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おすすめ本(2023年)

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2023年に紹介したおすすめ本をまとめています📚
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#プラトン

今回のおすすめ本 プラトン『国家(下)』

今回のおすすめ本 プラトン『国家(下)』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、プラトン『国家(下)』という本です!以下では収録されている巻ごと(全5巻)に見ていきます。

「第6巻」

 本巻では、まず哲学者は生々流転する世の中において恒常不変のあり方を保つものに触れる事ができる人であり、国の守護者に相応しいと結論づけられています。そしてこの素質を生まれてから自然と身についている人は幼少期から、あらゆる真実を求める人であるとして

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今回のおすすめ本 プラトン『国家(上)』

今回のおすすめ本 プラトン『国家(上)』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、プラトン『国家(上)』という本です!以下では収録されている巻ごと(全5巻)に見ていきます。

「第1巻」

 本巻では、まずソクラテスとケパロスによって「老い」について議論が行われます。ケパロスは老いを否定的に捉える人が多い中、肯定的に捉えています。しかし、ソクラテスはケパロスが金銭的余裕を持っているからだと指摘します。ケパロスはソクラテスの意見に肯定

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今回のおすすめ本 プラトン『メノン』

今回のおすすめ本 プラトン『メノン』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、プラトン『メノン』という本です!

 本作品の主要人物はソクラテスとメノン。作中冒頭ではメノンによって「人間の徳性は人に教えられるものか」という問いが示されます。これに対してソクラテスは、そもそも「徳とはどういうものなのか」を定義することから始めようとします。これはそれまでの作品でも登場したように、議論するためにはそのもの自体の意味をお互いが共通認識し

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今回のおすすめ本 プラトン『パイドロス』

今回のおすすめ本 プラトン『パイドロス』

みなさんこんばんは📚
今回おすすめするのは、プラトン『パイドロス』という本です!

 本作品の主要人物はソクラテスとパイドロス。作中ではパイドロスの友人であるリュシアスが「自分に恋している者よりも、自分に恋していない者に従うべき」と語ったことが示されます。これは自分に恋している者は情動に従っているため熱しすぎたり、はたまた冷めたりすることもあり、見返りを求めてくることがあるからです。「こんなに尽

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今回のおすすめ本 プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』

今回のおすすめ本 プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』

 みなさんこんばんは📚
 今回おすすめするのは、プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』という本です!以下では順に収録されている作品(2つ)の概要を書いていきます。

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