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メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(1)-(5)

皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。

小生、実はTwitterもやっておりまして、そこで相棒のメタル君(メタルスライム)に色々呟いてもらっています。

そして7月からは「今日の精神医学豆知識!」と題して、メタル君が得意げに1日1回(土曜日はお休み)、精神医学の豆知識を披露しています。

この豆知識をTwitter民の皆様だけでなく、note民の皆様にもお裾分けしようと思い記事にまとめました。

ツイートした内容に(おまけ)を加えておりますので、Twitter民の方も新たな知見が得られますので、ご興味があれば是非お読みください!

【今日の精神医学豆知識集!(その1)】

(1) 精神医学(psychiatry)という言葉は、「psykhe(魂)」と「iatreia(癒し)」という語の組み合わせだよ。だからpychiatryは「魂の癒し」を意味するんだって!何だかカッコいいね!

2022年7月8日

(おまけ) psychiatry(独語: Psychiatrie) という言葉はドイツの精神科医ヨハン・クリスチャン・ライル(Reil JC)が最初に用いたそうだよ。


(2)医学は古代メソポタミア時代に既にあったけど、欧州では中世まで精神疾患は医学の対象と考えられなかったそうだよ。

2022年7月10日

(おまけ) 精神や行動の異常を表す言葉は古代より存在したよ。たとえば、憂鬱な状態を指すメランコリー、熱性せん妄を表すフレニティスなんかがその例だよ。でも「病気」ではなく「狂気」として扱われていたんだ。


(3)太古の社会では、精神疾患を持つ人は「シャーマン」や「巫女」として活躍していた...とも言われているよ。ひょっとすると「幻聴」は神からのお告げだったのかも知れないね。

2022年7月11日

(おまけ) 何かに熱中している人のことを「マニア」というけど、元々は古代ギリシャ語で「狂気」を意味する言葉なんだよ。そして、マニアの語源「マニケー」は預言者(信託を聞く人)なんだって。だから、原始社会では狂気と予言者(シャーマン・巫女)が密接なつながりがあったと考えれていたんだ。


(4)西洋における精神医学の歴史はルネサンス以降に始まったそうだよ。中世の”神中心の文化"から、ルネサンスの"人間中心の文化"へ転換されことが大きな原因だって。

2022年7月12日

(おまけ) 実は精神医学に限らず、西洋の医学は紀元後2世紀ごろから1000年以上に渡って停滞したよ。これはローマ教皇の侍医であったガレノスの医学が当時のキリスト教の考えと適合し過ぎたため、”ガレノスの医学を否定することはキリスト教を否定すること”と見做されたんだ。そのせいで新しい医学が発展しなかったんだよね。


(5)中世ヨーロッパにおいて盛んだった”魔女狩り"の対象者に、精神疾患を抱える人もたくさん含まれてたそうだよ。偏見が生んだ悲しい歴史だよね…。朝から暗い話をしてごめんね😣

2022年7月13日

(おまけ) 魔女狩りは15世紀頃から盛んになり17世紀まで続いたよ。しかし、現代でもサウジアラビアやパプワニューギニアなどの国で魔女狩りが行われているんだ…。恐ろしい話だよね!

【メタル君の考察】

精神医学の歴史のごく一部を紹介したよ!

精神医学の歴史は浅いけど、それは「狂気」を「病気」とみなすまでに時間がかかったということなんだよね!

読者の皆様で、「精神医学」について僕に調べて欲しいことがあったら鹿冶さんに頼んでみて!

(できなかったら、それは鹿冶さんの勉強不足のせいだね)


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