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自分らしい生き方の模索

 自分らしい生き方の模索。受験を控えた中学生の皆さんはもちろんのことかと思いますが、32歳である私自身もまた、その過程を続けているように考えます。これは一生続くものなのかもしれません。

 今回が継続して連載をしている「家族・家庭生活」の分野の締めくくりになる記事です。

 自分らしい生き方の模索。中学3年生のみなさんはきっと、将来の職業選択を見据えて、もしくは凄まじい勢いで変化する世の中の状況に対応していけるように、それぞれの進路を選択し、勉学に励んでいることと思います。まだ、悩んでいる最中の人もみえると思います。
 私が中学3年生の担任をさせていただいたとき、クリスマス・イブに雪が降り出しそうな寒空の下で家庭訪問をし、受験の相談をしたことがあります。心から愛情を感じるかけがえのない生徒の皆さんだったからこそ、充分に納得のできる進路選択をし、幸せな将来を描いてほしいと考えたのです。

 さて、タイトルにある「自分らしい生き方の模索」とは何でしょうか。教科書の一節から引用した言葉なのですが、私自身も先に述べた通り、その途中にいると考えるのです。そして、それは一生続くものであるとも考えるのです。

 人生にはいくつもの節目があります。受験・進学・就職・成人・結婚・出産・転職・別離・・・幸せに感じるものも、不幸せに感じるものもあります。それに、一瞬で自分や家族の状況が変わってしまうような出来事だって起こり得ます。そんなときに必要なものが、家庭科の学びにはいくつも含まれています。

 家庭科のほそ道は、家庭科の教科に関わる私自身の歩んできた道の体験談であったり、先人の教えを皆さんにお伝えする場として公開しています。

 これからも更新を続けてまいります。もし、自分らしい生き方とは何だろうと立ち止まるときが来たら、気軽に訪ねてみてください。そこに答えがあったり、全く関係のない話題から思わぬ転機が巡ってくるかもしれません。

 私ごとではありますが、明日は娘の三歳の七五三のお祝いです。楽しみで仕方がありません。

 家庭科のほそ道、今日はこの辺りで失礼いたします。