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『美術解剖学の学び方(仮)』:どんな人が学んでいるのか
*この記事はいつかまとめて書籍化することを想定しています。文字ベースで理解される方向けの美術解剖学の指南書で、図はあまり付ける予定がありません。有料記事ですが、文字数は1000文字程度で、小項目ごとにまとめていて、あまり多くありません。お金を払ってまで読む感じではないと思われる方は、書籍化をお待ちください。企画自体が途中で頓挫する可能性もあり、確約はできませんけれど実現に向けて記事を増やしていきた
もっとみる『美術解剖学の学び方(仮)』:短期学習と長期学習の違い
*この記事はいつかまとめて書籍化することを想定しています。文字ベースで理解される方向けの美術解剖学の指南書で、図はあまり付ける予定がありません。有料記事ですが、文字数は1000文字程度で、小項目ごとにまとめていて、あまり多くありません。お金を払ってまで読む感じではないと思われる方は、書籍化をお待ちください。企画自体が途中で頓挫する可能性もあり、確約はできませんけれど実現に向けて記事を増やしていきた
もっとみる美術解剖学の学び方:動機を作る
*この記事はいつかまとめて書籍化することを想定しています。文字ベースで理解される方向けの美術解剖学の指南書で、図はあまり付ける予定がありません。有料記事ですが、文字数は1000文字程度で、小項目ごとにまとめていて、あまり多くありません。お金を払ってまで読む感じではないと思われる方は、書籍化をお待ちください。企画自体が途中で頓挫する可能性もあり、確約はできませんけれど実現に向けて記事を増やしていきた
もっとみる『美術解剖学の学び方(仮)』 目次
美術解剖学の学び方
目次
1 目的と動機
・なんのために学ぶか
・どんな人が学ぶか
・目的と目標を作る
短期学習と長期学習の違い
・美術解剖学のゴールはどこ?
・SNSでの反応
・性格と勉強方法
・体力づくり
2 どうやって学ぶ?
・美術解剖学の本を読んでみよう
記載順序
種類
・いろいろな学び方
真似る
トレースと模写の違い
塑像
新たな美術解剖学の本を執筆する目的
現代は、世界中で様々な著者が美術解剖学の教科書を執筆しています。教科書を執筆する主な理由の一つは、それまでの情報を編纂し、更新するためです。
解剖学はすでに完成した学問と捉えられがちですが、現場では現在進行形で新しい構造やそれまで知られていた構造の間違いが見つかっています。10年、20年すると、新しい知見が積み重なってきて、それらを教科書に組み込んでアップデートしていく作業が必要になります。そこ
note記事の移転について
2021年より、これまでnoteで公開してきた美術解剖学の解説をPixiv FANBOXへ移行していきます。これまで公開してきた記事に関してはnoteでも引き続き掲載しますが、新たな記事はPixiv FANBOXの支援コースで公開していく予定です。Pixiv FANBOXの方には、これまで有料公開してきた記事も順次掲載予定ですので、ご了承ください。
オススメの美術解剖学書
オススメの美術解剖学書は何か?とよく聞かれる。その質問に回答するには、どういう表現や職業に興味があるのかを聞く必要がある。現代的な教科書は業種ごとに対象を絞って編纂されているため、その対象かがわかれば自ずとオススメの書籍が選べるようになる。ここでは、それぞれの美術解剖学書の特徴と日本で入手しやすい代表的な美術解剖学書を数点紹介する。(*ヘッダー画像は未紹介の書影も含まれます)
アーティスト向け
筋の解説1:上肢の筋群
全身の骨格筋の数はカウント方法によっては600を超え、美術解剖学の初学者にとって難解な理由の一つになっている。
美術解剖学では、個別の筋を覚えていくよりも、筋をまとまり(筋群)で捉えた方が把握しやすい。また、グループ化することで最初に覚えなければならない筋の数を大幅に減らすことができる。絵を描くように、大きな形(全体)、中程度の形(筋群)、小さな形(個々の筋)の順に覚えていく方が効率が良い。そ
4:上肢帯の骨格を描く
いわゆる腕と胴体をつなぐ部分のことを解剖学用語では上肢帯(じょうしたい)または肩帯(けんたい)という。ヒトの外形では首の下にあり、肩幅を作っている。
上肢帯の骨格には、前方に鎖骨(さこつ)と、後方に肩甲骨(けんこうこつ)がある。
鎖骨は、立位姿勢ではほぼ水平に横方向に伸びた棒状の骨で、肩幅の大部分を作っている。上面の全体が皮下に観察できる有名な骨である。
肩甲骨は、上外側に向いた頂点のある直