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川崎ワカモノ未来PROJECTで体験した伝えることの大切さ。当時、人生二毛作目の13歳。

高校生がマイプロジェクトを叶えるためにメンターと共にアクションする「川崎ワカモノ未来PROJECT」。昨年(2019年)に続いて、今年もゲストメンターとして参加。昨年も、そして、今年も高校生から気づかされることが多いです。必ずしも行動することだけがアクションではなく、伝えることも大切なアクションだということを体験しました。

川崎ワカモノ未来PROJECT

川崎市市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課が認定NPO法人カタリバと連携して実施している「川崎ワカモノ未来PROJECT」

川崎市をフィールドに、自分の身の回りや地域・社会の未来づくりにチャレンジしたい、高校生を対象としたプロジェクトです。「川崎市」を共通点に出会えた仲間と共に、まちの未来を考え、行動します。
9月6日(日)開催の「Vol.01 ヒラメキLab(アイデアソン)」では川崎市の未来についてのアイデア出し。その後約3ヶ月間、実際に行動を起こし、12月6日(日)「Vol.2 ハナサクPresentation(成果発表会)」でアイデアを実行した成果を発表します。
ー認定NPO法人カタリバのホームページより

2016年度からスタートして今年で5年目。僕は昨年(2019年)からゲストメンターとして参加。

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昨年は8月にヒラメキLabでキックオフし、高校生がマイプロジェクトを宣言。その4か月後、12月のハナサクPresentationでアイデアをアクションに繋げた成果や気づきを発表。5分間のプレゼンテーションに込めた4か月間の思い。その後のQA。ゲストメンターの僕らが気づかされたり、学んだりする点が多く、僕は、只々、感想と感謝の気持ちしか伝えられませんでした。

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ハナサクPresentation後にゲストメンターで集合写真。主役の高校生同様に僕らも花咲いた感じに。

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夢は追っていいのか?「答えは一つではない」という言葉に大人が救われた。

川崎ワカモノ未来PROJECT2019で大賞を受賞した「夢は追っていいのか?」というドキュメンタリー映画。今年1月に高校生やメンターをはじめとして一般応募の方々も集めての上映会が開催されました。

高校3年生のりこさんが就職を間近に控えて「夢(映画)を選択するべきか?生活の収入を得るために仕事(建築)を選択するべきか?」に悩んでおり、大人たちにインタビューするという映画。

最初は、映画を観ているだけだったのですが、大人たちがりこさんの思いを真剣に受け止めてメッセージしている姿に感動し、その言葉を残しておきたくなってツイートし始めました。

大人たちからは「諦められる夢ならば、それは夢ではない」「追いたいならば追えばいい。追いたくないならば追わなければいい」「追わない理由がない」「追ってダメだったら納得できる」「既定路線の人生でいいの?」「諦めるのではなく、自分ができる範囲で行動すればいい」「一つの夢だけでなく、いくつかの夢を持ってもいい」「自分の責任で挑戦できる夢ならば挑戦した方がいい」「夢(演劇)と現実(仕事)の両方を大切にする。両者が互いに好影響を及ぼす」などの数々のメッセージ。

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31名の大人たちのメッセージを受けて、りこさんが自分自身にインタビュー。そこで発せられた言葉「夢を追うか?追わないか?の二択ではないことに気づいた」

この言葉で救われたのは、りこさんだけでなく、インタビューを受けた大人たち、この映画を観た大人たち全員だったはず。映画を観た後にグループワークで感想をシェアした際に「答えは一つではない。すべてが答え」という気づき。インタビューを受けた31名の大人たちも、鑑賞会に集まった大人たちも全員がそれぞれ違う生き方をしていて、それぞれの悩みを抱いている。「答えは一つではない」からこそ、これだけ多様な大人たちもいるし、高校生たちもいる。お互いがお互いを尊重し合える共生社会。川崎のブランドメッセージ「Colors, Future!いろいろって、未来。」。まさに「答えは一つではない。すべてが答え」。

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鑑賞会の最後にメンターの大学生が伝えた言葉が印象的でした。
「家庭と学校しか知らないため、考えるのは自分のことばかり。これから社会に出ていく時に他者のことも考える必要があるため、メンターに応募した。一年目は十分に高校生をサポートできなかった。二年目にりこさんをサポートして、ようやく他者に寄り添うことができた。寄り添うことができたが、結局は自分のためにやっているのでは?と思った。自分のためと他者のためが合致することを体験できたのが大きな学びだった。

そして、2020年の川崎ワカモノ未来PROJECT

昨年に続いて、今年(2020年)もゲストメンターとして参加。今年のヒラメキLabでも高校生のやりたいことが素直に語られました。

昨年の川崎ワカモノ未来PROJECTに参加し、「叶」という言葉の意味を実感しています。口で十回言うと叶う。やりたいことをメンターに伝え続けることで応援者が集まり、私のやりたいことが、私たちのやりたいことになって実現する。行動することだけがアクションでなく、夢や悩みを伝えることも大切なアクションだということを体験しました。
そんな高校生たちのマイプロジェクトをなんちゃってグラレコで可視化。少しでも伝える応援ができたのであれば、うれしいです。

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川崎ワカモノ未来PROJECTを通じて学んだこと

行動することだけがアクションでなく、夢や悩みを伝えることも大切なアクションだということ。

口に十で「叶」。10回言うと叶う。誰かに思いを伝える、約束することで「やらなくちゃ!」と思える。有言実行。自分一人で実行するだけでなく、言うことで共感者も現れる。共感してくれた仲間と一緒に共創することで夢が叶う。

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