呼び名のおはなし
「子どもになんと呼ばれたいか」という話になった。
ある人は、自分もそう呼んでいたからという理由で「ママ」と呼ばれたいと言った。
ある人は、自分の下の名を呼び捨てで呼ばれたいと言った。
私は、「お母さん」と呼ばれたいと言った。
すると「すごい普通」「こだわりがない」と笑いをさらった。
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笑われたこともさながら、そこには「普通」とは言い難い、私なりのこだわりがあったのだが、その場では言わなかった。
なので、ここで言わせてもらう。
本来ならば、「名前を呼び捨てで呼ばれたい」という意見については全否定しているところだ。
なぜなら、私が「お母さん」と呼ばれたい理由が、子どもにとっての「お母さん」は私、ただ1人でしかないから。
名前で呼ばれることが距離感が近くなるというが、私の感覚では名前で呼ばれる方が他人のようで、遠い存在に感じる。
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ちなみに私は母を「母」と呼んでいる。
幼い頃はお母さんと呼んでいた気もするが、いつか母が「母と呼んでほしい」と言った日からそう呼ぶようになった。
母はそういう人だ。
孫たちには「グランマ」と呼ばせていたりする。
かたや父は、私が母を「母」と呼ぶことに不満らしい。敬うべき親に向かって、敬称をつけないとは何事かと。
なので、父のことは父と呼ぶことはなく、小さい頃は「お父ちゃん」だっだ気がするが、いつからか「お父さん」と呼んでいる。
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正直、呼び名なんてどうでもいい。
なんと呼ぼうが当人同士がそれで良いというならば、それ以上の呼び名はない。
だから、大切なのはお互いが納得していることで、敬意と思いやりと愛があるかどうかということで。
子どもどころか、結婚もまだの私にとっては、まだまだ先のお話ですが。
今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。