- 運営しているクリエイター
#短篇
全ての世界で銃の所持が認められれば人類は平和に暮らせるようになるのではないかと思ったがダメだこれ
銃の所持が合法となり国内での自殺者数が格段に増加したのは政府の陰謀だの隣国の侵略などと囁かれていたが何の事はなく単に「ガンカッコいいよね!」という意見が国会を席巻し与野党満場一致で銃保有の合法化が可決しただけであった。
しかしいずれにしろ銃による自殺者が日に絶える事なく続出したのは事実であり、この事象はショックガン問題などという悪ふざけ極まりない名称で呼ばれ社会現象となる。
世知辛い時代
箱を開けるのが物語であると聞いたので箱を開けない話を考えてみたんだが箱を開けない事が箱を開けるという効果を発揮してしまっており結果的に言葉通りの作品になってしまった作品のうちの一つ
部屋でくつろいでいると収納から突如異音が響いた。
時間は深夜二時。丑三である。独り身に降りかかるホラー現象などたいていろくでもないと相場が決まっている。このまま無視して眠りたいが、それもまた死亡フラグが立つ可能性大。ひとまず現場を確認せねばならぬだろうと思い立ち引き戸を開けると見慣れぬ箱が一つ。どうやら天井裏から落ちてきたようで、薄いベニヤ板が物悲しく散らかっている。まるで俺のようだ。いつもク