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生米からつくる「新じゃがセロリ粥」のレシピ

今の時期だけ出会える!春に収穫されたばかりのフレッシュなじゃがいも、「新じゃがいも」を使ったおかゆをご紹介します。

一年を通してスーパーで売っているじゃがいもは、完熟してから収穫、熟成期間を経て出荷されます。そのため、じゃがバターなどホクホクっとした食感を楽しむお料理に向いています。しっかり固いので、日持ちします◎

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一方、新じゃがいもは、完熟前に収穫、熟成期間を設けずに出荷されます。食べた瞬間のホクっとさは残しつつ香りが高く、皮がとても薄いのが特徴です。みずみずしく、透き通った食感。長期保管には向きません。水気を多く含むので、傷みが早いです。

新じゃがはまるっと皮ごと煮っころがしにしたり、炒め物に使ったり。皮ごと食べるお料理が多いです。

今回はこの新じゃがを使って、秋に作った「じゃがセロリ粥」(じゃがいもがほっくほく!「じゃがセロリ粥」)を新じゃがバージョンで作りました。

じゃがいもの「香り」って、あまり意識されることがないと思うのですが、おかゆだとその「香り」が引き立ちます。あま〜い香りです。お味も甘みが強く、ほくっとした食感のあとで、栗のような透き通った歯ごたえがやってきます。

「あ〜、なるほど、これが新じゃがか〜」と、新じゃがらしさ、新じゃがの良さをあらためて実感できるレシピです。


ほくほくあまーい「新じゃがセロリ粥」

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生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米    ・・・半合
 ▶︎ 水     ・・・700ml
 ▶︎ 中華だし  ・・・小さじ1
 ▶︎ セロリ   ・・・1本
 ▶︎ じゃがいも*  ・・・小2〜3個(中1個)
 ▶︎ 塩     ・・・小さじ1/2
おこのみで
 ▷ 黒胡椒、セロリの葉

*理想のじゃがいもは、3cm程度の小粒の「新じゃが」。皮をむかずに丸ごとおかゆに入れられます。6個くらい入れて良いと思います。今回入手したじゃがいもは、新じゃがの割には大きかったので、3つ。四等分に切って使いました。

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【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、中華だし、水700mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
セロリを1cm角に切り、鍋に入れる。
じゃがいもを一口大に切り、水にさらしておく。

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で、弱火に30分かける。
途中、タイマーが残り10分になったら、じゃがいもを入れる。

④塩で味をととのえる。
鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
フタをして10分蒸らす。
お好みの具材とともに器に盛りつけたら完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!

①準備

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水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます

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焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、中華だし(小さじ1)、水700mlを入れます

お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。

②中火

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用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。

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セロリを1cm角に切り、お鍋に入れます
セロリはたっぷり旨味を出してくれるおかゆ向きの食材です◎ スジ取りはだいたいで大丈夫です。ザクザクザクと切って、お鍋に入れます。

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セロリの葉っぱを2〜3つ取っておくと、盛りつけのときにちょこんとのせられて色合いがきれいになります。セロリの葉は生でもおいしくいただけます。

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じゃがいもが大きい場合は、一口大(3cm角くらい)に切り、変色を防ぐため水にさらしておきます
じゃがいもは素材の風味をたのしむために、皮付きのままがおすすめです。スプーンで食べやすいサイズを目安に、じゃがいものサイズに合わせて切り方は調節してください。3cmほどの小粒のものなら、下処理は洗って芽をとるだけでOKです◎

③弱火

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表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

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タイマーが残り10分になったら、じゃがいもをお鍋に入れます
加熱時間はお好みですが、30分まるまる加熱するとじゃがいもが溶けるほどやわらかくなります。歯ごたえを残しつつ、食感を楽しみたい場合は10分ほどの加熱がちょうど良いかと思います。

④仕上

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30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/2程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めます
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

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10分間、フタをして蒸らします
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。

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蒸らしが完了したら、黒胡椒を散らし、セロリの葉を盛りつけて完成です

じゃ〜ん!鮮やかですね〜!

煮込んだセロリから旨味がたっぷり出ています。

ひとつだけ残念なのが、セロリは煮込むと色がくすんでしまうこと。

セロリの葉は、その色合いを補う意味でも最高のトッピングです◎

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じゃがいもの透き通った感じ、写真でも伝わりますか?

最後のおかゆの蒸らしの時間にお芋がふかされる状態になって、じゃがいもの甘みが増すようです。香りが甘い!

口に入れた瞬間はホクッ。食感は透き通った感じ。おいしです〜…。

小さな新じゃがなら丸ごと入れられて、また違う食感だろうな。また、リベンジしたいです。


夫がむくみを舐めてる問題

夫がむくみ放置マンなんです。そして、超冷え性!

寒さで血行が悪くなったり、水分補給が減るからですよね、冬は特にむくみやすいので、気をつけないといけないのに。

手足に触れると、驚くほど冷たくなっていたりして。しかも寒さに弱いので、やたらと着込んで、家の中でもヒートテックを重ね着しています。

私が思うに、この極度の寒がり&冷え性問題の源は、ズバリ、「むくみ」にあります。

夫は「むくみって美容への意識が高い、女の人の問題でしょ?」と思ってるんでしょうね〜、まっっったく、気にしてない様子。むしろ「むくみってどれ?」くらいの感じ。困ったさんです。


むくみが恒常化するとセルライトになって、さらに血行が悪くなって冷え性になって……という悪循環になるのに、ぜ〜〜んぜん、わかってな〜〜い。男の人にだってセルライトはできるのに、ぜ〜〜んぜん、わかってな〜〜い。

セルライトというのは排出されるべき老廃物が、外に出なくて皮膚に蓄積してしまったものですから、要はうん○です。うん○が皮膚に積もってるってことです。(極論)

…と、ぷんすかしているわたしも、数年前まで自分のむくみを放置していたので人のことを言えません。笑


ともあれ、本人に興味がないのに「マッサージするのよ!」「足元を温めて!」「座り仕事が続いたらちょっと立つ!」等々言っても意味がないので笑、むくみを内側から改善できるように、我が家では食べ物を意識しています。

今日のおかゆはまさにGOOD!むくみ解消にもってこいです。

おかゆで身体が温まるのはもちろんのこと、じゃがいも・セロリともに、カリウムたっぷりの食材。カリウムは余分な塩分を排出してくれるので、血圧を下げる効果やむくみを緩和してくれる効果が期待できる……という仕組みです。

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「今日のおかゆおいしかった〜。あのおかゆを食べると、なんかサッパリするんだよね〜」と夫。

「わあ、よかった〜」とニコニコしながら、心の中では「ふふん、でしょ?むくみ放置マンめ!」と勝ち誇った気分になるのでした。


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!

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