた。

つぎは、日本からも出てくるらしい。

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