2021年『学生』店長の振り返り
2021年が後1週間で終わろうとしています。
1年って365日もあるのに、もう来週で終わっちゃうんですね。
早いもんです。
皆さんにとって2021年はどんな一年だったでしょうか?
僕自身、2021年を振り返ると大きく以下の3つのトピックにまとめることが出来るなと思いました。
人生2回目の店長へ。
僕は2020年に大学4年を休学して川崎にあるロックヒルズガーデンという屋上グラピングBBQ場の店長をやらせて頂いていました。
ロックヒルズガーデンは学生で運営している飲食店なので、僕の学生任期も終わりに近づいていること、新しい店長候補も見つかったという2つの要因から僕は退任することになりました。
そして、退任して晴れて学業に専念できる訳でもなく、退任してすぐに同じ運営会社が運営している別事業の日本橋コネクトというお店の店長に就任しました。
そのお店の状態としては、色で言うと真っ白な状態。特に誰かが手を加えた訳でもなく、本当にこれから色をつけていかなきゃという段階でした。
・お問い合わせ入ったけどメニュー何出すの?
・どうやって予約管理するの?
・仕入れ先どこなの?
・売上どうやって管理するの?
・働く人いなくない?
まさにこんな状態でした。(正直に言い過ぎ?)
2店舗目のお店運営を経験してつくづく実感したのが、店舗運営は本当に泥臭いものであるということ。
仕入れ先が定まっていないので、走ってスーパーに買いに行ったりメニュー表がないから毎回手書きで書いたり、アップデートしようとしても次の予約対応を繰り返す日々。
お店のアップデートをするための課題は頭で分かっていても目の前のタスクに追われる日常になんて自分は情けないんだと落ち込んでいました。
(仕事ができる人はこの中でも結果を出しているはずなのに!)
僕が初めての店長を務めたロックヒルズガーデンは開業して7年という月日が経っており、僕が店長を務めた時にはある程度運営するための土台が整っていたんです。
決められた仕組みでのヒト・モノ・カネの管理。
たとえルールが決められていたとしても、運営を『続ける』のは物凄く大変で、その上、今回の日本橋コネクトでは運営と同時並行で『仕組みを作る』という作業が多く発生しました。
もう体と頭がついていきませんでした。
その仕組みを作る上で気づきとなったのが、ロックヒルズガーデンの経験が思っていたより生きていたということ。
1店舗の時は気付かなかったが、2店舗を運営していくにあたって、共通する問題解決方法がたくさんありました。その時に初めて、経験が価値になっているということを実感しました。
そしてこうした経験で問題を解決することを仕事と言うんだろうなと学びになりました。
どうする就職活動、学生店長の苦悩。
そして、日々店長業務をこなしていく中で迫り来る期日がありました。
それは就職活動です。
皆さんは就職活動をどう乗り越えたんでしょう?
結論から言うと僕は就職活動をしませんでした。僕なりに葛藤をした上で僕が店長を務めさせて頂いた運営会社に就職することを決めました。
僕は大学4年の時に1年間休学をしたので、僕の同期は今年社会人1年目になります。
その同期は就職活動を経験して現在社会人になっているので自身の体験から僕の店長で経験を見て
『お前ぐらいの経験しているやつ少ないから絶対に良い企業入れるよ!』
って言ってくれる同級生がとても多かったです。
その発言と同時に運営会社の社長からも
『お前が入りたいなら席を空けておくよ』
と言ってくれました。
しかし、その発言を受けたことでこのままこの環境に残ることは妥協なんじゃないかというという自分に変なプレッシャーがかかってしまいました。
そんな時にとあるきっかけから宮城県の女川町という地へ足を運ぶ機会がありました。
女川町って皆さん知っていますか?
女川町は東日本大震災で一番被害を受けた町と言われています。僕は人生で初めて被災地へ就職活動に頭を悩ませているタイミングの時に行きました。
震災当時が小学6年生だったので、震災が起きて10年経って初めて。
女川駅について驚いたことが2つあります。
それは一番震災で津波の被害を受けたという地なのに、物凄く町が綺麗だったこと。そしてもうひとつは人の温かさです。
特に2つ目に人の温かさに僕は衝撃を受けました。
都会にいると、ましてや就職活動をしていると周りとどう優劣をつけるかばかり競い合っているように僕は思えてしまいます。
どの企業に入るか、どのくらい良い待遇があるのか。
それが女川町だと、すれ違う人がほとんど顔見知りで会話をしたり、他のお店の賄いを作って届けてあげたり、外から来た僕に町長が唐揚げをご馳走してくれたり、都会にいては味わえない人の温かさを感じることができました。
生きていく上で人と出会える数には限りがあります。
女川町の経験を経てせっかくの貴重な出会いの中で僕は『競争』ではなく、人と人とが手を取り合って『共創』していく社会を創っていきたいと思うようになりました。
実は、僕が大学を休学して店長になったきっかけも人との出会いでした。
国籍と年齢に捉われず国外の大学に進学をしているドイツ人と会話している時に価値観が一気に広がりました。
『大学4年間通ったら就職活動?』
その会話の中で、なんて自分の価値観は狭かったんだろうと衝撃を受けたと同時に自分の進路について真剣に向き合ってこなかった自分に対して腹が立ちました。
そして、この体験から人生誰と出会うかで進路の選択肢と可能性は一気に広がるなと感じ、僕もそうした環境を自身も進路で悩んでいた時期の学生に提供したいと思いそうした場の運営に興味を抱き、店長になりました。
この忘れかけていた人との出会いの影響力に女川町で改めて痛感したわけです。
それで人とのつながりを創出することを運営会社はビジネスにしていたのと、コロナ禍で人との出会いが希薄になった現代でこのビジネスは直近10年で伸びると直感で感じ、そのまま就職することを決意しました。
自分のビジョンと会社が一致した瞬間でしたが、ビジョン先行で進路を選ぶと厳しい現実が待ち受けているのも重々承知です。
社会的地位や金銭的な面で。
ちなみに両親には反対されました。
大学に休学するのも反対されました。
店長になることも反対されました。
何故か、叔母からは怒られました。
「会社に良いように使われてるんじゃないの?』って。
(急に表れてズタボロに言いやがってコノヤロウ)
『自分の価値観に従って生きる』って響きはすごくかっこいいです。
でも、いざ自分が同じ土俵に立つと周りに流されず、我が道を決断をすることがこれほどまでに勇気がいることだとは思いもしませんでした。
どうやら決断と反対はセットであるという気づきもこの時に学びました。
皆さんの進路選択の背景はどういった軸がありましたか?
僕が進路選択をする上で後押しとなった考え方が
『自分の人生だろ。』
この言葉を自問自答した結果出会えた時に全ての進路選択をする上での悩みは晴れた気がしました。
運営ではなく、開業へ。人生初の店舗立ち上げへ。
さぁ、そして今年最大の試練と言っても過言ではありませんが飲食店の立ち上げをすることになりました。
店名は『THE FLYING PENGUINS』と言います。
2022年1/17日(月)オープンです。もうすぐです。
なのでこうしてnoteを書いている間にもオープンの時間が刻一刻と迫ってきています。
コンセプトは空を飛んだペンギン(WILL〜夢や願い〜を叶えた人たち)と空を飛びたいと願うペンギン(WILLを叶えたい人たち)が出会い、偶発的な出会いを育む「まちの集い場=バー」です。
なんでペンギンなのかというとペンギンは基本群れで行動するのですが、生きるためには食料を調達しないといけません。
その食料を調達するために天敵がいるかもしれない海へ勇気を振り絞り飛び込む勇敢な1羽目ペンギンのことを『ファーストペンギン』と言います。
そのリスクを恐れずに挑戦する勇敢なベンチャー志向をもった若者をたった一羽だけではなく数多くこのお店から排出するために『THE FLYING PENGUINS』という複数系の名前になっております。
この立ち上げの準備が始まり、日常が一気に加速しました。
ロックヒルズガーデンは店長退任したと言っても引き続き現場メンバーのサポートをして、日本橋コネクトではプレイングマネージャーをして、大学では卒業論文がはじまり、そして今回の立ち上げ。
全てのプロジェクトが後手に回りました。(本当に情けない)
毎日周りに迷惑をかけないように喰らい付いていく日々。立ち上げが始まって自分の仕事の出来なささを改めて痛感しました。
逆に学生のうちに仕事の力量を痛感出来て良かったと思っています。
(まだまだ慢心せずにがむしゃらに頑張れています。)
この仕事の出来なさを痛感したおかけで、色々自分の中で模索するきっかけになりました。
・働く時間
・働く環境
・報連相の意識
・発言の解像度up
・問い意識
どれもまだまだですけど、こうして自分の課題が見つかり、対策を考えられる環境があることが本当に嬉しい限りです。
これからお店を3店舗統括することになるのですが、学生の内にこのような経験をできることがどれだけ希少なことか。
そして、この経験をどう社会に還元していくか、できるのかが自分の力量や努力次第なんだろうなと思います。
まずは無事営業開始できるように頑張らないと。
2021年は経験としてはとても濃かったけど、結果としては公私共に中途半端に終わって情けなくて、悔しい1年でした。
来年は結果をnoteで自信をもって書けるように頑張りたいなと思います。
サヨナラ僕の学生生活!
【2021年note振り返り】
【写真で振り返り2021年】
サポートはいらないです!!多分、僕より良い記事を書いたり、挑戦している人は他にもいっぱいいるので!