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日記/エッセイ

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身近な出来事から、思考を飛ばす。そんなエッセイを心がけて書いております。
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2020年7月の記事一覧

乾燥を200円で得る贅沢

お布団が干したくて仕方がない。 記録的な長さとなるであろう今年の梅雨は、もう一つの季節な…

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大人のハンカチ落とし

仕事でぐったり疲れた帰り道。 飛び乗った電車のドアの1番近くの席が空いていた。バレないよ…

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馬鹿でも煙でもないけど好き

会社の屋上で昼食をとった。 私の部署には、大きめの丸テーブルがあって、そこにいつも誰かし…

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聞き間違いは楽しいです

聞き間違いや勘違いが多い子供時代だった。 大正デモクラシーと灯台下暗し、大政奉還と強制送…

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心から出て、心へ至らんことを

昨日、久しぶりに書道をした。 筆を持つのは2〜3ヶ月ぶりだった。 それまでは毎月必ず何かし…

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呼び名のおはなし

「子どもになんと呼ばれたいか」という話になった。 ある人は、自分もそう呼んでいたからとい…

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個性は内面に求めていきたい

喫茶店で人を待っていた時のこと。 私の背後に大学生くらいのカップルが座っていた。特に盗み聞きをするつもりもなかったのだが、なかなか聞き捨てならん言葉が飛び交っていたので、つい耳が象のようになってしまった。 話をしている様子から、男の子の方が少し「付き合ってやっている感」が伝わってくる。 時折その彼女を否定するようなことを言い、女の子は嫌われまいと一生懸命改善する宣言をしたり弁明をしたり。 その中で、しきりに彼が彼女に訴えていたことは、「個性のなさ」である。 彼氏から

距離に甘えてはいけません

東京に町田というところに住んでいた。 この町田というところは東京都町田市なので間違いなく…

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書けない私を分析してみた

毎日のnoteに若干の苦労を感じ始めた今日この頃。 せっかくなので、この苦しみの原因を考えて…

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人は物語を求めている

祖父母の家のトイレに、シミがあった。 私は帰省してそれを見るたび、女性がダンスをしている…

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嘘はバレなきゃ嘘じゃない

何を書けばいいかわからなくなってきた。 最近の私のnoteは、もう無理やり書いているに近い。…

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ただただ、夢の話を

夢の中で、歌を作っていた。 途中で猫の鳴き声でうっすら目を開け、腕を舐めてくるので頭を撫…

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強敵はちいさなあいつ

うっかり、下唇を噛んでしまった。 口内炎のようにぷっくりと腫れ、もちろん痛かったけれど、…

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何を隠すか、表すか。

隠しコマンドが好きだ。 そこには、遊び心がある。そして、もしかしたら一生誰にも見つけてもらえないかもしれないけれど、それでもこっそり忍ばせておくというところに興奮を覚える。 大工が城の屋根裏に、自分の墨壺を置いてくるような、粋な心のように思う。 Google検索画面の隠しコマンドは有名な話だが、1番身近なものはゲームの裏技じゃないかと思う。 マリオのショートカットはきっと誰でも通った道だろうし、ファミコンを持っていた人であれば「上上下下左右左右BA」という謎の呪文を、