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やらない後悔やる後悔。後悔を恐れて身動き取れない

 やらないよりもやる方がマシである。実際のところ、やらない後悔よりもやった後悔の方が良いという言葉もあるように、「何も為さない」というのはリスクのあることと言える。

 なぜならば、時間は有限だからだ。

 いや、有限ならば無駄なことをやってしまうことの方が後悔しないか?そう思えるかもしれない。時間をかけて何かをしたのに無意味だったとなれば、まさに時間をドブに捨てたようなものである。後悔してもしきれない。
 しかしそうではない。時間が有限だからこそ、「何かする方がマシ」なのである。人生は限りがあり、即ちチャレンジができる回数はそう多くはない。そのタイミングも限られており、何より刻々と、世の中の状況は変わっていく。
 時間は有限なばかりではないのだ。それは流れていくもの。つまり立ち止まっていては、すぐに目の前にはなくなってしまう。あるいは形を変えてしまう。だから、すぐに行動せねばならないのだ。後悔をするかもしれないなどと考えている暇があるのなら。それが、やらない後悔よりもやる後悔だ。

 また、人はやることでやる気になる性質を持つ。それは後悔を感じにくくなるということだ。後悔というのはある程度、気分的なものであり、ともすれば目の前にある利益不利益を見えにくくしてしまう。自身がやったことに対する正しい現実をきちんと受け止め、分析するためにも、後悔などというものにとらわれすぎるのは良くない。
 そういうところからも、後悔を恐れるのではなく、とにかく動き出してしまうことが推奨される。そうすれば、後悔は後悔でなくなるかもしれない。もし失敗だったとしても、冷静にその要因を見極め、次に繋げられる。でもやらなかったら、そんな材料も手に入らない。そして時間は、どちらの場合にも結局、等しく過ぎていくのだ。どうせそうなのだったら、やった方がいい。

 気分的な「後悔」、しかも未来に起こるかどうかわからないものに注目して「やる」「やらない」を考えるのは馬鹿馬鹿しい。そんなことを考えている時間があるのなら動き出すべきだ。そうでなければ時間はすぐに過ぎて、状況は変わり、結局残るのは「時間を無駄にした」という後悔だけである。

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