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SDGsの先の未来を考える。変化する重要なパートナー。当時、人生二毛作目の14歳。

黒船と言われたiPhone上陸後、ケータイの商品企画を担当していた僕は断崖絶壁に追い込まれて、越境と共創で新しい価値創造に挑戦し始めた結果、会社に加えて、企業間フューチャーセンター、こすぎの大学、川崎モラルなど複数の居場所を見つけました。そして、企業とは異なるコミュニティの持つポテンシャルに未来を感じるようになりました。

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)

2016年に施行されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)。2016年から2030年の15年間で誰一人も取り残さず、持続可能な世界を実現するための世界共通目標。

誰一人も取り残さないとはどういうことなのか?

誰かの問題は誰かの問題でなく自分の問題でもあり、自分の問題も自分だけの問題でなく誰かの問題でもある。誰かの苦しみを分かち合い、同様に誰かの幸せも分かち合う。逆も同様で、自分の苦しみや幸せも分かち合える社会。ここで大切なことは、誰か(others)でなく、私たち(We)として捉えること。

現時点での見解は、こんな感じ。

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川崎市のブランディングムービー「COLORS」

2017年、川崎市のブランディングムービー「COLORS」に出演した娘。車いすに乗った少女役を演じました。認知症や高齢者、学生やダンサーなどダイバシティ溢れる人々が支え合って、一つの道のりを一緒に歩むという話。「誰かのできない」を「誰かのできる」で補完し合うことをメッセージング。

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SDGsの重要なステークホルダー

2016年に施行されたSDGsも5年目を迎え、あっという間に1/3が過ぎました。SDGsの達成に向けた活動を加速すると共に、SDGsの先も真剣に考え始める時期が到来しています。

SDGs以前の15年間(2001年〜2015年)は、主に開発途上国の飢餓や貧困の解決を目指したMDGs(Millenium Development Goals:ミレニアム開発目標)。MDGsからSDGsに変わると同時に課題解決の重要なパートナーも国から企業に変わりました

企業は、SDGs を達成する上で、重要なパートナーである。企業は、それぞれの中核的な事業を通じて、これに貢献することができる。私たちは、すべての企業に対し、その業務が与える影響を評価し、意欲的な目標を設定し、その結果を透明な形で周知するよう要請する。
国際連合事務総長
SDG Compass「SDGsの企業行動指針」

SDGsの先の未来での重要なパートナーは?

SDGsで世界中の人々を誰一人取り残さず、安全・安心な生活を保障する社会を実現できるはず。SDGs達成後は、安全・安心な生活保障の上で、人が人間らしさを取り戻し、一人ひとりが自分らしさ(個性)を発揮できる時代を目指すことになるでしょうし、その時の重要なパートナーはコミュニティになると予測します。一人ひとり(I)が主体者になると同時に、コミュニティ同士が連動し合うことで世界中の人を私たち(We)として捉えることができる時代に。

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SDGsの先の未来を考える。変化する重要なパートナーを通じて学んだこと

学んだことというより、今も自問自答し、NEC未来創造会議や地域デザインなどの活動を通じて探求中なので現時点での見解となりますが、重要なパートナーが、国(MDGs)から企業(SDGs)に、そして、コミュニティ(After SDGs)に変化するということの意味を考え続けています。VUCAと言われる不確実な社会環境下では柔軟な対応が求められるため、一つのシステムにリソースを集中させるよりも、小さなシステムにリソースを分散させて連動させることで形態を変化させながらパフォーマンスを発揮できる状態が最適であるということ。そして、小さなシステムを連動させるためには、システム間の理解と信頼が不可欠であるということ。

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