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内定の戦略ポイント16.ハイレベルなビジネス環境で必要なグループディスカッションの能力を理解していますか

就活のグループディスカッションのテクニックは様々なSNSや本に色々書いてありますが、そもそもビジネスの現場で頻繁に行なわれているグループディスカッションとはどんなものがあるのか。その中でも、どんなミーティングとディスカッションを行なえるようになる事が、ビジネスで結果を出すことができるのかを知ることで、小手先でない本質的な理解が深まります。

今回はそんなグループディスカッションを考えてみましょう。

新商品を市場に投入するための全体ミーティングであれば、商品企画、営業、宣伝、店頭販促、カスタマーセンターなどのそれぞれの部門が集まり、新商品の特徴の説明や販売店への納品スケジュール、発売日と販売戦略、発表会やコミュニケーションの戦略内容とタイミング、店頭でのディスプレイや販促企画などを各部門が話しながら、気になる点を確認し合い、部門間で調整を行なうための全体ミーティングを行ないます。

営業チームであれば、それぞれの担当の顧客に対する売上げの目標達成状況を各自が報告しながら、部門長がそれぞれの状況を確認し、顧客に対して商品やサービスを提供するにあたっての問題点や解決策のアドバイス、その月の目標を達成するために顧客に対してどのようにアプローチしていくのかの具体的な戦略を議論するための営業会議を行ないます。

宣伝チームの内部では、商品発売前の新商品の発表会とPR記事による事前の商品露出プラン、商品発売時のテレビCMや駅貼りポスター、デジタル広告などのメディアプラン、商戦期の購入キャンペーンと店頭販促や商品体験プロモーションなどの販促プランなど、新商品発売に向けての具体的なマーケティングコミュニケーション戦略を深掘りし、連動性をはかるためのチームミーティングなどを行ないます

同じミーティングでも、それぞれの企業でそのスタイルや求められる結果も様々です。

大きな古い体質の企業では、ミーティングの前にキーマンに対するネゴーシエーションが行なわれ、そのネゴーシエーションのための不毛なミーティングと資料の変更が繰り返され、実際のミーティングは形式的な発表の場で、そこで議論される事はほとんどないような企業もあれば、

スピードが速く変化の激しい業界の成長企業のように、一人ひとりが沢山の仕事をさばきながら、結果を出していかなければポジションを維持できないようなハイレベルなビジネス環境では、招集されたメンバーが具体的な案と予算と達成しなければならない目標の数字を持ち寄り、その企画を行なうことで売上げに貢献できるかどうかを限られた時間でその場で議論し、改善点を上げ、その場で結論を出す企業もあります。

優秀な人達のミーティングでは、何をやるかでブレる事はありません。それぞれのメンバーが優秀であればある程、それぞれが経験し結果を出すことで習得してきた戦略のレベルやビジネスの規模は高いレベルで同じため、あるマーケットでシェアを獲得するための戦略という課題に対しては、誰が考えても同じような戦略の結論になるからです。

でも、ここからが勝負です。

それは、マーケットで戦うことになる競合も、トップレベルであればある程、同じような戦略の考え方になるということです。そこで勝敗を分けるポイントは2つあります。

1つ目は、戦略立案のためにどれだけ正確にターゲットを捉え、複合的に様々な戦術を組合わせ、連動させることで最大限の相乗効果を出すことができるかという深さです。その深さによって、同じマーケットで同じターゲットに対して同じ戦略を同じ予算で行なったとしても(実際のマーケットではもっと置かれる状況は複雑でそんなことはありえないのですが、分かりやすく説明すると)、大きく結果は異なってきます。

2つ目は、それをどれだけ早く実行できるかというスピードです。深くても遅ければ、市場環境や競合の環境が変わってしまうため、その戦略は機能しない可能性があります。競合より早くベストなタイミングで深く戦略を実行することで、場合によっては自分より大きな相手を倒すこともできるでしょう。

そのために、実はミーティングでのグループディスカッションの質と意思決定のスピードと一つひとつの決断が、勝ち負けを決めることに繋がってくるのです。そして、グループディスカッションの現場でも、それぞれの役割が連動し、相乗効果を発揮することで、より深く早く勝つための意思決定が可能になるのです。

そういったミーティングの積み重ねが、トップレベル同士では、同じような戦略でも、競合とのスピーディーと質の大きな差になって結果に表れます。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU

●「30Days ワークショップスタイルで就活の戦略を立案する」
皆さんが毎日1章ずつ読み進めることで、30日で一通り就活の戦略を完結できるようなワークショップスタイルになっています。

●「就活生のKATSU君のケーススタディで志望業界決定から内定までの就活をシミュレーション」
就活生のKATSU君という主人公で就活をシミュレーション。「情報を収集」し、「志望業界・企業を絞り込み」「自己分析」「ライバル分析」を行い、面接でアピールする「自分の強み」と「エピソード」を決定し、「自己PRや志望動機」をつくり、「面接」の練習をしながら、主人公が就活を勝ち抜いていく具体例をワンステップずつ理解しながら、一緒に自分の就活を考えていけるようになっています。

●「企業が求める人材価値を理解しライバルと差別化するための自分の強み・イメージ・エピソードを分析する」
企業が採用する人材に求める「基本的価値」「付加価値」とは具体的に何かを理解し、「内定を獲得する可能性の高い6つのタイプ」からライバルの強みとイメージを想定し、ライバルと面接で差別化するための「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を洗い出す方法を、主人公のケースで例を挙げながらステップごとに具体的に紹介しています。

●「自己PR・志望動機のたたき台に修正を加えながら、差別化するための強みとイメージを落とし込み面接官に共感してもらえる内容に磨き上げていく」
戦略的に決定した「自分の強み」「エピソード」「イメージ」を「自己PR・志望動」に落とし込むために、「コピーライティング」と「プレゼンテーション」の考え方に基づいて、どのように修正を加えたらライバルと差別化し面接官に共感してもらえる効果的な内容に磨いていくことができるかを、主人公のたたき台の自己PR・志望動機に修正を加えながら、具体的にブラッシュアップの方法を紹介していきます。

●「うまくいっていない時は早めにチェックポイントで見直し」
戦略立案のプロセスに沿って、ワンステップずつ就活の戦略を考えていくことで、うまく行かない時にステップをさかのぼり、重要なポイントを振り返ることで、問題点を見つけ出し、戦略を立て直すためのチェックポイントも紹介。

内定の戦略 Part1 志望企業の選定・自己分析と強みの決定編(Day1〜Day13)「Day1 デジタルとグローバルの時代に必要なブランドマーケティングな生き方とは」
「Day2 就活マーケットのチャンスとリスクを仮説で理解する」
「Day3 戦略的に志望業界・企業を絞り込み勝つ確率を高める方法」「Day4 正しい情報を自分で見極める力が全ての結果を左右する」
「Day5 志望企業が採用する人材に求める価値を理解できているか」「Day6 企業に選ばれるだけでなくキミも企業を選ぶ」
「Day7 夢=ブランドビジョンは失敗しても立ち上り進み直す力になる」
「Day8 ドラマの脚本のように自分の理想のストーリーを描く」
「Day9 採用する人材に求める基本的価値」
「Day10 採用する人材に求める付加価値」
「Day11 ライバルの強み・弱みを分析する」
「Day12 自分の強み・弱みを分析する」
「Day13 自分とライバルの強み・弱みを比較分析する」
「エピローグ 自分で未来をキリヒラク 戦略を手に入れる。」

内定の戦略 Part2 面接で与える印象の決定・自己PR・志望動機編(Day14〜Day30)
「Day14 ライバルと能力で差がつかない時に何で差別化するのか」「Day15 ブランドイメージを構成する要素はなにか」
「Day16 内定を獲得する可能性の高い人達のブランドイメージ」
「Day17 面接でライバルと差別化するためのブランドイメージを立案する」
「Day18 自己PRを書くための7つのステップ」
「Day19 自己PRをブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day20 志望動機を書くための9つのステップ」
「Day21 志望動機をブラッシュアップする5つのチェックポイント」「Day22 複数の長所を組み合わせてパワーアップさせる」
「Day23 短所の質問で長所をアピールする方法」
「Day24 柔軟に面接で対応するための面接練習の4つのステップ」「Day25 模擬面接で面接官をやると自分の改善点が見えてくる」
「Day26 ビジネスではグループディスカッション力で勝敗が決まる」「Day27 最終面接はブランドイメージで勝負」
「Day28 うまくいってない時に戦略を修正するチェックポイント」「Day29 戦うマーケットを変更することで競争を優位に変える」
「Day30 第一志望に落ちてもどうしてもやりたい仕事があるなら」
「エピローグ グローバル成長企業の働き方と求められる能力とは」

※内定の戦略Part1+Part2=「内定の戦略 完全版~就活でブランドマーケティング戦略でチャンスをつかむ方法〜」

●「自分より優れたライバルと差別化しポジションを獲得するためにブランドマーケティング戦略の考え方で内定の戦略を立案」
グローバルブランドのプロが使う「競争の激しいマーケットで、自分より強力なブランドの中で自分のポジションを獲得していくブランドマーケティング戦略の考え方」と「長年の面接官としての経験」に基づいて、「就活や転職でキャリアアップしチャンスをつかむための戦略」と、そのために「面接でライバルと差別化しながら内定を勝ち取る戦術」を理解してもらうために、皆さんが知っているブランドの仮説も例に挙げながら、就活の戦略を授業を受けているように読みながら、自分でも立てられるように興味深く解説しています。

「デジタルとグローバルの時代に必要な”自分で未来をキリヒラ戦略”を就活で身につける」
就活を勝ち抜きながら「世界トップレベルのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方」を習得し、デジタルとグローバル時代に必要な「何度でも訪れるチャンスをつかむための考え方」と「失敗しても立ち上り戦略を修正し進み直すための考え方」も身につけてもらえる内容にもなっています。

自分で未来をキリヒラク戦略を手に入れ、就活でチャンスをつかみ、努力と実力で自分でキャリアアップしながら、夢を実現していきましょう。

この本を通して学生が自分のブランドで就活マーケットで勝つためにはどうしたらいいかを真剣に考え、早い段階でトップブランドのブランドマーケティング戦略の基本的な考え方を学ぶことで、ブランドマーケティングに興味を持ち、もう一度世界で戦えるような人材が出てくることで、厳しい競争の中で戦うことができなくなってしまった国や企業や人や日本のマーケティングやジャパンブランドの復活の「きっかけ」になれば嬉しいです。

ブランドマーケティングストラテジスト
KATSU


日本人や日本のブランドがもう一度復活し、 世界のマーケットで戦えるようになるために。 そうやって経験を重ねた人達が、 能力や経験を次代に循環させることで 自己実現を追求していけるような 世の中になるために。 そのためにブランドマーケティング戦略で 貢献していきます。